最近体重と血圧が気になってしょうがないジャイアン鈴木です。だって、いつまでも美味しいものを食べたいじゃないですか? でも高血圧症や糖尿病になったら、好きなものを食べることもままならなくなります。
体重・血圧が気になります! |
そこで重要なのが“自己管理”。運動や節制ももちろん大事ですが、毎朝、毎夜に体重や血圧を計測し、それを記録していくこともとても重要なのです!
などと熱弁を振るっていますが、ワタシは誰よりもメンドーくさがり屋。日々の体重や血圧を細かく計測していきたいものの、できれば“自己管理”ではなくて“他者管理”していきたい! そして可能であればデジタルの力でなんとかしたい! ……と考えました。そんなワタシにとっての福音的なアイテムが、“ヘルスケアコンティニュア”対応の体組成計や血圧計だったのです!
コンティニュア・ヘルス・アライアンスってなに? |
コンティニュア・ヘルス・アライアンスは、健康機器や医療機器のデジタル化と通信規格統一を目的に設立された団体で、海外ではインテル、IBM、グーグルなどの名だたる企業が参加を表明。参加ベンダーの数は世界中で240社を超えています。
“コンティニュア認証製品”は、このコンティニュア・ヘルス・アライアンスで接続性の試験を行ない認可を受けた製品のことで、体組成計、血圧計、PC、スマートフォンなどの対応ハードウェアや、対応ソフトウェア、対応ネットサービスなどを、それぞれ連携して利用できることの“証”なのです。
つまり“ヘルスケアコンティニュア”対応製品を導入すれば、体組成、血圧、活動量などを、実にイージーに“他者管理”することが可能になるわけですね。
と言うわけで、今回揃えたのが下記の4つの“ヘルスケアコンティニュア”対応製品です。
Bluetooth内蔵体組成計『UC-411PBT-C』 |
メーカー:エー・アンド・デイ 市場価格1万2800円 |
Bluetooth内蔵血圧計『UA-851PBT-C』 |
メーカー:エー・アンド・デイ 市場価格1万2800円 |
NFC通信機能付き活動量計『UW-201NFC』 |
メーカー:エー・アンド・デイ 市場価格3980円 |
ヘルスケアコンティニュアHDP対応小型USBアダプター『BT-Micro4-H』 |
販売:菱洋エレクトロ メーカー:プラネックス 市場価格1980円 |
ここで、なぜプラネックス製ヘルスケアコンティニュアHDP対応小型USBアダプター『BT-Micro4-H』が必要なの? ……と思った人が多いでしょう。実は“ヘルスケアコンティニュア”対応製品は、USB、NFC、そしてBluetooth経由でデータをやり取りするのですが、Bluetooth経由でデータ通信を行なう場合には“Health Device Profile(HDP)”に対応している必要があるのです。
一部“ヘルスケアコンティニュア”対応……“Health Device Profile(HDP)”プロファイル対応のBluetooth機能を搭載したPC、タブレット、スマートフォンも存在しますが、ワタシが使っているPC(Boot CampでWindows8.1が動作しているMacBook Pro)は、残念ながら“ヘルスケアコンティニュア”非対応。
と言うわけで、プラネックスはコンティニュアメンバーのサポートを受け、ヘルスケアコンティニュアHDP対応小型USBアダプター『BT-Micro4-H』を商品化しました。
さて、今回揃えた製品のセットアップ手順をご紹介しましょう。今回の製品と組み合わせて利用するウェブサービスは、NTTレゾナントが運営している“gooからだログ”を選んでみました。
(1)プラネックス製『BT-Micro4-H』をセットアップ |
(2)“gooからだログ”にユーザー登録 |
(3)“gooからだログ コンティニュアアプリ”をインストール |
(4)“gooからだログ コンティニュアアプリ”に体組成計と血圧計を登録 |
基本的な流れは上記のとおり。ユーザー登録で多少細かな入力作業が発生しますが、週アスPLUSをご覧の皆さまであれば迷う作業はございません。
体組成計に乗ってみたら…… |
※実際は直立して計測してください |
体重が自動的に記録された! |
※ナベコの体重ではありません |
スマートフォンでも確認できた! |
※ナベコの体重ではありません |
面倒な設定作業は最初の1回のみ。初回以降は、体組成計に乗ったり、血圧計で計測したときに、自動的にPCにデータが転送され、そして“gooからだログ”にデータが同期されます。もちろんPCだけでなくスマートフォンやタブレットでもいつでもデータを確認可能ですよ!
計測データは複数回まとめてアップ可能 |
計測するたびにPCを起動するのはメンドーですよね。でもご安心を。今回の体組成計、血圧計、活動量計はメモリー機能が搭載されており、複数回のデータをまとめて転送することが可能です。計測する回数にもよりますが、1週間に一度、PCを起動している状態で計測を行なえば、その際に過去の計測データもまとめてクラウドにアップされるわけです。
なおNFC通信機能付き活動量計『UW-201NFC』のセットアップは、下記のような流れになります。
(1)“からだログ bodycloud”をインストール |
(2)“gooからだログ”のIDとPWを入力 |
(3)活動量計『UW-201NFC』をタッチ |
(4)データ同期完了! |
※ナベコの活動量ではありません |
体重、体脂肪率、基礎代謝、BMIも、血圧も、そして消費カロリー、歩数も、2~3ヵ月のあいだだけ計測すればいいものではありません。それこそ1年、3年、5年という長いスパンで計測し、ダイエットや、高血圧症・糖尿病対策に役立てるものなのですから、“計測→記録”の作業はできるだけカンタンであるべきではないでしょうか!
なお、菱洋エレクトロとプラネックスは下記のような商品も予定しているそうですよ。
待ち遠しい“ヘルスケア・ゲートウェイ” |
これはCEATEC2013で展示された“ヘルスケア・ゲートウェイ”という参考出品で、“Health Device Profile(HDP)”プロファイル対応のBluetooth機能を内蔵したルーターです。本製品が実現すれば、PCレスで、しかもNFCでタッチする必要もなく、体組成計、血圧計、活動量計などのデータがどんどんクラウドに同期され、PC、タブレット、スマートフォンなどで自由に閲覧することが可能になるわけです。
ヘルスケアコンティニュア対応『BT-Micro4-H』を一言レビュー
楽しみな分野です! |
ワタシみたいなメタボリックシンドローム認定者には切実なのはもちろんのこと、上の動画に登場しているナベコ嬢などにも、健康管理だけでなく、美容的観点からも“ヘルスケア”は重要なキーワード。まだ対応製品は少ないですが、インテル、IBM、グーグルが取り組むほど有望な市場なのですから、プラネックスをはじめ関係各社からヘルスケアコンティニュア対応製品が数多く出ることを期待しましょう!
『BT-Micro4-H』(メーカー型番 BT-Micro4-H)
メーカー名:プラネックス
市場価格:1980円
発売日:発売中
製品公式サイト
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