WWDC2013で発表され、ウェブページでちょっとだけ外見を公開した新型Mac Pro。Appleもまさかあの情報だけで、こんな立体物が作られるとは想像していなかったかと思うが、MacPeopleがモデリングアプリと3Dプリンターを使って作成したのが、おなじみのこれ。
「3Dプリンターつえぇぇぇl」と感嘆の声が上がる仕上がりなんだけど、やっぱりここまで作るにはしっかりしたモデリングデータが必要。今回は「Rhinoceros5」と「Freeform」を使って作ったが、それぞれ14万5000円、450万円となかなかのお値段です。
↑「Rhinoceros5」でモデリングしている画面。
自分でもこんな感じで作りたい場合、最近注目のパーソナル3Dプリンターを使えば、サイズは違うが同じように打ち出すことも可能。代表的なこのあたりの価格帯の機種で、個人でも作れるか試しましたよ。
「Cube」(左)は16万4000円、「SCOOVO C170」(右)は18万9000円。
「Replocator 2X」(左)は32万5800円、「Blade-1」(右)は13万6500円。
Mac Proのデータは同じものを使って、出力したものがこれ。左の緑が「Cube」、右が「Replocator 2X」。フィギュア感覚で作る分には十分なレベルでしょう。実寸サイズでの制作を想定していたデータなので、そのまま縮小したらカバー部分が薄くなってしまい、それを補完するような凸凹が出ている。表面を加工して、色を吹き付ければ、ミニチュアMac Proの完成!
しかし、このレベルのモデリングするのは、そこそこ敷居が高い。もっとお手頃で、簡単に作りたい場合、Autodeskの入門用アプリを使うといい。CADのようなオーソドックスなものから、粘土をこねるように造形するもの、写真から立体モデルを作るものなど、制作方法が違うタイプが複数提供されている。たとえば、Mac用のアプリ「123D Design」で初代Macintoshを作ってみるとこんな感じ。
これを「Replocator 2X」で作ったのがこちら。比較用に本物の初代Macintoshと並べてみた。
なかなか特徴が出ているミニチュアの完成。たとえば、フロッピーディスクの部分を抜いて、貯金箱にするといった遊びもできる。
じゃあ、他の3Dプリンターやアプリでの作例はどうなるかと言うと……。まず、「123D Sculpt」を使ってiMac G3をモデリングし、「UP! Mini」で作ったのがこちら。
続いて「123D Catch」を使ってAppleII j-plusの写真から立体データを作り、「Blade-1」で打ち出したのがこちら。
そうなんだ、これはMacPeople10月号(8月29日発売)に掲載しているから、拡大できない画像になっているんだ。ちなみに、第1特集はMac雑誌だけと3Dプリンター。そもそも3Dプリンターとは? から、実際に精密なMac Proを作成する様子、また歴代Appleマシンを作ったりと、濃厚な大ボリュームでお届けしています。
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その他、もうすぐ出ると言われるHaswell搭載Macがいつ発売されてもいいように、旧MacやWindowsマシンからMacへの乗り換え時のデータ引っ越し方法。著名人もガンガン乗っ取られている、SNSアカウントを守るセキュリティー術など盛りだくさん。一冊まるごとMacとかiPhoneの情報が詰まった最新号をよろしくお願いします。
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