日本から空路7時間かけタイに着いた。ここで乗り換えてラオスへと向かう。日本を深夜に出て、早朝タイに着き、昼までトランジットタイムなんだけど……とにかく眠たい!
眠気を払いながら空港をウロウロする。なんとあちこちに“FREE INTERNET”の看板が掲げられている。どうやらパスポート番号、国籍、名前を(いい加減に)書いたら、1時間インターネットを使えるらしい。お姉ちゃんに頼んでSIMカードを3枚もらったので、空港のソファーでのんびりとインターネットできる手段を確保できた。
その後、どんな携帯電話があるのかなとウロウロしたが、タイの空港では駄目だった。ラオスのキャリアを探すが見当たらないので、ビールを飲んで昼寝する。
ビールを飲んで昼寝する |
そして搭乗。約3時間の旅だけど、シートは革張りだ。ビジネスクラスと同じシートだけど、送迎のバスが別途提供されるようだ。まあ、そんな違いは気にしない。どちらでも飛行機は飛んでくれる。
パーサーが入国管理の書類を配布している。なんと裏面に下記のような宣伝文句が書かれている。
Beeline
・The fastest 3G & only 4G network in Laos
・Bestroaming prices”
宣伝文句が面白い |
(お! これは面白いかもね)と思いながら、必要事項を記入して眠りについた。
「ダンナ、着陸するから席を元の位置に戻してよ……」と、パーサーに起こされて、窓の外を見てると、飛行機は高度を落としていく。
というか操縦できてんの? なんかすごい横風だ。飛行機が揺れるというか、流されているのがわかる。
(え! オイオイ機体こんなに傾いていいの? 30度ぐらいだぞ!)
(まだ流されている)と思ったら地面が見えた。と思いきや、プロペラとエンジンがこれでもかという音を出して、若干の重力を感じて飛行機は急角度で高度を上げた。間違ってたら死んでいたかも?
パーサー君はうしろを向いて笑顔で大丈夫と言ってたけど、いまはなぜか乗客席に座っている。やはり僕と同じく気分が悪いんだろう。かなり揺れたし、マジビビった。
この飛行機は途中ひとつの空港を経由して目的地に向かう予定だったけど、ぐるぐるユラユラ気分で酔わせてくれたあげく、10分程度迂回したあとに、「着陸をあきらめ、最終目的地に行きますから、そのあと戻るね」とアナウンスがあり、ラオスに無事に付いた。
あとで聞くとラオス航空のパイロットは空軍の現役パイロットで、事故はまだないとのこと。帰りも大丈夫だと自分に言い聞かせて、とりあえずホテルにチェックイン。
キャリアの店舗を調べようと思ったけど、ラオスご飯を食べてビール飲んだら寝てしまった。
朝起きてから「仕事の合間に携帯キャリアショップに連れてけ」とドライバーに言えば、アシスタントに横から「そこで買えるよ」と教えられた。そう、この国じゃSIMカードの契約がないんです。
商店でSIMカードが買える |
店舗では、私「SIMちょうだい!」、店員「はい1枚100円」と実にイージー。あとはプリペイドのスクラッチを必要な金額ぶん購入。その価格は5000ラオスキープ(日本円で約59円)からスタート。通話が1分7円、海外は1分20円ぐらいです。
SIMカードを購入 |
スクラッチを購入 |
各携帯番号の頭でどのキャリアかわかります。ちなみに僕はラオ・テレコム(Lao Telecommunications Company Limited)のM-Phoneにしました。
そしてこのスクラッチに隠し技が……。なんと、宝くじのような仕掛けがあり、車、iPhone、そして液晶テレビなどが当たるのです。もちろんはずれでしたけど……。
車が当たるかも! |
さて、開通手続きです。キャリアに電話で伝えるのですが、僕はアシスタントに頼みましたので、よくわからないけど……。雑貨屋みたいなお店でおばちゃんに携帯を渡したら、開通は問題なく終わるみたい。ただし、通話できる状態にして電話を渡さないと、言葉はほぼわかりませんからね。これ重要です。
雑貨屋で開通手続き |
そして、このSIMカードにまたおかしな仕掛けがありました。25000ラオスキープのチャージができたとSMSが来るんだけど、「SIMに5000ラオスキープぶんの通話がサービスで付いているよ」とSMSが来て、そのあと開通したらさらに10000ラオスキープボーナスをくれました。つまり25000ラオスキープで40000ラオスキープ(日本円で約476.28円)のサービスを受けられるということなのです。旅行者にはうれしいサービスですね。
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