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サムスン『SSD 840 EVO』シリーズ発表 書き込み速度が大幅に向上

2013年07月18日 10時15分更新

 韓国・ソウルで開催中の『2013 Samsung SSD Global Summit』にて、低価格高性能なSSD『840』シリーズの後継モデル『840 EVO』シリーズが発表されました。

 進化点は、コントローラーがMDXを改良したMEXというモデルに変更され、“ARM Cortex-R4”コアを3基搭載し、クロックを300MHzから400MHzにアップしているという点。また、キャッシュメモリーは512MBから1GBになっています。そのほか、信号処理のアルゴリズムも変更になっているとのこと。スライドでは120GB/250GB/500GB/750GB/1TBを用意。

2013 Samsung SSD Global Summit
2013 Samsung SSD Global Summit
2013 Samsung SSD Global Summit

 以下は120GBモデルのスペックですが、840に比べて順次書き込みが毎秒130MBから410MBと大幅に向上してることが目立ちます。

  840 EVO 840
順次読み込み 毎秒540MB 毎秒530MB
順次書き込み 毎秒410MB 毎秒130MB
ランダム読み込み 9万4000IOPS 8万6000IOPS
ランダム書き込み 3万5000IOPS 3万2000IOPS

 

 日本では、8月上旬に発売を開始するとのこと。新たな定番になりそうな製品です。

 さらに、業界初という企業向けSSDの新モデル、2.5インチNVMe SSD『XS1715』も発表。PCI-E2.0接続のSSDより2倍速いPCI-E3.0と組み合わせると、従来のSATA SSDよりも10倍以上速くなるといいます。

2013 Samsung SSD Global Summit

 XS1715の実機も展示。インターフェース部分が特徴的です。

2013 Samsung SSD Global Summit

 会場には今話題の“M.2”規格のSSDも展示。すでに知られているように、ソニーのVAIO Proはサムスン製M.2 SSDを選択でき、PCI-E接続により高速なアクセス性能を実現しています。
 
 

2013 Samsung SSD Global Summit
2013 Samsung SSD Global Summit
2013 Samsung SSD Global Summit

 840 EVOの実力は追って検証したいと思います。

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