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21:9比率の超横長液晶モニターはMacで使えるか検証してみた|Mac

2014年05月04日 15時15分更新

 今年は、韓国LGエレクトロニクス社の「34UM65-P」に代表される縦横 比21:9 のウルトラワイド液晶モニター市場が静かな盛り上がりを見せて いる。これをMacで使うとどうなるのか検証してみた。 

34UM65-P
LGエレクトロニクス(外部リンク) ●7万2000円前後

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スペック
液晶パネル●34インチI P S 解像度●2560×1080ドット(81.7d p i ) 視野角●上下178 °/左右178°輝度●300c d /㎡ コントラスト比●1000:1(最大5000000:1) 応答時間● 5ms(GTG) インターフェース●DVI-D×1、HDMI×2、Displa Port×1、ステレオ音声入力×1 サイズ●幅829.9×奥行き172.9×高さ468.9mm 重さ●約7.3kg(スタンド含む)

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Mini DisplayPort経由なら古い機種でも一発認識

 本製品は、34 インチで解像度は2560×1080ドット、アスペクト比は21:9という超横長の液晶モニターだ。 Thunderbolt(Mini DisplayPort)を搭載したMacなら、'07年発売のMac miniでも「システム環境設定」の「ディスプレイ」パネルに「2560×1080ドット」の選択肢が現れる。

 左右約80センチの領域にDockがズラリと並ぶさまは実に壮観。「Adobe Photoshop」で写真を左右に並べて比較しつつ編集したり、iMovieで長いタイムラインを一望したりできるので実用性は高い。緻密さではRetinaディスプレイに負けるものの、画面の迫力や見やすさはMac標準の液晶に大きく勝る。21:9の液晶の威力は絶大だ。 

Launchpadのアイコン表示数は同じ
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Dockは液晶の端から端まで使いきれる一方で、Launchpadで表示されるアイコンの数は普通のモニターと同じ縦5×横7の合計35個。21:9液晶でもアイコン配置は変わらない

 本体を縦に回転する機能はないものの、100×100mmのVESAマウントに対応しているため別途アームなどを取り付ければ縦でも利用可能だ。縦表示にして2ちゃんねるを表示してみたら、長いスレッド一覧が一画面で閲覧できた。

水平方向の情報量が圧倒的
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Google MapsやExcelのシートなど、情報量が命のアプリではより広範囲を見渡せる。東西に長いルート検索でも一発で見られるのは快適だ。上下に短いので首が疲れにくいのもいい
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 なお、DVIやHDMI経由でも接続できるが、Macの世代によっては解像度がフルに発揮されないことがある点に注意したい。DVIはデュアルリンク必須、HDMIはHaswell世代以降のCPUが必須と、端子の外見だけで使えるかどうかを判別するのは難しい。Macで使うならThunderbolt/Mini DisplayPort接続がベストだ。

機能をフルに使えないこともある
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2013年以前に発売されたMacをHDMI経由で接続すると、1920×1080ドットの拡大表示が限界だった
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また、2系統の画面を2分割表示する「PbPモード」では画面が縦に圧縮されてしまう

 本検証は、MacPeople6月号(4月28日発売)のNewsNAVIページに掲載中! 同コーナーではそのほかに、iPad版「Lightroom mobile」、WWDC 14予想、アンケート解析ツール「SurveyMonkey」、USB Type-Cコネクター、アップル純正キーボードにマッチする Bluetoothテンキーパッド、世界最速のインクジェット複合機などを紹介しています。

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