週刊アスキー

  • Facebookアイコン
  • Twitterアイコン
  • RSSフィード

ASUSのZENBOOK最新モデルは天板がゴリラガラス!:IFA 2013

2013年09月05日 15時45分更新

文● 中山智 編集●世界の山さん

 9月4日、ASUSはIFA2013会場近くのホテルで、同社のウルトラブック『ZENBOOK』シリーズ、アンドロイドタブレット&ファブレットの最新モデルの発表会を行ないました。

■ASUS ZENBOOK UX301・UX302
 Haswellを搭載する13インチウルトラブック最新モデルの『ZENBOOK UX301』と『UX302』。UX301は、ディスプレー解像度が2560×1440ドットの高解像度モデル。会場で展示されていたのはUX301だけでしたが、UX302は1920×1080のフルHD解像度モデルとのことです。
 前モデルから大きく変更されたポイントは、アルミのユニボディーから、天板にゴリラガラス3を採用したデザインとなったこと。キズに強いので、保護ケースなどに入れずに、そのままカバンの中へ入れても問題ありません。
 

20130905_asus
20130905_asus

本体カラーはサファイアブルーとムーンストーンホワイトの2色。
 

20130905_asus

天板にゴリラガラス3を採用。エイサーの『Aspire S7』や『Xperia Z1』など、背面にガラスというのがトレンドに。

20130905_asus

発表会では天板を鍵でこすって傷に強いことをアピール。

 天板のゴリラガラスに加え、10点対応のマルチアタッチディスプレーということで、ディスプレー部に厚みを感じますが、ヒンジがしっかりとしているので、キータイプやタッチ操作をしてもディスプレーがぐらつくことはありませんでした。
 

20130905_asus

UX301はグラフィックに“Iris Graphics”を採用。
 

20130905_asus

ディスプレーを完全に開くと、ヒンジの部分で本体が少し持ち上がる構造。
 

20130905_asus

本体左側面にはミニHDMIポートを搭載しています。

 OSはウィンドウズ8.1ではなく、8または8プロ。そのため日本での発売は未定ですが、欧州では9月中にリリースされる予定とのこと。価格は1399ドル(日本円で約14万円)からとなっています。

■UX301のおもなスペック
CPU Core i5-4200U
液晶ディスプレー 13.3インチ(2560×1440ドット)
ストレージ SSD 512GB RAID0
メモリー 4GB(最大8GB)
グラフィック Irisグラフィックス5100
通信機能 802.11ac、Bluetooth4.0
インターフェース USB3.0×2、マイクロHDMI、ミニDisplayPortほか
OS Windows8/8 Pro
サイズ/重量 325(W)×226(D)×15.5(H)mm/1.38kg


■UX302のおもなスペック
CPU Core i5-4200U
液晶ディスプレー 13.3インチ(1920×1080ドット)
ストレージ HDD 750GB、キャッシュ用SSD 16GB
メモリー 2GB(最大4GB)
グラフィック インテルHDグラフィックス4400
通信機能 802.11ac、Bluetooth4.0
インターフェース USB3.0×3、HDMI、ミニDisplayPortほか
OS Windows8/8 Pro
サイズ/重量 325(W)×226(D)×17.2(H)mm/1.5kg


■ASUS MeMO Pad8・MeMO Pad10
 タブレットの『MeMO Pad』シリーズの新モデルは8インチの『MeMO Pad8』と10インチの『MeMO Pad10』。液晶サイズは違いますが、解像度はどちらも1280×800ドットとなっています。

 

20130905_asus

幅約127ミリとコンパクトサイズの『MeMO Pad8』。片手でも十分持てるサイズです。
 

20130905_asus

本体カラーは、ピンクのほかホワイトとグレーの3色。『MeMO Pad10』も同じ。
 

20130905_asus

IPS液晶を採用し、178度の広視野角。斜めから見ても画質の変化が少なく見やすい。
 

20130905_asus

8インチ版の『MeMO Pad8』は、『iPad mini』と比較し、横幅の差で持ちやすさをアピール。アスペクト比が違うので当然の結果と言えば結果ですが。
 

20130905_asus

こちらは10インチの『MeMO Pad10』。522グラムと10インチクラスとしては軽量。 

 欧州での発売時期はMeMO Pad8が第4四半期、MeMO Pad10が9月下旬で、日本での展開と価格は未定とのことです。

■MeMO Pad8のおもなスペック
CPU Quad-core(1.6GHz)
液晶ディスプレー 8インチ(1280×800ドット)
ストレージ 16GB
メモリー 1GB
通信機能 802.11n、Bluetooth3.0
インターフェース マイクロUSB、SDXCカードスロットほか
バッテリー駆動時間 約9時間
OS Android4.2
サイズ/重量 212.4(W)×127.4(D)×9.95(H)mm/350g


■MeMO Pad10のおもなスペック
CPU Quad-core(1.6GHz)
液晶ディスプレー 10.1インチ(1280×800ドット)
ストレージ 8GB/16GB
メモリー 1GB
通信機能 802.11n、Bluetooth3.0
インターフェース マイクロUSB、SDXCカードスロットほか
バッテリー駆動時間 約9.5時間
OS Android4.2
サイズ/重量 256(W)×174.6(D)×10.5(H)mm/522g

■Fonepad Note6・Fonepad7
 ファブレットは6インチの『Fonepad Note 6』と7インチの『Fonepad 7』の2種類が発表されました。どちらもインテル製のCPUを採用しており、3G対応なので通話も行なえます。

 Fonepad Note 6はCPUにAtom Z2580を登載。10.3ミリ薄型なので、電話として十分持ち歩けるサイズになっている。
 ポイントはスタイラスペンが付属していて、本体にも収納可能。さらに画面左縁にスクリーンキャプチャーボタンが用意されていて、スタイラスで左から右に動かすと表示画面が保存された状態になり、文字やイラストが書き込める機能を装備しています。地図やウェブサイトなどで活用できそうですね。

20130905_asus

6インチディスプレーの『Fonepad Note6』。フルHD解像度でかなり高精細な印象です。
 

20130905_asus

スタイラスは本体底面に収納できます。
 

20130905_asus
20130905_asus

キャプチャー用のボタンをスライドさせると、編み目がかかり画面が保存されます。この状態で文字やメモが書き込めるようになっています。

 7インチモデルのFonepad7はAtom Z2560を登載し、こちらも3Gでの通信に対応。解像度は1280×800ドットで、Fonepad Note6のようなスタイラスは付属しないエントリーモデルとなっています。

 

20130905_asus

Fonepad7も3G対応のファブレットなので、通信だけでなく通話にも対応しています。
 

20130905_asus

厚さは10.3ミリ。重量は340グラムとやや重めです。

 どちらも第4四半期のリリースが予定されていますが、3G対応のファブレットということで各国のキャリアと交渉中のため、日本も含めて実際に市場に出てくるタイミングは未定。価格も未定となっています。

■Fonepad Note6のおもなスペック
CPU Atom Z2580(2GHz)
液晶ディスプレー 6インチ(1920×1080ドット)
ストレージ 16GB/32GB
メモリー 2GB
通信機能 802.11a/b/g/n、Bluetooth3.0
インターフェース マイクロUSB、SDHCカードスロット、マイクロSIMカードスロットほか
バッテリー駆動時間 約6.5時間(3G利用時)
OS Android4.2
サイズ/重量 164.8(W)×88.8(D)×10.3(H)mm/210g


■Fonepad7のおもなスペック
CPU Atom Z2560(1.6GHz)
液晶ディスプレー 7インチ(1280×800ドット)
ストレージ 8GB/16GB/32GB
メモリー 1GB
通信機能 802.11n、Bluetooth3.0
インターフェース マイクロUSB、SDHCカードスロット、マイクロSIMカードスロットほか
バッテリー駆動時間 約10時間
OS Android4.2
サイズ/重量 120(W)×196.8(D)×10.5(H)mm/340g


■Transformer Pad TF701T
 ASUSのアンドロイドタブレットのハイエンドモデルとして登場したのが『Transformer Pad TF701T』。ディスプレーは10.1インチ(2560ドット×1600ドット)と高解像度。CPUも最新のTegra 4 T40X(1.9GHz、クアッドコア)を採用。さらにTransformer Padシリーズの特徴となっているキーボートとの合体機構などはそのままで、ノートPCふうに使うことも可能です。
 

20130905_asus

キーボードと合体した状態の『Transformer Pad TF701T』。合体状態だと重量は1157グラム。
 

20130905_asus

ヒンジの部分のボタンをスライドさせると、ディスプレー部分が分離するおなじみの機能。
 

20130905_asus

Miracastに対応しているので、同じくMiracast対応のディスプレーにワイヤレスで映像が出力できます。
 

20130905_asus

背面の円形のヘアライン加工がASUSらしさを出しています。スピーカーは本体左右に登載。
 

20130905_asus

キーボードドック側に、USB3.0ポートを搭載。SDカードスロットも利用できます。

 Transformer Pad TF701Tの価格は未定ですが、9月下旬から欧州をはじめ各地でリリース予定とのこと。

■おもなスペック
CPU Tegra4
液晶ディスプレー 10.1インチ(2560×1600ドット)
ストレージ 32GB/64GB
メモリー 2GB
通信機能 802.11a/b/g/n、Bluetooth3.0
インターフェース USB3.0、マイクロHDMI、SDXCカードスロットほか
バッテリー駆動時間 タブレット:約13時間、キーボード:約4時間
OS Android4.2
サイズ/重量 263(W)×180.8(D)×8.9(H)mm/585g(タブレットのみ)

 会場の説明員は欧州担当のみだったため、日本市場への展開は訊けませんでしたが、ZENBOOKシリーズやTransformer Padシリーズ、MeMO Padシリーズは、前モデルが日本でも発売されているので、日本での発売も期待できそうです。

■関連サイト
ASUS
IFA2013

この記事をシェアしよう

週刊アスキーの最新情報を購読しよう

本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ている場合があります