Javascrpipt+HTML5で非常にカンタンにゲームがプログラミングできるオープンソースのゲームエンジン『enchant.js』。かねてから開発元のUEIがenchant.jsベースの専用ハード『enchantMOON』の開発を公表していたが、このほど同製品のプロモーションムービーの公開がはじまった。
↑プロモーション映像の36秒付近。林檎が転がった先に、一瞬enchantMOONと思われるハードウェアの姿が見える。 |
【2013/1/4 追記 公開されたVol.2を追加】
【2013/1/12 追記 公開されたVol.3を追加】
enchant MOONは、“enchant.jsベースの独自開発ハード”という以外の情報が明らかになっていなかったが、プロモーションムービーではその外観らしきものがチラ見せされている。
ちなみにenchantMOONはその開発に関わる顔ぶれが豪華なことも特徴。まず、コンセプト設計を映画監督の樋口真嗣氏と哲学者/思想家の東浩紀氏が行ない、製品の外観デザインは、イラストレーターの安倍吉俊氏が担当している。
このプロモーションムービーは全4回の予定で、2013年1月8日から開催される北米の巨大家電ショー『2013 International CES』でのブース出展に向けて順次公開されていくとのこと。単純な製品のティザーではなく、樋口真嗣監督の総指揮のもと離島ロケ(!)を敢行した力の入れようで、enchantMOONの世界観を表現したものになっている。
また同じタイミングで週アスPLUS読者向けに特別提供された開発時のラフスケッチ(当然、安倍吉俊氏によるもの!)によれば、enchantMOONはタブレット形状で、本体上部にグリップのようなものが付いていることがわかる。大きさはiPadより小さそうだ。さらに上部のグリップは、ヒンジで折れ曲がってスタンドになる仕組みとみられる。
スケッチにわざわざペン入力時のイメージが描かれていることから、ペン操作を意識したアプリか、操作系がプリインされるのかもしれない。
なお、今回のプロモーションムービー公開に合わせてenchant MOONの公式サイトもオープンしている。製品のロゴらしきものと動画が埋め込まれている以外の情報はないが、これはCES2013での発表を待て、ということなのだろうか。
実機とそのインターフェース、そこから得られるユーザー体験ががどのようなものになるのか、また今後明らかにされていくであろう販売方法と価格も含め、“既存のメーカーとは違ったモノづくり”からどんなハードが生まれてくるのか、続報が楽しみだ。
●関連リンク
enchantMOON公式サイト
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3,150円
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