Mac App Storeレビュー

今夜は品川で火鍋とiBeacon体験、オーダーはすべてiPhoneでオッケー｜Mac

2014年03月26日 16時30分更新

中国火鍋専門店小肥羊

『中国火鍋専門店小肥羊』
バージョン：1.0
価格：無料
（バージョンと価格は記事作成時のものです）
(c) WebCrew Inc.

iOS版

Android版

　みなさん、こんにちは。MacPeople／週刊アスキー編集部の吉田でございます。さて本日、『中国火鍋専門店小肥羊』というアプリがリリースされました。このアプリ、実はiBeaconに対応しておりまして、アプリ名と同じ名称の店舗の品川店で活用できるんです。

　iBeacon（Beacon）といえば、今年の1月ごろからBuzzってるキーワードですね。iOS 7に搭載されたことで注目が集まっている、Bluetooth Low Energyを利用したテクノロジーです。Googleトレンドでもここ3カ月で急速に伸びています。

　iOSデバイスの場合、Bluetooth 4.0に対応し、iOS 7.x以上が稼働するデバイスでこのテクノロジーを利用できます。Android端末の場合は、Bluetooth 4.0に対応し、Android 4.4／Kitkatを搭載する端末で使えます。XperiaなどはグローバルモデルでKitkatへのアップデートが始まりましたが、国内モデルは現在のところ提供されていませんので、実質利用できるのはNexus 5のみです。

　さっそく、品川店（外部サイト）に取材に行ってきました。

　席に着いて、まずアプリをダウンロードします。アプリの容量は約20MBなのでLTE接続ならすぐに入手できますが、行く前にWi-Fi環境で落としておくとスムーズですね。ちなみに画面の右下（Gmailの上）にある『小肥羊牧場』（外部リンク）というアプリは、この小肥羊をモチーフにした牧場・農場経営を楽しめるゲームです。

　アプリを起動すると、最初にこの画面が現れます。iBeaconはBleutoothと位置情報を使うので両方を有効にしておく必要があります。

　すると、アプリの概要ページが現れます。このアプリで、注文や予約などを実行できることがわかります。

　次に、テーブルに設置してあるQRコードを読み込みます。これで、どのテーブルからのオーダーであるかが、厨房側にあるiPadで認識されます。

　認識後は、アプリ画面の下部にテーブル番号が表示されますね。ここまできて、「どこが、iBeaconやねん！」とツッコミを入れたくなるかもしれません。実は、もうこのタイミングでみなさんiBeaconを体験済みなんです。

　iBeaconといえば、ビーコンの範囲に入ることでiPhoneにプッシュ通知するという使い方が知られていますが、この店舗では範囲特定のためにiBeaconを使っています。

　アプリを起動→iBeaconで店舗にいることを認識→QRコードで店内の位置を認識——というステップを踏んでいるわけですね。このステップを踏まないと、アプリをダウンロードしたユーザーが遠隔地からオーダーできてしまいますからね。開発元のウェブクルーさんでは、テーブルの特定までiBeaconで済ませたかったそうですが、隣合うテーブルでは誤って識別する可能性もあるので、現在のところQRコードとの組み合わせで実現しているそうです。

　さっそく注文してみましょう。オーダー画面は階層形式になっており、大ジャンルから選んでいくインターフェースです。居酒屋などに設置してあるタッチパネル式のオーダーエントリーシステムを使ったことがあるなら、操作は簡単でしょう。

　なお、小ジャンルは「ビール」「お茶（HOT）」「ソフトドリンク」などと記載されている上部の項目部分を左右にフリックすることで切り替えられます。

　クーポン機能も搭載。画面に表示されるクーポンを削る（タップ）することで、ビール1杯無料などのサービスが受けられます。

　また、ドリンクを5杯オーダーするごとにじゃんけんゲームを楽しめます。ここで勝利すると、無料のドリンクサービスなどを受けられます。体育会系の5人組で来るのがお勧めかもしれません。ドリンクオーダー時に脱落者が出ればすぐにわかりますからね。

　スープを補充したい、店員を呼びたいという場合はトップメニューのボタンをタップするだけ。なお、店員さんは直接呼んだほうが早い可能性があります。

　おしぼりや取り皿の追加も、もちろんiPhoneから。

　会計もiPhoneから要請できます。なお、オーダーは各自のiPhoneなどで個別に操作でき、iPhoneの画面には自分が頼んだオーダーだけが表示されます。会計時は同じテーブルのオーダーが合算されるので問題ありません。

　火鍋はこんな感じ。今回、いただいたのはラム肉と国産豚バラ肉のコースです。そのほか小籠包も出てきました。ちなみに、小籠包などの点心の扱いがあるのは品川店のみだそうです。

　女子会のイメージ。私はあえて写ってませんが、このあと一緒に火鍋を囲みましたよ。中国火鍋専門店小肥羊では、品川店を皮切りに首都圏7店舗（渋谷、赤坂、新宿、池袋西口、銀座、関内、横浜）に順次このシステムを導入していくそうです。iBeaconの体験を口実にまずは品川店にゴーしましょう！

　さて、3月28日発売のMacPeople 5月号では、このiBeaconについて現時点でわかっているすべての内容を特集記事として掲載しています。iBeaconって何？というところから、具体的な活用事例、iBeaconアプリのプログラミングまで丸わかりです。そのほか、Macintosh生誕30周年記念企画の第3弾として、Mac OS UI／UX変遷史を掲載。初代Macintoshに搭載されたSystem 1.0から最新のOS X Mavericksまでを詳しく紹介しています。また、4月でサポート期限を迎えるXPをはじめ、WindowsからMacに乗り換えるためのさまざまな方法やテクニックも紹介。iOS 7.1のディープな新機能紹介もありますよ！


5月号はSystem 1.0とiOS 7.1が目印
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　また、絶賛発売中のMacPeople 4月号では、Macintosh30周年特集企画の第2弾として、Macintosh PortableやPowerBookなど歴代ノート型Macをたっぷり紹介しています。そのほか、2014年知っておきたい最新テクノロジー解説、Googleサービス使いこなし術、MacやiPhone／iOSのトラブル解決技など、じっくり楽しんでいただけること間違いなしです。


4月号はPortableと両Airが目印
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　さらに、MacPeople 3月号では、Macintosh 30周年を記念した特集記事を組んでいます。初代Macintoshのさまざな写真はもちろん、SE、SE/30、Color ClassicなどのコンパクトMac、Macintosh IIやIIci、IIsi、IIfx、LC475などのセパレート型Macの驚愕のテクノロジーをひも解いていきます。もちろん、68K MacだけでなくPowerPC搭載のiMacやPower Mac、インテルCPU搭載マシンを含む一体型、デスクトップ型すべてです。そして第2特集では、最新のMac Proを詳しく紹介。この2つの特集記事だけで80ページ以上もありますよ！