夜10時にKADOKAWAの会議室に呼び出されたミズグチさん。カオスの取材としてはかなり遅いスタートです。
会議室の扉を開けたミズグチさんの目に飛び込んできたのは“星のマーク”の巨大なダンボール!
そして、興奮気味に今回の取材内容を喋り出すアカザーさん。
って、いきなり「タミヤRCカーグランプリのメディア対抗レースに出る!」と言われてもピンと来ないんですが……。
そう、カオスでは10数年前ですが、タミヤが主催するメディア対抗RCカーレースに出たことがあるんです。(『カオスだもんね!』単行本5巻参照)。
当時はシャクライも出場しましたが、素人丸出しで散々の結果だったんですよねぇ。でも今となってはいい思い出……、じゃない男がここに一匹!
どうやらアカザーさんは、あのレースのリベンジをずっと狙っていたみたいです。
そして、ミズグチさんに相談もせず独断でレースにエントリー。その結果として、会議室の机の上にタミヤマークの段ボールが置かれているというワケらしいです。
さっそく段ボールを開けるとそこには、タミヤから発売されたばかりのRCバギー『ネオ マイティフロッグ』(9720円)のキットがひとつ! なんでも、今回は各メディアに1台のみ支給されるこのネオ マイティフロッグを使ってのワンメイクレースだそうです。
ということで、ふたりの役割分担は……。
ミズグチさんもシャクライ同様、以前のレースでは散々の結果。さすがに再度レースに出る自信はないようですが、監督というポジションならギリギリOKのようです。
というワケでさっそくパッケージを開けて製作開始!!
ここでいきなりラジコンマニアであるアカザーさんのネオ マイティフロッグへの熱い想いが大噴出! 完全にミズグチさんはおいてきぼりです……。
ていうかミズグチさんはアカザーさんの話は全然聞いてなかったようです。
ミズグチさんが勝手に取り出したこの品は、プロポとサーボとバッテリーとアンプなど走行に必要な一式がセットになった『ファインスペック2.4G電動RCドライブセット』(1万4904円)です。
さすが世界のタミヤ! プロポやバッテリーまで支給とは太っ腹です。
そしてこの一式の支給は、今回のメディア対抗RCカーレースのレギュレーションの一環でもあるとのこと。
なるほど、みんな同条件でのレースとなるわけですね。ではあらためてネオ マイティフロッグの製作にとりかかりましょう。
そして監督といえどミズグチさんにも現場仕事があるそうで、任されたのはポリカーボネート製ボディーの切り出しです。
まずは切り間違えがないように、アカザーさんのアドバイスどおり油性マーカーで切り取りラインをなぞります。
ミズグチさんによる、かなり不安なボディの切り出し作業が始まりました。
その間、アカザーさんは約1時間ほどでフロントまわりを完成! アカザーさんがラジコンを作り慣れているのもありますが、キット自体もかなり作りやすく進化しているようですね。
さらにリアのギヤボックス周りの組み立てへ。って、いきなりオプションパーツなんか使っちゃって、レギュレーション的に大丈夫なんでしょうか?
なるほど、タミヤ純正品であれば使ってもOKなオプションパーツがあるみたいですね。
そして、ここからがラジコン屋ケンちゃんの真骨頂。アカザーさんがこの10年のラジコン歴で培った製作ノウハウを投入します。
この10年でラジコン豆知識がだいぶ蓄積されたようですね。そしてギヤボックスが完成!
ミズグチさんのほうもボディーの切り出しが終わったようです。
お、自信満々というコトは、会心の出来なんでしょうか? さっそく見せてもらいましょう。
ヨレヨレのカットラインに思わず涙目のアカザーさん。かなりガタガタですが、任せた以上文句を言ってはいけません。
その後、アカザーメカ二ックからボロカスに文句を言われたミズグチ監督は、背中に哀愁を漂わせ剥離剤を落とすためにボディ洗浄へ。
ボディの洗浄が済んだら塗装です。塗装にはポリカーボネート専用の缶スプレーを使用。今回アカザーさんは家から3本ほど持参してきたようです。
しかし、ペイントデザインは監督のミズグチさんに丸投げです。任されたミズグチさんは戸惑いながらもマスキングしていきます。
ひと通りマスキングを済ませた後、外に出て塗装開始。そこへ心配してやって来たアカザーさんから塗装のアドバイスが・・・・・・。
缶スプレーでの塗装のやり方をミズグチさんにレクチャーして去って行きました。
ミズグチさんもそれに従って塗装したようなのですが、マスキングを剥がすと案の定・・・・・・!?
またまた失敗。どうやらマスキングが甘く、ところどころに噴きこぼれが!
いやいや、でもこんなの失敗のうちに入らないですよ。シャクライがやったらこれよりももっと酷いことに……。
って、ミズグチさんも別に気にしてないようですね。どうやらデカールを貼ってこのミスをもみ消すようです。
ちなみにこのミズグチさんが貼っているデカールにはモデルアート誌の佐々木さんがつくってくれた、“RCカー用特製週アスロゴデカール”も含まれています。
いつもアカザーさんのムチャぶりを聞いてくださる佐々木さん、本当にありがとうございます。でもそんな佐々木さんの苦労を知らないミズグチさんは「このデカール、切り取り線が入ってないじゃん! ダメじゃん!」と失礼な発言の連発だったそうです。
そんなこんなで、いよいよアカザーさんの作業も終盤。タイヤをホイールに接着し、シャシーに取り付けて……。
そしてデカール貼りが終わった、ミズグチプロデュースによるボディと合体!
ここにネオ マイティフロッグ週アスモデルが完成しました!
製作時間は塗装も含めて約4時間。本当にお疲れ様でした。
いよいよ次回はタミヤRCカーブランプリのメディア対抗レース編です! 大人気ない男(アカザーさん)の大人の力(金)にものをいわせたダーティな走りが炸裂予定です!!
発売されたばかりのタミヤのRCバギー『ネオ マイティフロッグ』の製作レポートは週刊アスキー4/29号(4月15日発売)の『カオスだもんね!PLUS』をチェック!
●タミヤ(外部リンク)
●ネオ マイティフロッグ(外部リンク)
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