『Toast Burn』
バージョン:1.0.0
価格:2000円
(バージョンと価格は記事作成時のものです)
(c)Corel Inc.
みなさん、こんばんは。マックピープル元・編集長の吉田でございます。今回、紹介するアプリは『Toast Burn』。この名前を聞いてピンとくる人も多いと思います。そうです、カナダ・コレル社(旧・米ロキシオ社)の光学式メディアのライティングアプリで、古くからのMacユーザーにとってはど定番のアプリですね。
最近は、OS Xにライティング機能が備わっているので、別途アプリは必要ないと思われるかもしれません。しかし、有料アプリだけに操作性に優れているほか、光学式メデイア同士のコピーなども可能です。
起動すると、図のような画面が現れます。Macのみ、もしくはWindowsでも読み込み可能なメディアを作成できます。
Mac/Windows対応のメディアの場合、図の各ファイルの右隣にあるチェックボックスをオン/オフすることで、一方だけでアクセスできるファイルをファイルを作成することが可能です。
1枚のCD-RやDVD-Rに入りきらない場合は、必要な枚数をカウントしてくれます。
下部のメニューから、CD/DVD/Blu-rayの各メディアを選ぶと何枚のディスクが必要かがわかります。
ここで「スパン中ファイルを分割しない」のチェックが外れていると、光学式メディアの容量いっぱいにデータを書き込んでくれます。
このモードで作成したメディアには、自動的に「Roxio Restore」アプリが書き込まれており、このアプリを使って複数枚に分割されたメディアを復元できます。ただし、このアプリはOS X Lion以降には対応していないので注意。
分割されたファイルは図のように、「.spanned」という拡張子がついています。実際にこの拡張子が付くのは1つのファイルだけなので、データのバックアップに使うならこのモードはオフにしたほうが扱いやすいですね。数GBの動画ファイルをバックアップしたい場合などには有効でしょう。なお、「.spanned」の拡張子がないファイルはそのまま開けます。
「Roxio Restore」をSnow Leopard搭載マシンで起動すると、図のような画面が現れます。
まずは復元先を選びます。
あとは復元作業が自動的に始まります。「Roxio Restore」はSnow Leopardまでの対応で、「Toast Burn」自体はSnow Leopardでは動かないなど、ちょっとチグハクな対応が残念でなりません。
なお、起動直後の画面で「コピー」タブをクリックすると、光学式メディアの丸ごとコピーや、イメージファイルを光学式メディアに書き込むといった操作が可能です。OS X標準機能で光学式メディアから光学式メディアへコピーするには、元メディアをイメージファイル化したあとコピー先のメディアに保存という手間が必要ですが、Toast Burnならこれらを半自動でやってくれるうえ、データ形式をユーザーが意識することなくコピーできます。
光学式メディアにデータを手軽にバックアップしたい場合は、まだまだToastは健在といった感じですね。あとは、長年の安心感でしょうか。
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