韓国・ソウルで開催中の『2013 Samsung SSD Global Summit』にて、低価格高性能なSSD『840』シリーズの後継モデル『840 EVO』シリーズが発表されました。
進化点は、コントローラーがMDXを改良したMEXというモデルに変更され、“ARM Cortex-R4”コアを3基搭載し、クロックを300MHzから400MHzにアップしているという点。また、キャッシュメモリーは512MBから1GBになっています。そのほか、信号処理のアルゴリズムも変更になっているとのこと。スライドでは120GB/250GB/500GB/750GB/1TBを用意。
以下は120GBモデルのスペックですが、840に比べて順次書き込みが毎秒130MBから410MBと大幅に向上してることが目立ちます。
840 EVO | 840 | |
順次読み込み | 毎秒540MB | 毎秒530MB |
順次書き込み | 毎秒410MB | 毎秒130MB |
ランダム読み込み | 9万4000IOPS | 8万6000IOPS |
ランダム書き込み | 3万5000IOPS | 3万2000IOPS |
日本では、8月上旬に発売を開始するとのこと。新たな定番になりそうな製品です。
さらに、業界初という企業向けSSDの新モデル、2.5インチNVMe SSD『XS1715』も発表。PCI-E2.0接続のSSDより2倍速いPCI-E3.0と組み合わせると、従来のSATA SSDよりも10倍以上速くなるといいます。
XS1715の実機も展示。インターフェース部分が特徴的です。
会場には今話題の“M.2”規格のSSDも展示。すでに知られているように、ソニーのVAIO Proはサムスン製M.2 SSDを選択でき、PCI-E接続により高速なアクセス性能を実現しています。
840 EVOの実力は追って検証したいと思います。
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