パナソニックは、IFA2012のプレスカンファレンスで同社の“「スマート”戦略を中心に講演を行なった。スマートシティ、スマートリビングという従来からの取り組みに加えて、スマートモビリティという電気自動車、航空機の機内システムなどバッテリー技術を生かした取り組みの紹介がメイン。
オーディオ・ビジュアルへの取り組みは、パナソニックブース紹介のハイライトとして、145インチ8K PDP、103インチのグラスレス3Dモニター、20インチの4K LCDなどの展示を予告されていたが、実機の公開はブースオープンまでお預けだ。
↑ロシアのSkolkovoに、パナソニックの“スマートホーム”のモデル都市を作ることを発表。 |
↑145インチスーパーハイビジョン、24インチ4K液晶のデモ展示を予告。 |
↑360度視聴可能な3Dシステム、103型裸眼3Dも予告。 |
“スマートホーム”の発表では、VIERAコネクトのアプリによる実演デモも行なわれた。日本でも発売されているVIERA WTシリーズで受信した放送映像を、リアルタイムで転送してスマートフォンで視聴する機能を紹介。日本では7月に発表済みのデジタルカメラLUMIX SZ5とVIERAの組み合わせ連携も紹介していた。
↑セカンドスクリーンとして、TVの映像をスマホに転送して2画面視聴。 |
↑VIERA Remoteのアプリで、WiFi内蔵デジカメとTVのシームレス連携をアピール。 |
↑“Residential(住宅)”と“Personal(個人)”のそれぞれをネットワークで接続するイメージだ。 |
日本のユーザーになじみがなかった内容としては、WiFiによる白物家電とスマートフォンアプリの連動だ。ビデオによる機能紹介にとどめていたが、電子レンジによる調理、エアコンの温度調整までアプリで操作でき、より効率的に電気を使うことでCO2排出を抑えるという。
パナソニックは白物家電の欧州本格進出を掲げており、ドラム式洗濯機のテクノロジー解説にも時間を割いており、“スマート”をその布石として取り込む戦略というわけだ。
↑世界初披露のパナソニックの白物家電操作アプリ。 |
↑エアコンの温度もアプリから操作可能。 |
↑ドラム式洗濯機のメニューもスマホから選択可能。 |
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IFA2012
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