イー・モバイルは、最新のAndroid“4.4(KitKat)”を搭載するNexus5の説明会を都内で開催した。
●Coolな端末であるNexus5
登壇者はイー・モバイルを経営するイー・アクセス社長のエリック・ガン氏。ガン氏はNexus5の名前を明かす前に、「今回提供する端末を言い表す言葉を選ぶのは非常に難しいが、あえていうなら“It's Cool!”」であると述べ、自身も非常に気に入っている端末であることを語っていた。
Nexus5のスペックをおさらいすると、ディスプレーは5インチフルHD(1080×1920ドット)解像度のIPS液晶。画面密度は445dpi。CPUは2.26GHzのSnapdragon800を搭載する。幅は69ミリとかなりスリムで、重さは130グラムと5インチ台のスマホでは最軽量(発表時、イー・モバイル調べ)。Google Playでも同じくNexus5は発売されているが、SIMフリーなことや対応周波数などを含め、完全に同一機種である。
●イー・モバイル版もPure Google
今回のNexus5が魅力的なのはスペック面だけではない。Googleの提供するサービスが快適に使えるというもメリットのひとつだ。
今こそNexusシリーズはGoogleの提供するNexus7により“安くて性能のいい端末”という印象があるが、もとはGoogleが開発するリファレンスモデルのブランド名だ。メリットとして“キャリア独自のアプリ(カスタマイズ)が含まれていない”、“OSアップデートがGoogleより直接配信される”といった特徴をもち、今回イー・モバイルから発売されるNexus5も例外ではない。
国内キャリアから発売された“Nexus”といえばドコモの『GALAXY NEXUS SC-04D』が思い出されるが、SC-04Dのアップデートはドコモの管理下で行なわれていた。今回のNexus5はイー・モバイルから発売されたものでもGoogleがアップデートを行なう。
●快適なLTE環境を格安で利用可能
また、値段面も同スペックのほかのスマホに比べ安く設定されている。実際の端末価格は一括払いの場合5万400円。店頭では3万9800円まで値下げするキャンペーンを実施する。
ドコモ、auからのMNP利用者に対して、2年間基本使用料0円にする“4G-Sスマホ割”や、同社の新型Pocket WiFi(GL09P、GL10P)の利用者向けに2年間データ通信量を980円引き(2年縛りの場合3年目以降780円引き、5回線まで適用可)する“Wi-Fiセット割”など、おトクなプランも用意している。
●KitKatの実力はいかに!?
そして、やはり最も気になる点は新OSのKitKat。発売当初は英語でのみの提供にはなるが、画面オンの状態で“OK,Google.”と話すとGoogle検索が自動で起動したり、印刷機能が内蔵されるなど大小さまざまな機能追加・改善が施されている。
・カラバリは白と黒。黒の背面はマットな加工。
・端末情報画面とイースターエッグの初期画面
・音声検索とクラウド印刷機能
・新電話アプリとカメラUI(4.3と同様)
・デフォルトで29個のアイコンが表示
なお、予約は11月2日から開始、発売は11月中旬を予定。国内でも安くLTEが使え、さらに国外でも現地の格安SIMが使える。まさにいいとこ取りの端末が出てきたといえるだろう。
●関連サイト
イー・モバイル Nexus5製品ページ
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