みなさん、こんにちは。MacPeople編集部、元編集長の吉田でございます。元編集長といいながら、どっぷりとMacPeopleの仕事に追われております。
皆さんご存じのように、いつ出るかやきもきしていたHaswell搭載のMacBook Pro Retinaが、日本時間では23日午前2時からのアップルのイベントで発表され、即日発売となりました。ようやくスッキリしましたね。私も晴れ晴れしい気持ちで、Apple Store銀座で、13インチの中位モデル、15インチの上位モデルを即買いしてきました。
早速開封して電源ボタンを押すと最新のOS XであるMavericksが起動します。青緑の波のデスクトップピクチャにすがすがしさを覚えますね。ちなみにMacPeople編集部では、Macを購入したら起動する前にバラバラに分解するのが慣例ですが、今回は時間の都合で分解は後回しになり、先にベンチマークテストを実施することになりました。
そうです。ここではそのベンチマークテストの結果を大公開しちゃいます。っとその前に、Mavericksではバッテリーメニューで電力消費の激しいアプリを特定できる機能が加わっていることをご存じでしょうか。モバイル時に少しでもバッテリーを長持ちさせたいときは覚えておいて損はないですよ。
前置きが長くなりましたが、ベンチマークテストの結果をチェックしていきましょう。まずは定番のGeekbenchです。バージョンは最新の3です。テスト結果を見ると、Ivy Bridge搭載の旧13/15インチに比べて少し性能が向上していることがわかります。13インチはクロックが下がっているにもかかわらず性能が高くなってます。Haswellのおかげですね。
次にこちらも定番のCINEBENCHで、CPU/GPU性能を測ってみます。最新バージョンはR15です。長らくR11.5でしたが、9月にアップデートしました。CPUのスコアを見ると、13インチは旧機種と同等、15インチは旧モデルを上回っています。GPUに関しては、13/15インチとも旧機種を結構引き離しました。
では、SSDの性能はどんなもんでしょうか。またまた定番の「Blackmagic Disk Speed Test」で、容量5GBのファイルを使ってシーケンシャルリード/ライトを計測しました。結果は、新13/15インチが旧13/15インチを気持ちいいほどぶっちぎってますね。内蔵SSDの接続方法による差が大きく出ているようです。新モデルがPCI Express直結、旧モデルがSATA接続となっています。
OS X Mavericksの起動時間も計測してみました。すると、13インチは旧モデルが新モデルより短い時間で起動完了しましたが、15インチについては新モデルが旧モデルを上回っています。
最後に最も気になるバッテリー駆動時間を計測してみました。このテストは、マシンのスリープを解除してH.264のムービーをバッテリーが切れるまでループ再生するという内容です。結果は下記の通りで、Haswell搭載の13インチは7時間2分(422分)、15インチは5時間48(348分)も持ちます。
ちなみにMavericksには、App Napや圧縮メモリー、タイマーコアレッシングなどの省電力機能が備わっていますので、実作業ではこれ以上のバッテリー駆動時間になるはずです。もう電源アダプターを持ち歩かなくてもいいかもしれませんね。
さて、10月29日に発売されるMacPeople 12月号では、ここで紹介したベンチマークテストを含め最新のMacBook Pro Retinaの魅力に迫ります。旧機種についても、Mountain LionとMavericksをインストールした際のベンチマーク比較などを実施しています。そのほか、登場したばかりのOS X Mavericksの特集を、なんと150ページ超のスペースを割いてディープに解説。MacPeople編集部が全身全霊をかけて制作した渾身の1冊ですよ!
(2013年10月24日22時45分追記:グラフの掲載位置を変更しました)
(2013年10月25日16時00分追記:CINEBENCHのCPU/GPUのグラフを修正しました)
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