ハンディカム FDR-AX100
●ソニー(関連サイト)
●実売価格 22万円前後
Class10のSDXCカードに60Mbpsの4Kを撮る
4K撮影ができる機材は、『GoPro HERO3+ Black Edition』や『G Flex』など、低価格なものも増えているが、問題はそのクオリティー。個人向けの機材で、高ビットレートで高品位な4K動画が撮れるのは、FDR-AX100の上位機にあたる『FDR-AX1』しかなかった。FDR-AX1では、記録メディアにXQDメモリーカードを採用したが、本機ではSDXCカードを採用。フレームレートは毎秒60フレームから毎秒30フレームに低下したが、64GBのXQDメモリーカードの価格が約5万円前後するのに対し、同容量のSDXCカード(Class10)は約1万円前後と、5分の1の価格。AX100は60Mbpsの高ビットレート録画に対応し、高品位な4K動画が撮れるビデオカメラの普及機となりそうだ。
映像調整に便利なボタン類
本体の左側下部に、動画のアイリス、ゲイン/ISO、シャッタースピードを調整できるボタン類が集中。ボタン付近にはマニュアルダイヤルもあり、それらのステータスをすばやく変更できるのはうれしい。さらに、レンズ横にはフォーカスとズームを切り替えるスイッチがあり、レンズリングの効果を切り替えられる。
光量を調整できるNDフィルター
4分の1から64分の1まで、3段階で減光できるNDフィルターを内蔵。強烈な日差しが気になる日中も、シャッタースピードや絞りを変更して撮影ができる。操作ボタンは、背面のバッテリー部横にあるので、ディスプレーを見ながらの操作や、EVFをのぞきながらの操作がしやすい。
家庭用4Kビデオカメラとしては現時点で最高の画質を実現
↑4K画質で撮影した作例を一部拡大。左:FDR-AX100、右:GoPro HERO3+。
『GoPro HERO3+』は小型の割には精細感のある映像が撮れる。しかし、本機はそれを遥かに凌ぐ精細感のある描写力とクリアーな色合いを実現。ノイズも少なく、スムーズな色階調が魅力的だ。
●主なスペック
撮像素子 1型Exmor R CMOS
有効画素数 1420万画素
記録形式 XAVC S 4K(最大3840×2160ドット/30p、60Mbps)、AVCHD(最大1920×1080ドット/60p、28Mbps)、MP4(1280×720ドット/30p、3Mbps)
ズーム 光学12倍(35mm換算29-348mm)、全画素超解像度18倍(フルHD時は24倍)
ディスプレー 3.5インチタッチ液晶(92.1万ドット)
記録メディア SDXCカード(Class10以上推奨)、メモリースティックXC-HGデュオほか
サイズ/重量 81(W)×196.5(D)×83.5(H)mm/915g
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