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MacのiTunesの背景が黒くなる!? ターミナルでコマンド入力|Mac

2014年03月12日 21時00分更新

 本連載では、Macの「ターミナル」アプリにdefaultsコマンドを入力して、OS Xの隠し設定を引き出す方法をまとめています(関連記事はこちら)。

 前回、iTunesの背景を黒くするコマンドをご紹介しました。こちらですね。

defaults write com.apple.iTunes high-contrast-mode-enable -bool true

terminal_itunes2

 このコマンドラインをコピーしてターミナルにペーストし、行末で「enter」キーを押します。続いてiTunesを再起動すると、背景がブラックに変わっているはずです。初めて見た人に「新しいバージョン?」と思わせられること間違いなしです。

terminal_itunes2

 これを元に戻すには、iTunesを終了した状態で以下のdefaultsコマンドを実行します。

defaults delete com.apple.iTunes high-contrast-mode-enable

terminal_itunes2

 iTunesを起動しなおせば、背景のブラックはもとの白背景に戻っているはずです。

terminal_itunes2

 このコマンドラインは、「defaults write 〜」でiTunesの設定ファイル(拡張子が「.plist」のプロパティファイル)に書き込んだ文字列を、「defaults delete 〜」で削除しています。

 その目印となるのがiTunesの識別子「com.apple.iTunes」、削除対象が「defaults write 〜」で書き込んだ「high-contrast-mode-enable」という項目(プロパティ)になるわけです。

 「defaults write 〜」で書き込み、「defaults delete 〜」で削除するという流れはdefaultsコマンドの基本パターン。「defaults write 〜」で設定変更したことを忘れてしまうと、どうすれば元に戻せるか(どの識別子とプロパティをdefaults delete〜の対象にするか)がわからなくなってしまうため、必ず「defaults write 〜」と「defaults delete 〜」は一対で使います。

 この基本パターンは、iTunesに限った話ではありません。これを守らないと、defaultコマンドを実行したがためにMacの動作がおかしくなった、けれどもとに戻せない! となりかねないので十分注意しましょう。

 次回から、defaultsコマンドのさまざまな実用的な使い方を紹介します。「defaults write 〜」と「defaults delete 〜」を一対で紹介していきますので、ご安心を!

 ほかにも、「OS X Mavericks対応 defaultsコマンド活用術 I」では、OS Xの隠し設定を引き出すための必須コマンドを紹介しています。AmazonでKindle版が好評発売中です(外部サイト)。

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