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究極の手書き入力タブレット enchant MOONが価格決定!4/23から予約開始

2013年04月18日 22時30分更新

enchantMOON:CES2013

 CES2013で極めてなめらかな描き味が話題になったユビキタスエンターテインメント(UEI)の手書き特化型タブレット『enchantMOON』が、ついに4月23日からオンライン予約販売を開始すると発表しました。ベールに包まれていた価格は、3万9800円に決定。少量生産のデバイスとしては想像以上に手ごろな価格設定じゃないでしょうか。

 enchantMOONは、形こそタブレットですが、iOSやAndroidとは一線を画す独自OS“MOONPhase”を採用したデバイス。その最大の特徴は操作方法で、“手書きでなんでもやること”です。

 例えば、調べたいことがあったら、文字を書いて検索するのはもちろん、調べたページをペンで囲むとクリッピングしてハイパーリンクにしたり、“camera”と書くと、カメラ機能が起動したりと“書くこと”に特化した新しいデバイスです。

 また、ブロック上のパーツを組み合わせて記述するプログラミング言語「MOONBlock(ムーンブロック)」も使え、プログラミングの学習デバイスとしての側面も持ちます。明らかに、これまでのタブレットデバイスとは別の意図と目標をもって開発されたユニークな製品です。タッチ&トライイベントも開催する(詳細は下記プレスリリース参照)ので、ご興味がある方はぜひ足を運んでみてはいかがでしょう?

以下、プレスリリースの主要全文です。

UEI、手書きメモに特化した独自OS搭載コンピュータ
"enchantMOON"を39,800円(税込)で発売決定

~4月23日にオンライン予約開始&五反田にてタッチ&トライイベントを実施~

株式会社ユビキタスエンターテインメント(以下:UEI、ヨミ:ユーイーアイ、本社:東京都文京区、代表取締役社長 兼 CEO:清水 亮)は、かねてから開発を続けて来た手書きメモに特化した独自OS搭載コンピュータ「enchantMOON(エンチャントムーン、以下、本製品)」の一般向け発売を決定したことを発表致します。

本製品は紙の手書きノートと同等の操作性に加え、高度な情報処理を手軽に実現することを目的とした新設計のコンピュータで、これまでコンピュータに置き換えられていなかった紙によるペーパーワークを電子化することを目指しています。単に紙のノートを電子化するだけでなく、プログラミング教育やコンピュータの新たな活用法の模索等、幅広い用途への応用を想定しています。なお、本製品は設計段階から映画監督の樋口真嗣氏と哲学者/思想家の東浩紀氏が関わり、製品の外観デザインは、イラストレーターの安倍吉俊氏が担当しています。

 予約は4月23日の正午から受付開始し、同日五反田のゲンロンカフェにて、19時~23時までタッチ&トライイベント「enchantMOON Night(エンチャントムーンナイト)」を開催致します。予約受付後、5月下旬から順次出荷する予定です。また、初回出荷の筐体にはシリアル番号をレーザー印刷するほか、専用ペンホルダー付き本牛革ストラップが初回限定特典として付与されます。

オンライン予約はenchantMOON公式サイト(http://enchantmoon.com)で行います。製造および価格決定の都合上、発売当初はオンラインによる直販のみとさせていただきます。

■タッチ&トライイベント「enchantMOON Night(エンチャントムーンナイト)」について

日時:4月23日午後7時より(午後6時30分開場)
場所:ゲンロンカフェ
住所:〒141-0031 東京都品川区西五反田1-11-9 司ビル6F

■enchantMOONハードウェア概要
CPU:AllWinner A10 1.2GHz
OS:MOONPhase
ディスプレイ:8インチXGA(1024x768)フルカラーディスプレイ
入力方式:静電容量タッチパネル+アクティブ式デジタイザーペン
ヒープメモリ:1.0GB DDR3
ストレージ:16GB
通信方式:Wi-Fi(802.11b/g/n)
カメラ:フロントカメラ及びセルフカメラ
バッテリー:5000mAh/3.7V
付属品:ACアダプタ、専用USBケーブル、専用ペンホルダー付きストラップ(初回出荷限定)

■製品の特徴
 本製品に内蔵されたMOONPhaseは、Android 4.0をベースとして開発された画期的なユーザー体験を実現するための専用設計のOSです。手書き文字認識をベースに構築され、ペンは書く操作だけに集中でき、指はその他の操作に集中するという使い分けが大きな特徴になっています。

・書く機能
 書くことにフォーカスして設計されており、同様のCPU比で5倍(当社比)の精度で指先の細かな動きまで再現することを可能にしました。これにより、紙のノートに書く場合と限りなく近い操作性が実現できます。

・手書きノート検索機能
 ユーザが手書きした文字は、自動的に文字認識され、指で囲むことで様々な操作が可能です。手書き文字を自動的に文字認識し、あとから検索することができます。手書きのニュアンスを持たせたまま、情報処理ツールとしての機能を実現できます。

・Web検索と切り取り機能
 手書き文字からWebページを検索することが可能です。また、閲覧したWebページの好きな部分をペンで切り取り、Webシールとしてノートに貼り付け ることができます。切り取ったWebシールは、そのままハイパーリンクボタンとなり、いつでも切り取り元のページにジャンプできます。

・撮影機能
 指で任意の部分を囲み、境界内部に「カメラ」または「camera」と書くことでカメラが起動し、そのまま撮影できます。撮影した写真はシールとして使用することが出来ます。

・シール機能
 自分で書いた文字やイラストをシールにしたり、ネット上から様々なシールアプリをダウンロードして機能追加が可能。EvernoteやFacebook、Twitterなどと連携するシールが当初から提供される予定です。また、開発者は自由にJavaScript言語を用いてシールアプリを開発し、本製品に独自の機能を追加することが可能です。

・ハイパーテキスト機能
 ユーザは手書きしたページにハイパーリンクを設置することができ、設置されたハイパーリンクによってページ間をWebのように相互に接続することが可能です。作成したハイパーリンクを含むページ群はリンク構造を保ったままアップロードし、Webページとして公開することができます。

・ビジュアルプログラミング機能
 小学生でも使える簡単なプログラミング言語「MOONBlock(ムーンブロック)」を内蔵し、本製品のカスタマイズを行ったり、ゲーム開発を学んだりすることが可能です。

■関連サイト
enchantMOON公式サイト

(2013年4月19日14時16分追記)ディスプレー解像度に誤った記載がありました。お詫びして訂正いたします。

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