日本マイクロソフトは4月9日、WindowsXPとOffice2003、IE6のサポートが1年後の4月9日で終了することを改めて通知した。これは6年前にすでに通知していた期日であり、2001年の発売から実に11年もの長きに渡り、ユーザーをサポートしてきたことになる。
未だ企業が使用するPCの約40パーセント、実に1419万台が、(個人向けPCでも全体の約28パーセントとなる1170万台が)WindowsXP環境であるといった現状を前に、日本マイクロソフトは、来年までの1年間を『移行支援強化期間』と設定。
まずは企業の対応が急務とされ、数十台、数百台規模の移行を、業務に負荷をかけることなくスムーズに完了するには、現実的な問題として9月までに動かないと間に合わないだろうとし、“サポート終了の告知強化”、“最新PC環境への移行に関するアドバイスなどの情報提供”、“移行コストを低減するための購入支援”を3本柱に、最新OSおよび最新PCへの移行を進める呼びかけをしていく。
■サポート終了を告知
特設サイトでは企業、政府、自治体、教育機関などの公的機関や一般のユーザー向けに告知活動を展開。今使用しているウィンドウズのOSを、ブラウザー上で自動判定するような設定を施すなど、わかりやすい案内ページが設置されている。
■無償の相談窓口
IT運用管理の人員が少ない中堅中小企業でも迷わず移行できるよう、安心して相談できる無償の相談窓口を開設。
企業向け無料相談窓口 0120-023-999
個人向け無料相談窓口 0120-54-2244
■割引アップグレード
『Windows XP&Office 2003移行支援キャンペーン』として、企業がWindowsXP ProfessionalとOffice2003から最新環境にアップグレードする際、通常価格の15パーセント引きでライセンス購入できるキャンペーン(3ライセンス以上が対象)や、初期費用の安いクラウド移行へのなど導入支援策を打ち出していく予定。
■全国約360社の企業と連携
企業向け格安PCの購入キャンペーンのほか、大塚商会の"かけこみ寺"、OBCの"奉行シリーズネットワーク化キャンペーン"、リコーの"Windows環境移行ワークショップキャンペーン"など、移行を支援する特別施策を展開する。
個人向けのサポートとしては、電話相談(平日9:30~12:00、13:00~19:00)のほか、マイクロソフトコミュニティーに投稿して相談したり、ツイッター経由でマイクロソフトサポートに問い合わせたりといった方法が可能だ。
また、サポートが終了することによって生じる具体的なデメリットや、セキュリティー面での危険性についての説明もていねいに書かれているため、まだいいかなと思っている個人ユーザーも一度目を通しておくことをオススメしたい。
■関連サイト
サポート終了に関する特設サイト
マイクロソフトコミュニティ
マイクロソフトサポート(@MSHelpsJP)
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