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Astell&Kern AK240:究極を追求したハイレゾプレーヤー|デジギア一点突破

2014年03月06日 16時45分更新

Astell&Kern AK240
iriver(販売 アユート)
●実売価格 28万5000円前後

AK240

高級オーディオ級のつくり込み
価格28万円オーバーはダテじゃない

 2012年秋に登場したポータブルハイレゾプレーヤーの火付け役、Astell&Kernの『AK100』から連なる最上位モデル。最大192kHz/32bitのWAV、FLACに対応。加えてシーラス・ロジックのハイエンドDAC『CS4398』をL/R独立で搭載。リニアPCMへの変換なしで、5.6MHzのDSDファイルのネイティブ再生に対応するのは、高音質面において下位機種にはないポイントだ。

AK240
↑背面(写真)はカーボンプレートを採用。剛性と軽量化を高めながら、音に不要な共振を防ぐ構造。

 重量感ある無骨なボディーはジュラルミン削り出し。左右非対称の独特の形状だが、手に取るとグリップ感が良く、重さも185グラムとスマートフォン程度で携帯性はとくに問題なし。

AK240
↑アルミ削り出しのアナログボリュームダイヤルを搭載。表面はヘアライン加工され、0〜75まで0.5刻みの152ステップで調整できる。
AK240
↑ディスプレー上面から指をスライドすると、各種設定が呼び出せる。スマホ感覚で操作が可能。
AK240

 パワーよりも音の分解能と空間を積極的に出すナチュラル志向のサウンドチューニングが際立つ。DSD音源を再生しても音の奥行きが広く、まるで音の空間に吸い込まれるようなピュアな聞き心地で鳴り響く。

 音質は“オーディオ趣味”向けの水準で、実売価格28万円以上とやや高め。最高音質を追求する人には注目の製品だ。

●おもなSPEC
最大サンプリングレート 192kHz
最大量子化ビット数 32bit
対応ファイル形式 WAV/FLAC/MP3/WMA/OGG/APE/AAC/ALAC/AIFF/DFF/DSF
ディスプレー 3.31インチ有機EL(タッチ対応、480×800ドット)
記録メディア 内蔵メモリー(256GB)
無線通信 IEEE802.11b/g/n、Bluetooth4.0(A2DP、AVRCP)
インターフェース マイクロUSB、マイクロSDXC、イヤホン、バランス出力ほか
バッテリー 内蔵リチウムポリマー(3250mAh)
サイズ/重量 約66(W)×17.5(D)×107(H)mm/約185g

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