週刊アスキー

  • Facebookアイコン
  • Twitterアイコン
  • RSSフィード

iPhone6は曲面液晶で大型化?Apple噂まとめ(11/10〜11/16)|Mac

2013年11月17日 16時00分更新

 国内外の噂系サイトやニュースサイトで11月10日から11月16日までに出回った噂をまとめました。2014年の7〜9月あたりのリリースが見込まれているiPhone6は、ボディーデザインが大幅に刷新され、液晶サイズも大型になるようです。注目は曲面ガラスの採用。これにより、従来では実現できなかったデザインで登場するかもしれませんね。

 気になるのはiPhone5cの販売不振です。組み立て工場での減産も伝えられていますし、実際の出荷台数もiPhone全体の3割以下となっています。Appleにしてみると利益率が高いと思われるiPhone5sが売れたほうがいいと思いますが、新興国向けとされてきたiPhone5cが売れないと世界的にはOSのシェア低下につながります。

 そのほか、iPad Air、iPad mini Retinaの液晶パネルは、生産歩留まりが悪く供給不足が伝えられていますが、2013年10〜12月には韓国サムスン電子社が大量に供給を始めるそうです。これで在庫が安定するかもしれませんね。

11/10 iPhone6は曲面ガラスを採用して大型化
ブルームバーグ(外部サイト)によると、iPhone6は曲面ガラスを採用して液晶モニターは大型になるそうです。またタッチパネルが改良され、タッチする際の力の加減を検出できるとのこと。液晶のサイズは、4.7インチと5.5インチになるそうです。発売時期は2014年の7〜9月とされています。

11/11 Siriの元開発責任者がサムスンに移籍
Apple Insider(外部サイト)によると、iOSに搭載されているSiriの開発責任者だったルーク・ジュリア氏が韓国サムスン電子社に転職し、技術研究所で副所長を務めているとのこと。

11/11 iPhone5sは絶好調でサプライヤーチェーンも潤う
EMSOne(外部サイト)によると、フレキシブル基板を製造している台湾のZDT社、フレキシウム社の2013年10月の業績が絶好調とのこと。営業収益は、ZDTが約247億円(74億7900万ニュー台湾ドル)、フレキシウムが約62億円(18億700万ニュー台湾ドル)で、両社とも前月比13%台の成長です。なんと、単月の最高売上を2カ月連続で更新したそうです。iPhone5s景気のようです。

11/11 フォックスコンが米国アリゾナ州に拠点建設
EMSOne(外部サイト)によると、iPhoneの組み立てなどで知られる台湾フォックスコン社が、米国アリゾナ州に機械製造の拠点を建設するそうです。米国の西側に位置するアリゾナ州だけでなく、さらに東部にもう1拠点を建設する計画があるとのこと。Apple対策ではなく、米国のグーグル社やアマゾン社、フェイスブック社などの受注獲得を狙っているようです。

11/11 iPad Air向けパネルをサムスンから調達か?
「気になる、記になる…」(外部サイト)によると、韓国サムスン電子社がiPad Air向けの液晶パネルを2013年第4四半期(10〜12月)から供給するそうです。Korea Economic Dailyが伝えた情報です。市場調査会社である米ディスプレイ・サーチ社によると、iPad Airで使える9.7インチの液晶パネルの2013年第3四半期(7〜9月)の出荷台数は、韓国LGディスプレイ社が519万台、サムスンは260万台だったそうです。2013年第4四半期(10〜12月)は、サムスンが706万台の出荷を計画しているそうです。ほとんどがiPad向けに供給される見込みです。iPad AirとiPad mini Retinaは液晶パネル部品の供給不足で出荷台数が少ないと噂されていますので、これは朗報ですね。

11/12 iTVよりiWatchの販売が先になる見込み
9 to 5 Mac(外部サイト)によると、AppleのiTVの計画は現在あまり進んでおらず、2014年はウェアラブルデバイスに注力するとのこと。米ディスプレイ・リサーチ社のアナリストの分析です。正直、大画面の液晶を備えたプロダクトをわざわざAppleが出す必要があるかといえば、相当微妙ですよね。大きな製品は在庫管理にもコストがかかるでしょうし。個人的には、次世代のApple TVがどうなるか楽しみです。

11/12 Appleの新本社「Campus 2」の新たな画像
Wired(外部サイト)などが、Appleが2016年に入居予定の新本社「Campus 2」の3Dレンダリング画像を公開しています。これは、Appleが近隣住民に配布した画像のようです。

11/12 Apple AシリーズのプロセッサーはメイドインUSAに
MacRumors(外部サイト)によると、米グローバルファウンドリー社がニューヨーク州オールバニの工場でApple Aシリーズのプロセッサーを製造するそうです。The Times Unionによる情報です。ただし、韓国サムスン電子社も施設の建設を援助するそうなので、Appleのためだけのラインではないのかもしれません。

11/12 米国でAndroid→iPhoneのスイッチャーが増えている
BGR(外部サイト)によると、米国ではAndroid端末からiPhoneに乗り換えるユーザーが増えているそうです。市場調査会社の米CIRP社の報告です。米国で、9月にiPhoneを購入した400人を対象にした調査で、21%がAndroid端末からの乗り換えであり、前年の調査結果より5%高くなっているとのこと。

11/12 iPad mini Retinaの製造工場の売上が低下
EMSOne(外部サイト)によると、台湾ペガトロン社の営業収益(売上高)が予想を下回ったとのこと。原因は、製造を請け負っているiPad mini Retinaの出荷不調らしいです。出荷不調の原因は、Retinaディスプレイの供給不足です。ペガトロンの営業収益は、9月が3860億円(1168億ニュー台湾ドル)、10月はその22.94%減となる約3000億円(899億9500万ニュー台湾ドル)となっています。

11/12 タッチパネルの新方式に注目
EMSOne(外部サイト)によると、台湾Jタッチ社がメタルメッシュ(Metal Mesh)技術を採用したタッチパネルの発表会を開催し、5〜24型製品を披露したそうです。現在主流の薄膜式のタッチパネルには、ITO(Indium Tin Oxide:酸化インジウムスズ)フィルムが使われていますが、これはタッチスクリーンのコストの40%程度を占めるそうです。さらに最大の供給国である中国では、環境問題のためにインジウムの生産量を制限しており、さらにコストが上昇しているようです。ITOフィルムをメタルメッシュに置き換えることで、コストダウンを図れますね。

11/13 Androidのシェアが80%超え
IDC(外部サイト)によると、Androidのシェアが全世界で81%、iOSは12.9%とのこと。2013年7〜9月期の出荷台数のOS別シェアです。

  2013年7〜9月 2012年7〜9月
Android 81.0% 74.9%
iOS 12.9% 14.4%
Windows Phone 3.6% 2.0%
BlackBerry 1.7% 4.1%
その他 0.6% 4.5%

 

11/13 iWatchの液晶は有機ELで男女で液晶サイズが異なる?
「気になる、記になる…」(外部サイト)によると、iWatchには男性用と女性用が用意され、前者は1.7インチ、後者は1.3インチの有機EL液晶を備えるそうです。調査会社のディスプレイ・サーチ社のバイスプレジデントからの情報のようです。フレキシブルディスプレイかどうかはわからないようです。

11/14 指紋識別チップはCOFが主流
EMSOne(外部サイト)によると、iPhone5sの指紋認証チップは、封止と測定を台湾ASE社が、張り付けを台湾フォックスコン社が請け負っているそうです。なお、指紋認証チップの実装技術としてはチップオンフィルム(COF)が主流なりつつありますが、iPhone5sはこれとは異なるようです。

11/14 iPad Air/mini Retina用の液晶はLGが65%のシェア
EMSOne(外部サイト)によると、iPad AirとiPad mini Retinaの液晶パネルの65%は、韓国LGディスプレイ社が供給しているそうです。市場調査会社の台湾ウィストビュー社の報告です。iPad AirとiPad mini Retinaの液晶パネルについては、シャープ(株)も供給していますが、こちらは生産歩留まりが悪く計画どおりに出荷できていないという噂があります。

11/14 iPhone5cの出荷台数は全体の24%
EMSOne(外部サイト)によると、iPhone5cは販売不振が深刻で2013年第4四半期(10〜12月)の出荷台数は全体の24%にあたる1100万台にとどまるそうです。生産台数を減らすという噂もありますし、確度は高いですね。一方、iPhone5sは絶好調で全出荷台数の70%を占めるそうです。

11/15 Windows PhoneがiPhoneやAndroidのライバルに
EMSOne(外部サイト)によると、2013年第3四半期のスマホの出荷台数で、Windows Phoneがかなり伸びているとのこと。米ガートナー社の調査です。スマートフォン販売台数は2億5023万台で前年同期比45.8%増。メーカー別では韓国サムスン電子社が8035万台、シェア32.1%で首位、OS別ではAndroidが81.9%と前年同期の72.6%から伸びています。注目はWindows Phoneで、前年同期の2.3%から3.6%にシェアが伸びており、販売台数では前年同期から123%増だったそうです。
 

11/15 iPhoneを強制再起動させるURLに注意
トレンドマイクロ(株)(外部サイト)によると、ある動画のURLリンクをiPhoneで開こうとすると、iOSが強制再起動するという不具合があるそうです。データの抜き取りや消去などが発生するわけではなく、再起動すると元通り使えるようになりますが、注意しましょう。

11/15 クアンタがiWatchの受注に成功か?
EMSOne(外部サイト)によると、ノートパソコン製造大手の台湾クアンタ・コンピュータ社が、タブレット端末のの2013年通年の見通しを、2000万台から1500万台に下方修正したそうです。これは2012年からの横ばいです。市場では、2014年も横ばいが続くと危惧しているようです。一方でクアンタは、AppleからiWatchの生産を受注したことをほのめかしたそうです。

11/15 フォックスコンの多角化経営戦略
EMSOne(外部サイト)によると、iPhoneの組み立てなどで知られる台湾フォックスコン社は、通信キャリア事業だけでなく、eラーニングの事業にも進出するそうです。通信キャリア事業に約200億円、eラーニングの事業に約1億円など、新規事業に対して合計で約300億円(約90億ニュー台湾ドル)を出資するとのこと。

11/16 iPhone5cは大幅減産へ
C科技(外部サイト)によると、iPhone5cは大幅に減産されているそうです。10月に入ってから、1日の生産量を最大32万台から8万台まで縮小しているそうです。iPhone5cは複数の会社が組み立てていますが、台湾フォックスコン社では日産8000〜9000台に落とす見込みです。製造は中止されず続行されるようです。

11/16 OS X 10.9.1を開発者向けにリリース
9 to 5 Mac(外部サイト)によると、AppleはOS X Mavericks 10.9.1を同社の開発者向けサイトで公開したそうです。ビルド番号は13B27です。「メール」アプリ、グラフィックドライバー、Voce Overなどが改良されているようです。

11/16 iPad mini Retinaの液晶に品質の問題発生か?
MacRumors(外部サイト)によると、iPad mini Retinaで画面の焼き付き問題が発生しているとのこと。時間が経てば自然に消えるそうですが、これが供給量の少なさの原因なんでしょうか。

 さて、MacPeople 12月号は、OS X Mavericksだけでなんと150ページ超もの特集記事を掲載しています。MacPeople編集部が全身全霊をかけて制作した渾身の1冊です。これさえ買えば、Mavericksを乗りこなせるはずです。

(2013/11/18 20:00追記 iPhone5s/5cの誤記を修正しました)

12月号はMavericks超特大号
MacPeople12月号
Amazonで購入は表紙をクリック

【MacPeopleデジタル版をNewsstandでも配信中!】
1ヵ月の定期購読なら最新号が600円で読めます

Newsstand 電子雑誌をダウンロード

この記事をシェアしよう

週刊アスキーの最新情報を購読しよう

本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ている場合があります