国内外の噂系サイトやニュースサイトで11月25日から11月30日までに出回った噂をまとめました。12.9インチと噂されている大型のiPadは、iPad Proとして2014年に市場に投入されるという噂が出てきました。MacBook Airと棲み分けるのか、Airを淘汰するのか気になりますね。いずれにしろ、iPad Proはノートパソコンを再発明することになるでしょう。OS XとiOSでiWorkのコードを共通化するなど、iPadのノートパソコン化をにおわせる動きは出ていますし。
不振が伝えられているiPhone5cですが、年明けにはより多くの新興国で取り扱いが始まることから、増産に転じるのではという予想もあります。一方のiPhone5sは絶好調のようで、台湾フォックスコン社などでは量産体制を強化しているそうです。国内では、ドコモ、au、ソフトバンクの3社ともiPhone5sの即日持ち帰りが可能になったことで、さらに販売台数が伸びるかもしれませんね。
ちなみに調査会社の調べでは、日本国内でのiPhone人気は海外に比べて突出しているそうです。直近のシェアではiPhoneが70%超を占めているうえ、そのうちの60%超がドコモ端末だったそうです。出遅れが懸念されていたドコモですが、やはり地力に勝るということですね。iPhoneのシェア拡大は間違いなくドコモの影響でしょう。Appleの思惑どおりなのかもしれません。
11/25 iPhoneの製造拠点は3社に分散へ
EMSOne(外部サイト)によると、2014年にiPhoneを製造するのは、台湾のフォックスコン社、ペガトロン社、ウィストロン社の3社で、製造比率はそれぞれ69/22/9%になるとのこと。シティーグループ証券のアナリストの予想です。iPhoneの製造は、5sをフォックスコン、5cをフォックスコンとペガトロンが受け持っていましたが、ウィストロン社が加わることでフォックスコンの製造比率が下がるようです。フォックスコンは既存製品の製造量が減るものの、2014年に発売される新モデルの製造に注力するみたいです。また、フォックスコンが握っていた部品製造についても一部は他社に流れるようで、組み立てを台湾のコンパル社、ウィストロン社、金属筐体をキャッチャー社、ジュテ社が分け合うとのこと。iPhone製造においてのフォックスコン依存率を下げつつ、新製品はフォックスコンに製造させる狙いはどこにあるのでしょうか。安定供給と情報漏洩の防止でしょうか。
11/25 スマホで撮影もはや常識、カメラアプリは無料が基本
MMD研究所(外部サイト)が11月14日から16日までに実施したスマートフォンのカメラアプリに関する利用実態調査の結果によると、「よく撮影する」が28.7%、「時々撮影する」が47.8%、「あまり撮影しない」が20.4%で、合計96.9%がスマホでの撮影を経験したことがあるそうです。使っているアプリは、「無料アプリ」が49.5%、「無料アプリと有料アプリの両方」が8.9%、「有料アプリ」が2.0%となっています。人気のカメラアプリは、「LINE camera」(38.8%)、「Instagram」(20.5%)、「無音カメラ」(20.5%)。写真の使い道としては、LINE(48.8%)、Facebook(41.4%)、Twitter(34.0%)です。まあ、納得の数字ですね。
11/25 フォックスコンの米国拠点はサンノゼとペンシルバニア
EMSOne(外部サイト)によると、iPhoneの製造などで知られる世界最大手のEMS(電子機器受託生産)である台湾フォックスコン社が、2014年に米国に製造拠点を設けるようです。候補地は、Apple本社に近いカリフォルニア州の北部サンノゼ、米国北東部のペンシルバニア州だそうです。実際にペンシルバニア州には、同社が4000万ドル(約40.97億円)を投資したそうです(外部サイト)。米国の製造拠点ではハイテク精密機械の製造を行うようです。
11/26 iPhone5cの売上がヤバイ、旧モデルよりも不人気
EMSOne(外部サイト)によると、2013年第4四半期(10〜12月)のiPhone5cの出荷台数が、従来予測から35%下方修正した724万台になるそうです。台湾KGI証券のアナリストの予想です。iPhone5sについては順調で、2013年第3四半期(7〜9月)から570%増の3615万台となっています。ただし、2014年第1四半期(1〜3月)は2424万台と、13年第5四半期から33%減少すると予想しています。
11/26 iPhone5cは2014年には増産に?
DigiTImes(外部サイト)によると、iPhone5cの生産は2014年第1四半期(1〜3月)に増産に転じるとのこと。新興市場で多くのキャリアがiPhone5cの取り扱いを開始するのが根拠のようです。現状の不振を考慮して思い切った価格設定を考えているのかも。
11/26 大型iPadの名称はiPad Proで2014年後半から量産か
DigiTImes(外部サイト)によると、台湾クアンタ・コンピュータ社が2014年後半に量産が始まる大型iPadの受注を獲得したとのこと。このiPadは、教育市場とビジネス市場をターゲットにしているそうで、製造量は少ないようです。かねてから噂されているウェアラブルデバイスのiWatchは、試験生産は始まっているものの量産は2014年第2四半期(4〜6月)になるそうです。iWatchについても、クアンタ社が製造を請け負うそうです。
11/26 Appleが補聴器を再発明か?
AllThingsD(外部サイト)によると、Appleはデンマークの通信・音響機器メーカーであるGNストアノード社と補聴器を共同開発しており、2014年初頭に「ReSound LiNX」という製品名で発売するとのこと。iPhoneとBluetooth 4.0で接続し、通話の音声や音楽を鮮明に聞き取れるそうです。専用アプリを使うことで、iPhoneから補聴器の設定や操作も可能になります。
11/27 Appleのサプライヤーチェーンがワーカー搾取か
EMSOne(外部サイト)によると、中国の労働問題を研究する香港の団体SACOMが、香港のビュー・クリスタ社を告発する声明を出したそうです。具体的には、同社の中国広東省恵州工場で今夏に発生した労働法に違反する事態について、労働者を搾取しているとの告発です。同社は、Appleのサプライヤーチェーンに入っており、カバーガラスやタッチパネルを納入しています。
11/27 iPhoneのカメラで後からピントが実現か?
Apple Insider(外部サイト)によると、Appleは撮影後に指定した領域の焦点を合わせられる特許を取得したとのこと。この種のカメラとしては「Lytro」が有名ですね。「Lytro」に比べて、画質や解像度を大きく向上させる独自の技術が加えられているそうです。特許は2011年に米国特許商標庁に申請済みです。iPhone5sやiPad Air、iPad mini Retinaに搭載されている、Apple A7のぶっちぎりのCPU性能を生かす技術としてもってこいの気がします。
11/27 iPad mini Retinaは11月に400万台出荷
DigiTimes(外部サイト)によると、iPad mini Retinaは11月に400万台出荷されたとのこと。供給不足が思いっきり指摘されていましたが、どうやら安定しているようですね。iPad Airについては発売前から計画的に生産できているため、供給はかなり安定しているそうです。
11/27 世界最大のキャリアがiPhoneを販売開始
新華社通信(外部サイト)によると、世界最大の携帯電話キャリアであるチャイナ・モバイルが、12月18日からiPhoneの取り扱いを開始するとのこと。4G通信サービスとiPhoneの販売が同時に開始されるようです。Appleは、チャイナ・モバイルの4G通信用にTD-LTE対応端末を準備したと言われていましたが、ようやく発売の運びとなるようですね。中国国内のiPhoneのシェアがどうなるか注目です。
11/27 次期Thunderbolt Displayは4K仕様に
MacRumors(外部サイト)によると、次期Thunderbolt Displayは台湾AUO社の4Kパネルを採用するそうです。具体的には、AUO社ガ2014年第1四半期(1~3月)に量産を開始する、27インチと32インチの4Kパネルを使うようです。ただし、AUO社の4Kパネルの解像度は3840×2160ドットで、AppleがThunderbolt Displayでサポートしようとしている4096×2160ドットと異なることから、確実ではないようです。いずれにせよ、次期Thunderbolt Displayは、4Kモニターを3台接続できるMac Proの発売よりは少し遅れるみたいですね。
11/28 中国内で製造拠点の大移動が始まる?
EMSOne(外部サイト)によると、中国有数の製造拠点である広東省東莞市で人件費をはじめとするコスト上昇が発生しており、移転を迫られる企業が増えているそうです。候補地として広東省に隣接する湖南省郴州市が注目されているようです。Appleのサプライヤーチェーンの中では、台湾デルタ社が郴州工場での操業を拡大しており、電源モジュールや放熱用ファンの生産を始めているとのこと。
11/28 ウェブ広告統計ではiOSがAndroidの2倍
Apple Insider(外部サイト)によると、ウェブ広告の統計ではiOSのシェアがAndroidを2倍超になっているそうです。モバイル広告の調査会社である英国アドフォニック社による調査です。iOSのシェアは前期比プラス3%の63%、Androidのシェアは前期比マイナス6%の32%。機種別のシェアは、Appleが63%の首位で、サムスンが20%で2位。世界的なスマホOSのシェアでは、Androidが過半数超えでiOSを圧倒していますが、アクティブユーザーはiOSのほうが多いということなんでしょう。
11/28 日本のスマホシェアはiPhoneが76%、ドコモは61%
9 to 5 Mac(外部サイト)によると、2013年10月の日本国内におけるスマートフォンシェアでiPhoneが76%を占めているそうです。市場調査会社である英国カンター社によるリポートです。また、iPhone5s/5cの販売台数の61%をドコモが占めているそうです。国内のiPhone販売台数は頭打ちかと思っていましたが、ドコモが取り扱いを開始したことでさらに伸びたみたいですね。ドコモのiPhoneは販売台数があまり伸びていない印象がありましたが、やはりというか地力がありますね。
11/29 フォックスコンはiPhone5sを日産50万台を製造中
EMSOne(外部サイト)によると、台湾フォックスコン社の中国鄭州工場では、iPhone5sを日産50万台体制で製造しているとのこと。同工場には100本の生産ラインがあり、約30万人の従業員がいるそうです。iPhone5sの製造ライン1本あたりに600人が割り当てられているそうです。さすが中国。
11/29 携帯電話の営業利益でAppleがトップ
リンゲルブレーメン(外部サイト)によると、携帯電話市場の営業利益でAppleは首位だったそうです。米国の市場調査会社SA社のリポートです。具体的には、2013年第3四半期(7〜9月)の携帯電話市場の営業利益は、1位がAppleで50.7%(60億4200万ドル)、2位が韓国サムスン電子社で47.2%(56億2700万ドル)、3位がソニーモバイルコミュニケーションズ(株)で0.3%(3800万ドル)となっています。儲かっているのは、Appleとサムスンだけですね。上位2社に比べて営業利益額は少額ながら、ソニーの復活がうれしいところです。
11/30 2014年にモバイルプロセッサーは64ビット化に
DigiTimes(外部サイト)によると、米クアルコム社、米エヌビディア社、米ブロードコム社は2014年に64ビットプロセッサーを投入する計画だそうです。早ければ、2014年1月頭に開催されるCESで披露されるとのこと。Apple A7の64ビット化に続いて各社も追従するようです。パソコン用のOSではWindowsがいまだ32ビットもサポートしていますが、スマホの世界では早々と64ビットへ完全移行しそうな勢いですね。
11/30 Appleの株価が1年ぶりに550ドルを突破して今年最高値
9 to 5 Mac(外部サイト)によると、Appleの株価が550ドルを上回り、2013年の最高値を更新したそうです。一時は380ドル台に下がっていました。iPhoneやiPadの新製品の好調が株価を押し上げたわけではなく、著名な投資家がApple株の大量保有を明らかにしたことによる信頼性のアップと、米国の株高の影響が強いみたいです。
さて、好評発売中のMac People 1月号では、iPad mini RetnaやiPad Air、Haswell搭載のMacBook Pro Retinaなど、Appleの魅力的な新製品について、あますところなく解説しています。Mac Proの技術面をディープに解説した第2特集、Mavericksの細かすぎるテクニックや新デザインなどがわかる第3特集、Nike FuelBand SEをはじめとするiPhoneで使えるライフログガジェットやApple M7対応アプリを集めた第4特集など、とにかく盛りだくさんです。
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