イギリスのお隣でもあるアイルランド。その首都ダブリンは人口100万人とアイルランド最大の都市です。とはいえ街はコンパクトで繁華街も数えるほど。今回はこのダブリンの、とあるキャリアでスマホを買ってみました。
コンパクトな街、ダブリン |
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アイルランドはプリペイドSIMが自由に購入できますし、キャリアではスマホとプリペイドSIMとのセット品も割安で販売されています。繁華街であるヘンリー通りなどにはキャリアの店が集まっているので、半日もあればひと通り見て回ることもできます。
地元キャリアのメテオと新興のスリーが並ぶ |
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アイルランド全体の人口は460万ほど。ここに大手とMVNOを合わせ6社ものキャリアが営業しています。繁華街も数えるほどなのでキャリアのお店が隣通しに並ぶなど競争は激しそうです。
プリペイドスマホの品揃えも豊富 |
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各キャリアのお店で売っている端末はもちろんほとんどがスマホです。iPhone5やGALAXY S4などのハイエンド品のほか、低価格なエントリーモデルまで種類は豊富。またプリペイド販売品も多く、安いスマホは50ユーロくらいからあります。なお基本的にキャリア販売のスマホはすべてSIMロックがかかっています。
ボーダフォンのスーツケースも気になる |
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ダブリンの街なかでもっとも多く店を見かけるのがボーダフォン。その店頭には同社のロゴの入ったスーツケースがPOPとして置かれています。実はアイルランドのボーダフォンのプリペイドSIMはほかのヨーロッパ諸国でもデータローミングが安価に使える人気商品。このスーツケースもローミング利用を意識したものなのでしょうか? お店の人に売ってくれないか聞いてみたところ「そんなこと聞いた人初めてだよ」と笑われてしまいました……。
中古iPadや謎タブレットも発見 |
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繁華街には主にゲームソフトを売る“GameShop”というチェーン店もよく見かけました。店内に入ってみるとiPodやiPadが並べられていたのですが、パッケージは純正品とは異なります。よーく見ると“Pre-owned”……つまり中古品なわけですね。ショップが買い取り、独自に整備した商品のようです。またここでは“Scroll Elite”という見かけたことのない独自ブランドのタブレットも販売されていました。
中古スマホの集まる通りもあった! |
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人口が少ない街なので中古スマホなんて見つからないだろうなぁ、と思ったらそんなことはありませんでした。ヘンリー通りからムーア通りへ入ると新鮮な野菜や果物のマーケットが道路上に広がっているのですが、その道沿いには中古携帯屋がずらりと並びます。中国語の表記がいきなり増えるのもなんとなく納得(笑)。
マニア向けのレア品も見つかりそう |
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ひとつひとつ店を回ってみるといまでは見かけない製品が新品で売っていることも。この店で見つけたのは『ZTE Blade Fashion』。日本でもソフトバンクから同系機が003Zとして販売されましたが、こちらはケーブルTVなどにファッションショーなどの番組を供給している“Fashion TV”とのコラボ品。スペックを考えるといまから使うのは厳しいのですが、コレクターやマニアには面白い製品かも。
迷ったときはカーフォンウェアハウスへ |
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2~3時間もあればキャリアや中古屋を一回りできるでしょう。そのあとで、さて何を買おうかな、と悩んだときはイギリス系の携帯販売チェーン店、カーフォンウェアハウス(The Carphone Warehouse)へ行くのもいいでしょう。ここでは全キャリアのプリペイドSIMやスマホの取り扱いを行なっています。なお品揃えはキャリアとじゃっかん異なるので、ここに立ち寄ってから改めてキャリアのお店に行くのもいいかも。
イー・モバイルのお店に行こうじゃないか! |
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アイルランドのキャリアは半数がイギリス系ですが、地元アイルランドのメテオと同じ回線を利用するMVNOキャリアがあります。その名前は“イー・モバイル”。英語ではeMobileと表記しますが発音はどこかの国のキャリアと同じですね(笑)。
ロゴは違えどイーモバだ |
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“イー・モバイル”が売っているスマホはメーカー品。なのでキャリアロゴは入っていません。一方USBモデムにはしっかりと同社のロゴがプリントされています。これを見ると記念に買いたいと思っちゃいますねえ。プリペイド販売で29ユーロ。海外で売られるUSBモデムも安いものが増えてきました。
ソニーのエントリースマホを購入 |
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店内はほかにお客さんもいたので順番を待ちながら、ふとプリペイドスマホのコーナーを見ると100ユーロ以下の低価格モデルが結構目立ちます。せっかくダブリンに2泊3日するのだし、記念の意味もこめてアイルランドの“イー・モバイル”でスマホを買うことにしました。購入したのはソニーの『Xperia E』。
低スペックだけど短期利用なら十分 |
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価格は89.99ユーロ。これに10ユーロの料金を入れて1ヵ月1GBのデータ通信が利用可能。3.5インチQVGAディスプレーにシングルコア1GHz CPU、3メガカメラとエントリーモデルではありますが、短期間利用なら我慢して使えそうです。もちろん日本語は標準搭載。なおテザリングもOKなので、普段使っているスマホも併用して活用できました。
ダブリンは週末に立ち寄るのもよさそう |
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ほかのヨーロッパ諸国とは異なり、アイルランドはイギリス同様日曜日もお店が開いています。ヨーロッパ旅行への“行き”か“最後”が週末ならば、アイルランド経由にすれば買い物をすることもできるわけですね。プリペイドSIMやスマホも買いやすいし、1~2日もあれば観光もできてしまうダブリンは、また訪問したいと思わせてくれる都市でした。
山根康宏さんのオフィシャルサイト
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