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Kindle Fire発売! 年末年始に読みたい週アス編集者オススメの15冊

2012年12月18日 13時00分更新

 12月18日に発売となった『Kindle Fire HD』でさっそく読みたい本を、趣味がバラバラの編集者5人が選んだ。少々長編作品もあるが、Kindleならば置き場に困ることもない。お正月休みに読書に明け暮れよう。

kindle

週アス・岩崎花がKindleで読みたい本

魔法陣グルグル

 学生の頃に読んでいた漫画ですが、大人になってから読み返しても笑ってしまうほど面白い! 魔法少女と勇者が魔王討伐のために旅立つRPG風の物語。メルヘンチックな世界なのに“オヤジ”や“ふんどし”だったり、シリアスな場面でもどこかに笑いが詰まっていたりと、独特な世界観がクセになるギャグファンタジー漫画です。

荒川アンダー ザ ブリッジ(1~12)

 “作った借りを返さないと喘息になる”体質のエリート主人公と、荒川河川敷で暮らす奇妙な住人達(金星人、河童、星など)がくり広げるドタバタラブコメディです。ギャグだけでなく、ドキッとするような切ない話や心に残る台詞がいくつもあり、その温度差につい夢中になってしまいます。荒川河川敷のみんなに会いたい!

テルマエ・ロマエ(1~5)

 浴場設計技師のローマ人がタイムスリップした先は現代の日本の銭湯だった! 生真面目な主人公と日本のおじいちゃん達とのやり取りに思わずクスッとしてしまいます。メディア展開などもされ、実写映画化の際はあの『阿部寛』が主演をつとめ、話題になりました。これを機会に話題の作品を色々チェックしてみたい!

週アス・ジャイアン鈴木がKindleで読みたい本

ジョジョの奇妙な冒険(1~63)

 ジョジョと言えば、さまざまな漫画的発明が行なわれている作品で、とくに幽波紋(スタンド)については超常能力を可視化するという手法で、のちの数多くの作品に影響を与えています。本作の魅力はなんと言っても知恵勝負。スタンドの優劣を覆す知恵比べにこそ醍醐味があるのです。

To LOVEる-とらぶる-ダークネス(1~5)

 少年ジャンプ連載時にはエッチな恋愛漫画だった本作ですが、ジャンプスクエアに移りタイトルに“ダークネス”が付いた途端、ほぼ完全にエッチ漫画に変貌。多くの青少年の下半身を癒しています。単行本では加筆、修正によりエッチ度がさらにアップしているので、大人も十分楽しめますよ。

HUNTER☓HUNTER(1~31)

 王道的な少年漫画としてスタートした本作品ですが、連載開始早々に冨樫先生のダークサイドが表面化。病的なせりふ回しがたまりません。それをアニメ化したスタッフに敬意を払いつつ、アニメ化の際に削らざるを得なかった名台詞の数々を、単行本でぜひご覧いただきたいわけです。
 

週アス・南條がKindleで読みたい本

64(ロクヨン)

『半落ち』で衝撃を受け、『クライマーズ・ハイ』で完全に横山秀夫にハマり、ほぼ全作読んだ。そんな横山秀夫が7年ぶりに小説を出したとあれば買わないわけにはいかない。しかも私の好物、警察小説だし。でも本屋で手に取った単行本はずっしりと重かった。文庫本になるのを待てないなら、電書版で読めばいいのよね。
 

フィフティ・シェイズ・オブ・グレイ(上・下)

 もともとは『トワイライト・サーガ』のファンフィクだったとか、母親向けのポルノ小説だとか、世界最速6300万部を突破してハリー・ポッターを抜いたとか、スゴそうな噂ばかり聞こえてきた“フィフティ・シェイズ・オブ・グレイ”。実は洋書で購入したのですが、まだ数ページしか読んでいないので、もう日本語版を読むしか…。

 

カラマーゾフの兄弟(1~5

 いわずと知れたドストエフスキーの古典。おそらく中高生のころに読んでいるはずだけど、あまり内容を思い出せない。『罪と罰』は何度も読んだんだけどなぁ。でもなぜか最近『カラマーゾフの兄弟』が気になっていて、ふと調べたら、2013年1月に市川隼人くん主演で連ドラ化するんですって。これはもう読むしかないね。

週アス・三宅がKindleで読みたい本

ショージ君の青春記

 ○○の丸かじりシリーズは、食べ物エッセイの最高峰なので、どの話も読むと食べたくなること必至。浜焼きのタコを丸かじりしたり、そば屋での酒の飲み方など、実践したくなるエピソードが満載。青春期は、丸かじりシリーズ前の初期刊行本だが、青春記は学生時代の思い出がよみがえる秀作。ああそうだったと、大人になってから読みたい一冊。

三国志(1~8)

 登場人物が全員女の子だったり、超イケメンだったりする最近の三国志ですが、小説で読むなら鉄板の吉川英治作品がおすすめ。思い入れたっぷりに書かれていて、孔明死後はあっさりと小説も終わってしまうあたり、劉備、関羽、張飛の義兄弟好きならドハマリ間違いなし。読み返しすぎてボロボロになるのでKindle版をぜひ。

金田一耕助ファイル(1~20)

 一連の映画もおすすめだが、ミステリーなのでページを一枚一枚めくりつつ読むのが小説版の醍醐味。近年のリメイクは映像が小奇麗になりすぎて、昭和のドロドロ感が薄まっている『犬神家の一族』や、謎解きの鍵が放送禁止用語のため、放送規制や書き換えが行なわれている『獄門島』など、オリジナルで読める設定は見逃せない。

週アス・村野がKindleで読みたい本

ブルーマーダー:6(警部補 姫川玲子)

 俺は姫川玲子が好きだ! というわけで、『ストロベリーナイト』の姫川玲子シリーズ最新作。俺は電車の中など移動中に読書することが多いので、通常は文庫になるまで読まない主義なのだけど、シリーズものの最新作は、やはり一刻も早く読みたい!電子書籍万歳!姫川シリーズ未読の方は、同主人公の短編集『シンメトリー』から入ってみるといいかも!

きまぐれロボット

 星新一のショートショートは、中学生時代にずいぶん楽しみながら読んだ記憶がある。星新一の面白さは、大好きな漫画家、藤子F 先生の世界観と通ずるところがある。日常に、ちょっとした違和感を持ち込んで物語を紡ぎだす。そして思いも寄らないところへストンと落とされる快感!うれしいことに、この『きまぐれロボット』をはじめ、角川文庫から星新一の文庫シリーズが電子化されている。ちょっとした空き時間に、1本のストーリーを手軽に楽しめるのが、ショートショートのいいところだね。

グイン・サーガ1豹頭の仮面(1~153)

 ご存じ大長編ヒロイック・ファンタジーの第1巻。著者の存命中に外伝を含め、153冊が刊行され、なおも未完という一大長編なのだが、俺的には途中で挫折して、まぁ完結してから読めばいいか、と思っていたら著者がお亡くなりになってしまって宙ぶらりんの状態だったので、この際1巻から読み直してみようかな、などと思っている。12月中は半額キャンペーン中だしね!

 いかがでしょうか? お気に入りや、読んでみたくなった作品はありましたか? シリーズの多い作品は電子書籍だと収納や持ち歩きが便利。どこでも続きが読めるなんで、読書好きにはいい時代になりましたね。

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