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NVIDIA『Tegra4』搭載の携帯ゲーム機型端末を発表:CES2013

2013年01月07日 15時34分更新

 NVIDIAはCES 2013にて、スマホやタブレット用の新型コア『Tegra4』を発表しました。

NVIDIA『Tegra4』は4コアで4G LTEモデム内蔵:CES2013

 72基のGPUコアおよび4基の“ARM A15”CPUコアを搭載。また、オプションで4G LTEのモデムも内蔵できます。

NVIDIA『Tegra4』は4コアで4G LTEモデム内蔵:CES2013
NVIDIA『Tegra4』は4コアで4G LTEモデム内蔵:CES2013

 『Nexus10』とウェブページのロード時間を比べると約半分の時間で完了。

NVIDIA『Tegra4』は4コアで4G LTEモデム内蔵:CES2013

 独自のHDR技術のデモも行なわれました。シャッターを切る前に、リアルタイムにHDRのかかり具合を確認できるなど、Tegra4の強力なパワーがわかります。

NVIDIA『Tegra4』は4コアで4G LTEモデム内蔵:CES2013

 そしてサプライズが。Tegra4を搭載する“携帯ゲーム機型”端末の『Project SHIELD』のデモ機が登場。アンドロイドベースです。

NVIDIA『Tegra4』は4コアで4G LTEモデム内蔵:CES2013
NVIDIA『Tegra4』は4コアで4G LTEモデム内蔵:CES2013
NVIDIA『Tegra4』は4コアで4G LTEモデム内蔵:CES2013
NVIDIA『Tegra4』は4コアで4G LTEモデム内蔵:CES2013
NVIDIA『Tegra4』は4コアで4G LTEモデム内蔵:CES2013
NVIDIA『Tegra4』は4コアで4G LTEモデム内蔵:CES2013
NVIDIA『Tegra4』は4コアで4G LTEモデム内蔵:CES2013
NVIDIA『Tegra4』は4コアで4G LTEモデム内蔵:CES2013
NVIDIA『Tegra4』は4コアで4G LTEモデム内蔵:CES2013

 5インチ(1280×720ドット)のマルチタッチ対応Retinaディスプレーをタッチして操作したり、LG製のスマートテレビに4K映像を出力するデモ、そしてもちろんコントローラーのボタン部分で、『Hawken』などのゲームを遊んでいる様子が見られました。

 さらに、自宅のPCを遠隔操作してゲームできるとのこと。ほかの場所にあるテレビに出力しつつ、端末で操作、ゲーム自体は自宅のPC上で動いているという状態です。PS Vitaの“リモートプレイ”に近い仕組みですね。
 本当に発売されるかはわかりませんが、プラットフォームの垣根を越える革新的なゲーム機になるでしょう。

~以下、リリースより転載~
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NVIDIA、複数のオープンプラットフォームに対応した
世界初のポータブル・ゲーム機、Project SHIELDを発表

好きな時、好きな場所、好きな方法でゲームを楽しみたい現代のゲーマに朗報
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2013年1月6日 - ネバダ州ラスベガス、コンシューマー・エレクトロニクス・ショー (CES) -NVIDIA(本社:米国カリフォルニア州サンタクララ、社長兼CEO: ジェンスン・フアン(Jen-Hsun Huang)、Nasdaq:NVDA)は本日、複数のオープンプラットフォームにアクセスできるポータブルな世界初のゲーム機、Project SHIELDを発表し、好きな時、好きな場所、好きな方法でゲームを楽しみたいと考える現代のゲーマに朗報をもたらしました。

Project SHIELD開発の根底には、ゲームはオープンかつ柔軟であるべきだとの考え方があり、その結果、Project SHIELDでは、AndroidのゲームタイトルとPCのゲームタイトルの両方を完璧にプレイすることができます。まず、Android機器として、Google Playのあらゆるゲームが楽しめます。また、ワイヤレスのレシーバ・コントローラとして、NVIDIA® GeForce® GTX GPU搭載PCからゲームをストリーミングすることができます。自宅内のどこにいても、PCのSTEAMゲーム・ライブラリにあるゲームが楽しめるのです。

NVIDIAの共同創立者兼CEO、ジェンスン・フアン(Jen-Hsun Huang)は、次のように述べています。「Project SHIELDは、ゲームが大好きで、新しいプレイ方法を生みだしたいと考えたNVIDIAエンジニアが開発したものです。モバイル・テクノロジとクラウド・テクノロジの進化によって我々はボックスの呪縛から逃れられる、好きな場所、好きなスクリーンでゲームが楽しめるようになるというビジョンに触発されたわけです。iPodが音楽を変え、Kindleが本を変えたように、ゲームを変えるデバイスが作りたい、新しいクールなやり方でプレイできるようにしたいと考えたのです。我々と同じように、世の中のゲーマにもSHIELDを楽しんでいただければ幸いです。

Project SHIELDは、NVIDIA Tegra® 4が持つ高い処理能力とゲームに対応できる超高速のWi-Fiテクノロジ、そして、目を見はるほど優れたHDビデオとオーディオを組み合わせ、コンソール・グレードのコントローラにまとめたものです。内蔵スクリーンでプレイすることも、大画面でプレイすることもできます。また、自宅のソファでも、また、外出時にもプレイすることができます。

心臓部にはTegra 4
Project SHIELDの心臓部には、世界最速のモバイル・プロセッサであるNVIDIA Tegra 4が搭載されています。NVIDIA Tegra 4は、72コアのカスタムGeForce GPUと、ARMの最新型CPUコアであるCortex-A15を初めてクアッドコアとしたCPUで構成されており、すさまじいパワーを発揮します。これに加えてバッテリセーブ型コアと省エネルギーのPRISM 2テクノロジも搭載されており、1回の充電で何時間もゲームを楽しむことができます。

WindowsとAndroidのゲーム
WindowsとAndroidは世界的に最も普及しているコンピューティング・プラットフォームであり、システム開発者やソフトウェア開発者のエコシステムもとても充実しています。どちらもゲーム用に開発されたシステムではありませんが、オープンプラットフォームであり、何百万人ものゲーマがこれらのプラットフォームでゲームを楽しんでいます。彼らにAndroidやWindowsのゲームを心が躍る新しい方法で楽しんでもらえるのがProject SHIELDです。

Project SHIELDには、さまざまなAndroidゲームをさっとダウンロードすることができます。NVIDIAのTegraZone™ゲームストアはすでに600万回以上のダウンロードを記録していますが、ここで提供しているAndroidに最適化されたタイトルも、もちろんダウンロードすることができます。また、NVIDIA GeForce GTX 650以上のGPUを搭載したPCからワイヤレスで受信するゲーム・レシーバとして使うことも可能です。

コンソール・グレードのコントローラ
Project SHIELDのエルゴノミック・コントローラは、究極の操作性と精度を望むゲーマの要求に応えることができます。

Retinaディスプレイ
すばらしいゲームプレイや動画が楽しめるProject SHIELDの内蔵ディスプレイは、HD解像度(1280x720)のマルチタッチ対応Retinaディスプレイで、画面サイズは5インチ、画素数は296dpiとなっています。また、Tegra 4 Direct Touchテクノロジを採用した結果、Project SHIELDのタッチ・レスポンスは、他のタッチ・デバイスの3倍以上ととても高速になっています。

ポートをチューニングしたバスレフ方式のポータブル・スピーカ・システム
リッチで深みのあるオーディオがなければ、すばらしいゲーム体験は得られません。ですから、Project SHIELDは、ポータブル・デバイス史上初というレベルの忠実度とダイナミック・レンジが得られるようにしました。バスレフ方式のオーディオ・システムとしてポートを徹底的にチューニングし、ハイエンドのノートパソコンに比べて低周波数の出力を倍増したのです。

Project SHIELDはこのほかにHuluやNetflix、Slacker RadioなどのAndroidアプリも利用できるので、映画や音楽を好きな場所で楽しむことができます。じゃまになる有線や無線のスピーカにわずらわされることはなくなるのです。

有名ゲーム開発者がこぞってサポートを表明
Project SHIELDについては、有名ゲーム開発者がこぞってサポートを表明しています。
Ubisoft社の共同創立者でCEOのイブ・ギルモ(Yves Guillemot)氏は、次のように述べています。「新しいハードウェアが開発されることは、Ubisoft社にとって大きな喜びなわけですが、今回のProject SHIELDは、モバイル・ゲーマにとってもPCゲーマにとっても、いままでにないすばらしいゲーム体験をもたらしてくれるものだと思います。PCバージョンの『Assassin’s Creed III』をProject SHIELDで走らせてみれば、私がなにを言いたいのか、よくわかっていただけるはずです。Ubisoftとしては、今後も末永く、NVIDIAとおつきあいしていきたいと考えています。」

Epic Gamesの副社長を務める共同創立者のマーク・レイン(Mark Rein)氏は、次のように述べています。「Project SHIELDで、NVIDIAは、妥協のない高性能コンソールに匹敵する体験をモバイル機器で実現してくれました。最新のUnreal Engineテクノロジを活用した『Real Boxing』や『Hawken』などの驚異的なゲームをProject SHIELDで走らせてみましたが、すばらしいできでした。しかも、これは始まりにすぎません。これほど小さなゲーム機器にすさまじいパワーが秘められているわけで、今後、Unreal Engine関連のデベロッパがこのパワーをどう活用してくれるのか、楽しみでなりません。」

Meteor Entertainmentの最高製品責任者、ビル・ワグナー(Bill Wagner)氏は、次のように述べています。「オープンなPCプラットフォームに慣れている我々としては、Project SHIELDは、アクセス性が優れている点や、どのような場所でもゲームが楽しめる柔軟性がある点などがすばらしいと思います。Project SHIELDが登場したおかげで、今後は、『Hawken』など、無料でプレイできるPCゲームをハンドヘルドのゲーム機器にも提供することが可能になるわけです。」

詳しい情報は、shield.nvidia.comをご覧ください。

■関連サイト
NVIDIA プレスリリース(米国サイト)
PROJECT SHIELD(米国サイト)

CES2013まとめ:世界最大家電ショウ

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