5月10日、11日の2日間、ベルサール秋葉原で開催されたバンダイの新作フィギュア展示イベント『魂の夏コレ2014』で、不思議な展示台を発見しました。
これは『タッチ&トライ』コーナーで触れる、DX超合金『YF-30 クロノス』の展示スペースなのですが、右手前になぜかタブレットが立てられています!?
タブレットには何やら設定画面のようなものが!? 商品説明でも流れるのかと思って画面に触ってみたら、視界の端に入っていたクロノスがピクっと動いたような……いや、動いてます! さっきは背中を見せてて変な展示だなぁと思ったのに、こっちを向いてる!
今度はクロノスを見ながら触ってみたら、やっぱり回転しています。
近くにいたスタッフさんに聞いてみたところ、これは『スマートステージKit』という製品で、スマホやタブレットからディスプレーケース内の回転台やLED照明などを操作できるシステムだそうです。
今回、既存の展示台に同キットを組み込む形で、初の公式採用になったとのこと。現在、iPhoneやiPad用にiOS版の開発も進めているそうです。
台に埋め込まれたLEDには点灯パターンが通常時と緊急時の2種類あり、ワンタッチで切り替えができます。さらに、フルカラーLEDのため色や明るさを自由に変更可能。
スマートステージKitが組み込まれた展示台は見る人が自由に操作できるということで、展示方法に新たな面が見えたような気がします。機構的には自動運転も可能とのことで、いつの日か展示モデルの変形なども操作できるようになったらいいですね。
また、このようなイベント向けの展示台だけでなく、小型化して市販することも考えているそうなので、もしかしたら自宅でこんなふうに飾れるときがくるかもしません。
取材する身としては、撮影のときに自由な向きにできるのがベリーナイス! 置いてあるだけだと前しか見えないし、回転台でグルグル回っているといいアングルの写真がなかなか撮れないし。照明に色がついていると製品の色がわからなくなっちゃうけど、それも防げるし、とても取材記者想いのいいシステムです(笑)
スマートステージKitの詳細なスペックはコチラです。
さてここからは、『魂の夏コレ2014』のイベントレポートです。出展されていたフィギュアも可能な限りご紹介! まずは先ほどのスマートステージKitがあったタッチ&トライブースですが、なんと朝からいきなりの30分待ち。
ここでは先ほどのDX超合金『YF-30 クロノス』のほか、METAL BUILD『レーバテイン』も触ることができました。
中央通りから真っ正面にデーンと展示されていたのは、5月17日から最終話「虹の彼方に」が劇場で上映される『機動戦士ガンダムUC』の関連商品。
episode1からはファンネルを射出するROBOT魂『クシャトリヤ』が参考出品。
ep3からは対峙するROBOT魂『ユニコーンガンダム(サイコフレーム発光仕様)』とROBOT魂『シナンジュ(Animation Edit.)』。
ep4からはROBOT魂『ガンキャノン・ディテクター』とROBOT魂『ザクI・スナイパータイプ』、ROBOT魂『バイアラン・カスタム』。
そしてep5からROBOT魂『フルアーマー・ユニコーンガンダム(ユニコーンモード)』とROBOT魂『バンシィ・ノルン(ユニコーンモード)』。いずれも発売済み。
ガンダムUCepisode7「虹の彼方に」は、5月17日(土)からイベント上映開始です。ついに完結ですなぁ。
UCブースのすぐそばには新ブランド『NX EDGESTYLE(ネクスエッジスタイル)』の展示ブースが。
こちらは全高約9センチのアクションフィギュアシリーズで、各部のエッジを強調したデザインが特徴。
第1弾は『ストライクフリーダムガンダム』。さらに『デスティニーガンダム』や『マシンカイザー』も発売決定とのことで、ガンダム以外の作品からも商品化されるそうです。詳しくは6月29日に発表になるんだとか。
ちなみに、ネクスエッジスタイルを含め、魂ネイションズの宣伝課長には、リアルガチで天然なあの人が就任しました。
常に見てる人がたくさんいたのがS.H.Figuarts仮面ライダーシリーズ。
数が多いのもありますが、写真を撮っている女性が多かったのも印象的でした。
でも、おじさん的にはそのケース内に一緒に展示されていた『キカイダー』&『ハカイダー』の方が興味があったりして。
さらに、メカ好きとしてはこちらも見逃せません。キカイダーが駆る『サイドマシン』です。参考出品となっていましたが、ぜひ発売して欲しいところ。
そして先日SNSなどでも話題になり、ひときわおじさんたちの熱い視線を浴びていたのがこちらの超合金『太陽の塔のロボ』。
ある程度の年齢の方には馴染みの深い、岡本太郎氏の代表作のひとつ、太陽の塔がなんとロボットに! これは手足が出ているロボ形態。「塔大地に立つ!!」とか思いながら撮影しました。
ロボ形態からさらに上部とお腹の顔が割れ、未来を表わす黄金の顔が前にググッと出てくる超兵器発動形態にも変形するとのこと。残念ながら、展示ではこの形態は見られませんでした。
もちろん見慣れた太陽の塔にも変形します。
そして、もうひとつおじさんたちが食いついていたのが、懐かしのロボットフィギュアが展示されていたブース。なめるように動画を撮っている人や、さまざまな角度から写真を撮っている人などで賑わっていました。
機甲戦記ドラグナーのROBOT魂『ドラグナー1カスタム』は2014年9月発売。『ドラグナー3』は参考出品。
魂SPECで発売済みの巨大メタルアーマー『ギルガザムネ』ですが、このグン・ジェム機は参考出品。
『重戦記エルガイム』からは黄金製のヘビーメタル『オージェ』が、ROBOT魂で8月に登場予定。金色ブームなのかしら。
『機動戦士ガンダム外伝 THE BLUE DESTINY』からはROBOT魂『ブルー・ディスティニー1号機』が参考出品。コレは待ち望んでいる人も多いはず!
トレーディングカードゲーム『ガンダムトライエイジ』からはROBOT魂『ガンダムトライゼータ』(参考出品)が。
また『機動戦士クロスボーン・ガンダム』の『クロスボーン・ガンダムX-1フルクロス』なども、ROBOT魂で5月に発売。
さらに30年近く前のアニメ『蒼き流星SPTレイズナー』より、完全変形の『レイズナーMk-II』が魂SPECシリーズで9月に発売予定とのこと。ちなみにこのMk-IIは設定のみの劇中未登場機で、ゲーム『スーパーロボット大戦』シリーズで初めて登場した機体。
ご存知、キャプテンハーロックからは超合金魂の『アルカディア号』が。この前面にドクロマークのモールドがある船は『銀河鉄道999』の劇場版に登場したもの。
各部が光り、サウンドが鳴るギミックも搭載。参考出品ってなってたけど、いますぐ欲しい! ドクロの旗は俺の旗!
イベントステージにはマリオやキティなどのキャラクターが登場。撮影フリーとあって、カメラを構える人でいっぱいに。さすがの人気です。
SHFiguartsシリーズから5月に発売される『マリオ』はコインやスーパーキノコつき。
さらにブロックや土管、敵キャラがセットになったプレイセットも発売される。ステージのジオラマを作りたくなるなぁ。
ほかにもSHFiguartsには、キン肉マン、ウルトラマン、バットマンなど、発売決定のものから参考出品のものまでバラエティーに富んだラインアップ。
これまでに発売されたフィギュアやロボを年代別に整理した展示も人気でした。
そのほかには、会場でのアンケートに答えるとマリオの1upキノコがもらえたり。
地下では販売終了になったアイテムの抽選販売をやっていたり。
会場には50を超える新商品を含め、400以上のアイテムが展示されていたとのこと。ひとつひとつをじっくり見ているとあっという間に時間が経っていました。欲しい物もありすぎてヤバいというか、これから夏・秋にかけて財布の紐が緩んでしまいそうな予感です。
最後にもう一度、あのメカを下から目線で撮って帰宅の途へ。充実の半日でありました。
●魂の夏コレ2014(外部リンク)
●スマートステージKit(外部リンク)
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