Acerは同社の新フラッグシップスマホとなる『Liquid E3』と約1.5万円(99ユーロ)のコンパクト機『Liquid Z4』を発表しました。どちらも6月にヨーロッパ各国で発売開始、日本での展開は未定です。
Liquid E3はF値1.8の明るいレンズを搭載
Liquid E3のディスプレーは4.7インチHD(720×1280ドット)のIPS液晶、厚みは8.9ミリと持ちやすくコンパクトに仕上がっています。また、正面にもLEDフラッシュを搭載している点も新鮮です。
最大の特徴は、背面にあるF値1.8のレンズのカメラと、“Acer RAPID”と呼ばれるファンクションボタン。スリープ時は画面復帰、長押し時はカメラ起動およびシャッター、通常画面では任意のアプリ起動に利用できます。
新UIである“Liquid UI”を採用し、動きは軽やか。また、なぞる指の本数で通知領域の表示内容を変えるなど細やかな工夫が施されています。価格は約3万円(199ユーロ)。現状はAndroid4.2を搭載していますが、Android4.4(KitKat)へのアップデートは今年中に実施される予定です。
Liquid Z4はコスパ最強な4インチ機
対して、Liquid Z4はE3の一部機能やスペックを抑えて約1.5万円(99ユーロ)という低価格を実現したエントリーモデル。
E3同様、背面ボタン“Acer RAPID”を搭載し、カメラはF値2.4のオートフォーカス対応500万画素。CPUは1.3GHzのデュアルコアですが、小さなウィンドウで電卓やカメラ、タイマーなど複数のアプリを動かす“AcerFLOAT”も快適に動作。また、さすが4インチなだけあり非常に持ちやすく、上着やズボンのポケットに入れるのにピッタリでした。
また、E3にも搭載されていますが利用者のニーズにあわせた複数のホーム画面を用意。“Default(標準)”、“Basic(子ども向け)”、“Senior(お年寄り向け)”、“Keypad(ガラケーふう)”、“Classic(アイコン中心の表示)”があり、それぞれのモードを変えるには事前に設定しておいたPINを入力するため、子どもやお年寄りも安心して利用できそうです。
現地担当者に取材したところ、日本での展開は現状未定とのこと。日本では5インチ台のスマホから6インチ以上のいわゆる“ファブレット”までが主流となりつつありますが、やはりこのような“ちびスマホ”の登場もぜひ期待したいところです。
●関連サイト
acer(英文)
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