PS4、Xbox Oneとコンソールゲーム機が話題になるなか、PCゲームユーザー注目のGeForceブランドで知られる『NVIDIA』もカンファレンスを行なっていたので早速見にいきました。
NVIDIAは、PCゲームが現在最上のゲーム体験であるとし、次世代コンソール機がローンチしても変わらないことをさまざまなデモを通じてアピールした。
たとえば、2014年の発売に向け開発が進められているCD Projektの『THE WITCHER3 WILD HUNT』は、DirectX11、毛や髪、PhysXによる物理演算、TXAAを用いたアンチエイリアスと、多くのグラフィック技術を採用。本物と見まがうほどの獣の毛並を再現するなど、高いグラフィック性能を誇示した。
続いて『Borderlands 2』のGearbox Softwareや、『Assassins Creed 4: Black Flag』や『Splinter Cell: Blacklist』といった人気タイトルの開発関係者が続々と登壇。NVIDIAとの強い協業体制をアピールするとともに、パーティクル(光の処理)やPhysXをどのように使用しているのかデモンストレーションを行なった。
また、E3にて話題の渦中にあるSCEのコンソール機『PS4』と同社のシングルGPU最上位の『GeForce GTX TITAN』の演算性能値をグラフで示し、1.84テラFLOPS=1800GFLOPS(関連記事)のPS4に比べ、『GeForce GTX TITAN』はその2.5倍とアピール。さらに、今後もその処理能力は上がっていく予定であることを強調した。
さらに、ゲームタイトル数の比較もグラフで示し、収入と開発者の数はコンソール機よりも多いことも示した。
コンテンツ&テクニカルスーパーバイザーのTony Tamasi氏によると、今年の3月にサービスを開始したDigital Extremesの『Warframe』のようにPC版が先に登場して、その後コンソール機に移植されるケースも増えているとのこと。
これまでは、コンソール機はPCと比べて画質が劣るというのが定説でしたが、次世代機はDirectX11に対応するなど、一気にその差を縮めてきています。しかし同社は、それでもまだ処理能力なども含めて、PCゲームのほうがグラフィック面で一日の長があるとしています。自作PC担当のジサトラアキラとしては、せっかく自作しているなら、ぜひグラボを搭載してPC用ゲームを遊ぶべき、と強く主張したいと思います。
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NVIDIA
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