ソニーモバイルが日本を含む各国で発売予定の最新端末『Xperia Z1』を実際に触って試せるイベント“Xperia Z1 Japan Premiere”が、明日9月14日から銀座のソニービルで開催される。
↑左は会場となる銀座のソニービル。正面の広告もZ1仕様に。右は発表会のコンパニオンさんの様子。
『Xperia Z1』は9月4日にベルリンのIFA2013で発表されたフラッグシップモデル。まだ日本での発売時期やキャリアは発表されていないが、今回の体験会が日本初披露となる。1/2.3型約2000万画素の“Exmor RS for mobile”(裏面照射型CMOS)センサー搭載のカメラや、ガラスとアルミフレームで構成された滑らかなボディをいち早く堪能できる。
↑会場だけでも約30台のグローバル版Xperia Z1の実機を展示。まだ未発表の日本向け製品ではないため、細部の操作性はやや異なるという。
スマホの画面を使って撮影できるレンズ型デジカメ『サイバーショット DSC-QX100』と『サイバーショット DSC-QX10』や、3D対応ヘッドマウントディスプレイ『HMZ-T3W/T3』といったソニー製品との連携も体験できる。主な体験会場は8階にあるフロアー“OPUS”だが、機器連携も試したいならソニービル1階から4階の展示コーナーも要チェックだ。
↑3色展開のカラバリを実際に見比べられる。パープルは『Xperia Z』よりも、やや華やかだ。
↑Xperia Z1にDSC-QX100を装着。実際にNFCを実際に近づけて、カメラ連携の使い勝手を体験できる。また、ソニービル1階から4階それぞれの製品コーナーでも、Xperia Z1とVAIOやBRAVIA、ヘッドマウントディスプレーなどを試せる。
また、9月14日のイベント開始に先駆けて『Xperia Z1』についての事業戦略と製品説明会が実施された。
代表取締役社長兼CEO 鈴木国正氏はXperia Z1を“One Sony”として、ソニーの持つ“画質や音質といったコア技術”、“ローカルとクラウドをシームレスに繋ぐアプリケーション”、“カンタンに機器間を連携できるエコシステム”といった、今あるソニーのすべての技術を注ぎ込んだ上で、カメラを中心にスマホを再定義したフラッグシップモデルであると語った。
↑代表取締役社長兼CEOの鈴木国正氏。“One Sony”としてソニーの持つ3つの強みをすべて注ぎ込んだという。
UX商品企画統括部長の黒住吉郎氏からは、基本的なスペック紹介に加えて、Xperia Zのコンセプトを継承しながらも大きく変化した削り出しのアルミフレームによるデザインやカラーのほか、防水対応ながらもキャップレス化したヘッドホンジャックなどの改善点の説明がなされたのち、Xperia Z1の開発に関わった各部門の担当者による説明に引き継がれた。
シニアデザイナーの日比啓太氏は、1枚の板から削り出したアルミフレームの採用により、道具としての安心感と“One Sony”の融合感を表現したかったと説明。フレーム自体も高い精度と技術力によりアンテナとしての役割を果たすほか、防水性能の実現にも寄与しているという。
↑ダブルアルマイト処理により球状の面と平面で異なる色を実現。単なる塗装と違って、どちらの色も金属の質感がある。
黒住吉郎氏は、Xperia Z1のカメラはソニーのサイバーショットのエンジニアが参加し、同社によるF値2.0の“Gレンズ”やデジタルカメラ並みの1/2.3インチ2000万画素センサーに加えて、サイバーショットの秘伝のタレともいえる“BIONZ”の画像処理エンジンを搭載したと解説。
デジタルイメージング事業本部のカメラエンジニア松下伸行氏によると、スマホの従来のカメラをライフログを撮る用途のカメラとした上で、Xperia Z1ではさらに上のコンデジと同じ画質で撮影できるカメラを目指したという。
↑Xperia Z1のカメラ機能は、ソニーのサイバーショット開発者が参加。コンデジ並みの大きさを持つ1/2.3インチセンサーや、F値2.0の明るいレンズなどソニーの強みを活かした機能になっている
ディスプレーエンジニアの八木貴郎氏は、トリルミナス品質のディスプレーを84インチと5インチで見比べながら、人間工学に基づいて何度もチューニングした。スマホでは超解像エンジンのX-Realityを高画質なソースをより綺麗に映すだけでなく、YouTubeなど画質の荒いコンテンツをいかに美しく表現するかにも手を入れるなど、単にBRAVIAの技術を移植だけではなく、新しいチャレンジで作り上げたと語った。
↑トリルミナスディスプレイとX-Realityの組み合わせは、BRAVIAからVAIO、Xperiaにカスタマイズされて引き継がれている。
●開催概要
Xperia Z1 Japan Premiere
・日時
2013年9月14日(土)~9月29日(日) 11:00~19:00
※OPUSのみ9月24日(火)は11:00~14:00
・開催場所
銀座 ソニービル 8階 コミュニケーションゾーン OPUSほか全館
東京都中央区銀座5-3-1
●関連サイト
ソニーモバイル 該当イベントページ
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