PCで利用しているChromeのブックマークをiPhoneやiPadのSafariで取り込みたい。そんなときに役立つのが『iCloudブックマーク』だ。このChrome拡張機能を使えば、アップルのクラウドサービス『iCloud』経由で、PC版ChromeのブックマークをiOS端末のSafariに簡単に同期できる。
ただし、同期は拡張機能のみでは行なえない。アップルがWindows向けに配信しているiCloudの同期ソフト“iCloudコントロールパネル”(関連サイト)が必要になるので、あらかじめインストールしておこう。
■インストール
“iCloudブックマーク”はChromeウェブストアのダウンロードページ(関連サイト)で入手することもできるが、“iCloudコントロールパネル”からもインストールできる。今回はiCloudコントロールパネルから取得する方法を紹介しよう。
まずはiCloudコントロールパネルを起動し、同期項目の“ブックマーク”にチェックを入れる。
“ブックマークオプション”画面が表示されたら、“Chrome”にチェックを入れて、【OK】をクリックする。元の画面で【適用】をクリックしよう。
次に確認画面が表示され、【統合】をクリックすると、以下の画面が表示されるので【ダウンロード】をクリックしよう。
自動的にChromeが起動し、ChromeウェブストアのiCloudブックマークにアクセスする。あとは、【無料】をクリックして、次画面で【追加】をクリックすればインストールされる。
■Chromeのブックマークを同期しよう
インストールが完了すると、アドレスバーの横にボタンが表示される。これをクリックするとメニューが表示されるので、【iCloudコントロールパネルを開く】をクリックしよう。
iCloudコントロールパネルが起動する。これで基本的に同期は完了しているが、うまくいかない場合は、再度【ブックマーク】にチェックを入れて、【適用】をクリックしてみよう。
■iOS端末のSafariのブックマークを開く
同期が完了したら、さっそくiOS端末のSafariを起動してみよう。ブックマークの【お気に入り】を開くと、Chromeのブックマークが同期されているはずだ。
お気に入りに登録されるので、新規タブを開いた際にはブックマークのアイコンが表示され、すばやくアクセスできる。
Chrome(ウィンドウズ)→Safari(iOS)の同期は、ウィンドウズ向けの“iCloudコントロールパネル”と、拡張機能の2つが必要になるのがやや面倒だが、手間がかかるのはインストール操作だけ。実際の同期作業は思いのほか簡単に行なえた。「PCはChrome、モバイルは標準のSafari」と利用ブラウザーを使い分けている人は一度試してみる価値はあるだろう。
●関連サイト
iCloudブックマーク
バージョン:1.0.24
利用無料
作者:Apple
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