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3Dプリンターが9万9800円 ビックカメラの店頭デモを見てきた

2013年08月01日 22時00分更新

Cellp 3Dプリンタ
Cellp 3Dプリンタ

 8月1日、ビックカメラは赤坂見附駅店にて積層型3Dプリンター『Cellp 3Dプリンタ』の店頭デモを実施。同日限定の特別価格で14万7000円相当の同製品を10台限定で9万9800円にて販売した。なお、同様の店頭デモは8月2日にも池袋本店パソコン館2Fで行なわれる予定であり、同じく10台限定で9万9800円にて販売される。なお、製品の納期は購入後1ヵ月前後かかるとのこと。

Cellp 3Dプリンタ

 店頭デモが行なわれた『Cellp 3Dプリンタ』は、Robotma.com(ろぼとまどっとこむ)の製品。積層ピッチ0.1ミリの製品は他社製品で20万円前後するため、10万円を切る価格は破格だ。ただし、キット販売のため、購入者は組み立てが必要となる。組み立ては外装部分が中心で、ヘッドなど微妙な調整が必要な部分は組み立て済みとのこと。このため、3時間ぐらいで組み立てられる。また、組み立てに自信がないユーザー向けに、同店ではオプションとして組み立てサービス(3万5000円)も用意しているのがうれしいところ。

 造形素材となるフィラメントは、製品に少量のものが付属するが、追加でフィラメントを購入する場合には、ビックカメラで取り寄せる必要がある(納期は約1週間)。フィラメントは1キロ当たり5000円前後。

Cellp 3Dプリンタ

 また、プリントソフト『Cell Print』は日本語版が付属。

Cellp 3Dプリンタ

 店頭デモには、会社帰りのサラリーマンやOLなどがひっきりなしに詰めかけ、熱心に造形される様子を見たり、説明員に話を聞いていた。ビックカメラの広報担当によると、今後の3Dプリンターの取り扱いは今回の店頭デモの様子を見て、検討していきたいとのこと。量販店のプリンターコーナーが2Dの紙プリンターと3Dプリンターという2つのコーナーに分かれている日が来るのもそう遠くはなさそうだ。

【Cellp3Dプリンタの仕様】
積層ピッチ:最小0.1mm
プリント可能エリア:200(w)×180(D)×180(H)mm
本体サイズ:400(w)×400(D)×418(H)mm(電源ユニット、突起物除く)
対応フィラメント:PLA 1.75mm径

■関連サイト
ビックカメラ
ビックカメラ池袋本店パソコン館
Cellp 3Dプリンタ

(2013年8月2日13時14分追記)記事初出時、価格表記に誤りがございました。お詫びして訂正いたします。

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