週刊アスキー

  • Facebookアイコン
  • Twitterアイコン
  • RSSフィード

ひろゆきが辞任の理由を初ポロリ……ニコニコ超会議2の超ZUNビール特番

2013年03月11日 13時30分更新

 4月27日、28日に幕張メッセを貸し切って実施するniconicoの祭典“ニコニコ超会議2”。現在、明らかになっているだけでも、ブースだけでも27企画、併催イベントで10個という超規模な内容だ。開催当日に向けて、ニコニコ生放送では特番が組まれて、その詳細がじょじょに明らかになっている。3月8日の深夜に放送された“超ZUNビール~ひろゆきを添えて”の模様をレポートしていこう!

超ZUNビール

↑ニコ動でも人気の同人ゲーム“東方Project”シリーズの開発者、ZUNさん(写真中央)がビール好きということで立ち上がった企画。特番には、ニコ動運営の伴龍一郎さん(左)と、元2ちゃんねる管理人で、元ニワンゴ取締役の西村博之(ひろゆき)さんが出演……ってひろゆきさんはいきなり遅刻。

超ZUNビール

↑と思ったら、オープニング動画が終わったら登場してました。地下鉄で出入口を間違えて、遠くのほうから出てきて遅くなったそうです。2月にニワンゴの取締役を辞任したばかりで、「他社になりますけど、ドワンゴさんがビールを造るということでお手伝いしにきました」とチクリ。

■ビールの名前は『超不夜城レッド』&『超黒ひろゆき』
 ZUNさんプロデュースのオリジナルビールは、昨年のニコニコ超会議でも提供し、行列ができて売り切れるほどの人気を博していた。その味は、“昨年の記事(関連リンク)”でもお伝えした。そのため今年も企画続投となり、ZUNさんに加えて、ひろゆきさんが企画したビールも飲めることとなった。名前はZUNさんのアンバーエールが『超不夜城レッド』、ひろゆきさんのスタウトが『超黒ひろゆき』。

超ZUNビール

↑醸造をお願いするのは、こちらも昨年同様、静岡県沼津市にあるブルワリー“ベアードブルーイング”。番組では、超会議の会場で出すZUNさんが仕込んだビールを試飲。今のところ二次発酵の途中なので泡が少し弱いそうだ。

超ZUNビール
超ZUNビール

↑昨年の好評を受けて、今年は増量して800杯を提供予定。未成年には販売できないので、年齢をチェックできる身分証明書が必要だ。価格は250ミリリットルで500円で、オリジナルデザインのコースターが付いてくる。あとは乾きものっぽいつまみも販売する予定という。

 ZUNさんの『超不夜城レッド』は、少し色が濃い目の“アンバーエール”。昨年提供していたみかんベースのフルーツビールから変わった理由については、「ビールを飲まない人が来るだろうと思ったらビール好きが集まった。だからどっしりとしたビールっぽいビールにした」とZUNさんが解説。

 味については「ホップが強くて、アルコールも7%で高め。柑橘は入れてない。ストレートなよくあるスタイルのビール」と語っていた。ひろゆきさんも「スパイシーで普通の居酒屋では絶対に飲めない味」とほめていた。

超ZUNビール

↑『超不夜城レッド』を試飲するZUNさん。ベアードブルーイングの商品で言えば『帝国IPA』っぽい味だという。

超ZUNビール

↑名前の由来は、東方Projectに出てくるキャラクター、レミリア・スカーレットのスペルカードから。最初はZUNさんが「地ビールのように土地の名前を入れたい」と言って『超幻想郷レッド』という候補を出していたが、自分で「待った」をかけて、生放送のコメントで何度か流れていた『不夜城レッド』に決まった。

 ひろゆきさんの『超黒ひろゆき』がスタウトなのは、「ZUNさんがアンバーならスタウト。今まで飲んだビールより苦いものがつくりたい。僕は苦くて甘いのが好き」という理由から。味はまだ仕込んでいないので不明……。

 ちなみに名前は、伴さんが適当に(?)提案した「じゃあ黒ひろゆき」という一声から。ひろゆきさんは「そんな名前付けて僕本当に檻の中に入ったらどうするの」と笑いをとっていたが、最終的に「黒ひろゆきでおねがいします」と折れていた。

超ZUNビール

↑超会議2のフードコートでも提供されるローソンのLチキを食べるひろゆきさんの貴重なカット。

■まさかのポロリ! ひろゆきさん辞任の理由は……
 それにしてもお酒が入っていたこともあってか、今回の生放送はアクセル全開のトークが続いていた。ひろゆきさんが昨年の超会議でSPを巻いて夜に飲みに言った“事件”や、ZUNさんが奥さんでも遊べるように東方のゲームにより簡単な難易度を追加した話、超会議2にくる10式戦車についてひろゆきさんが感動したシーン、見どころ満載。

 ひろゆきさん、ZUNさんが番組中にトイレに行ったり、生放送のアンケート機能を使って伴さんのアップが好きかどうかを聞いてみたりと、やりたい放題だった。その台本のないgdgd(グダグダ)加減は、ニコ生初期を思い起こす懐かしい雰囲気だ。放送時間も元々2時間の予定だったものの、30分の延長を2度繰り返して、最終的には3時間に到達した。

超ZUNビール

↑ひろゆきさんが電子タバコを取り出して吸ってみたり……。

超ZUNビール

↑映像の上に流れる運営コメントで、中野運営長が「打ち合わせが終わったのでこれから行く」と乱入したり。そのあと本当にスタジオ前まで来たけど、ドアが開かないので生放送中に伴さんのケータイが鳴らすという暴挙も。

超ZUNビール

↑本当に笑いが絶えない3時間だった。

 一番驚いたのが、番組の最後で、ひろゆきさんがニワンゴ取締役を辞任した理由をちょろっと語ってしまったこと。

 というのも、3月7日に行なわれたニコニコ超会議2の発表会では、冒頭でひろゆきさんの追悼(?)ムービーを流したうえ、ドワンゴの川上会長が「辞任の理由はひろゆきに説明してるんだけど、彼が黙ってて思わせぶりに引っ張ってる。ひろゆきが言うタイミングに任せる」と語っていたからだ。

 ZUNさんが「ニワンゴじゃなくて今何やってるの?」と話を振ると、「僕元々、ニワンゴではまったく働いてなくて……」と話を始めて、「川上さんと社長の荒木さんと話をしたときに。『色々めんどうくさいんで辞めてくれない』と。厄介払いですよ。『あー、いっすいっす』って」と真相を明かしていた。あまりに波乱に満ちた生放送だった。

超ZUNビール

↑7日の発表会の追悼ムービーでドワンゴの川上会長が語っていた「ヤフーのトップページに乗せたくてひろゆきさんを辞めさせた」という話については、「嘘でしょ」とひろゆきさんは否定。これは酔った上でのトークなのか!?

超ZUNビール

↑最後に出演者でパチリ。ZUNさんは「ベアードさんが好きだったので、つくってできて感慨深いものがあります。それが飲めるのは、この機会を逃す手はない。こういうのを一度経験してほしい」ときれいにまとめていた。

超ZUNビール

↑次回の超会議2特番はカンファレンス編で、11日23時に始まる。クリエイターズサミットや日本SF大会などの詳細が明らかになる予定だ。

■関連サイト
ニコニコ超会議2
ローソンチケット

この記事をシェアしよう

週刊アスキーの最新情報を購読しよう

本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ている場合があります