週刊アスキー

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アイドルマスター7周年ライブレポート 長文注意(ライブ編)

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 おまたせしました! ライブ編のスタートです!

 この記事をご覧になっている皆さまに先にお伝えしておきます。レポートと称しておりますが、ものすごく長いうえにライブが楽しみすぎて知恵熱が出た週アス編集部在籍Pたちの、ただの感想文ですよっ!

 7周年ライブ『THE IDOLM@STER 7th ANNIVERSARY 765PRO ALLSTARS みんなといっしょに!』のテーマは「みんなといっしょに!」。そのテーマどおり、5周年ライブから2年ぶりとなるアイマスガールズが全員集合のライブです。

 また、今回は初の試みとして、全国50ヵ所の映画館にてライブ生中継を流す“ライブビューイング”も開催。横浜アリーナ以外でも大勢のプロデューサーが同時にステージを観ているという、本当に大規模なライブになっています。

 ライブのセットリストは初日・2日目と共通でしたので、ライブレポートも両日まとめてとなります。

 セットリストの詳細は電撃オンライン(外部サイト)でチェックですよ~。

 まずはライブ前のお約束、来場したプロデューサーへの注意事項伝達です。1月のライブから社長に代わり、赤羽根P(伝統のシルエット姿)がナレーションに参加。同僚Pへのお願いというスタイルでした(この赤羽根Pの前説は生ナレーションだそうですよ)。
 

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●1・2曲目
オープニング曲は『READY!!』、そして間髪いれず2曲めは『CHANGE!!!!』。アニメのオープニングを連想させる2連発で一気にボルテージアップ! すでにハコユレ震度はアンコール確定レベルですよ。取材席の床も物理的に揺れており、望遠レンズを構えていたカメラマン氏涙目。

 登場時の白とピンクを基調とした衣装は、7周年記念グッズの公式パンフレット表紙イラストと同じ衣装です。まあ、パンフを購入したからわかるんだけどね!

●3曲目
 ここからはソロ曲、少数ユニットコーナー。アイドル達もお色直ししてイメージに沿った衣装で登場。ソロ一発目は中村さん! ライブ回だったアニメ13話でもソロ曲のトップバッターは春香の『乙女を大志を抱け!!』でしたね。

●4曲目
『ALRIGHT*』はイントロ前に浅倉さんが「いぇぇぇぇぇぇぇぇいっ!」と絶叫。気合チャージするシーンは3話目の再現ッ! 完全に背中に羽根が見えましたよ私。あの“降郷村夏祭り”とは比べものにならない巨大なステージでも雪歩は堂々と歌い上げました。正直、2日目の曲中に涙ぐむ浅倉さんを見て、我々おっさん取材陣も涙目。南田Pは絶叫の瞬間鼻水が出ました。雪歩マジ大天使。

●5曲目
 千早回でキレイに終わると思いきや、衝撃のBパートで小鳥さんが話題をすべて持っていったアニメ21話目ED曲『空』。この名曲が前半に登場するとは。滝田さんの歌声も21話目の小鳥さんと同様、引き込まれる魅力があります。

●6曲目
 真の『チアリングレター』は正直予想外。爽やかに、力強く歌い上げる平田さんの笑顔はマジ美しい。スローテンポな曲を序盤に入れてもテンションが維持できるという自信に満ちたセットなのがすばらしい。

●7曲目
 『風花』を歌う原さんは、震え上がるような入れ込みようで、「気迫がすげぇ!」としか言いようがありません。ステージ上は完全に別世界の様相を呈しており、サイリウムの海を歩く姿はすごくきれいでした(小学生なみの感想)。

●8曲目
 長谷川さん、仁後さんコンビの『おはよう!! 朝ご飯』。やよいの可愛さは言わずもがなですが、美希も甘系ソングを歌わせたらキますよね! 相乗効果で本公演最強のラブリー時空です。

●9曲目
 ライブ初日の6月23日は律ちゃんの誕生日! 初日の『いっぱいいっぱい』では、若林さんのMCも「律ちゃんの誕生日を祝してみんなでいっぱいいっぱい!」とノリノリ。

 2日目から取材に参加した弊社某編集部Pは、イントロの段階で「ぐふっ」と奇声を発し、興奮のあまり私が座る取材席に小キック連打。わかりましたから落ち着いてください。しかし、若林さんは煽りがうまいですねぇ。「私には聞こえな~い」とさらなるコールを要求する姿はステキでした。

 上記の小キック連打Pが満面の笑顔で「生きててよかったぁー」と呟いていたことは、我々取材陣の心の内にしまっておきます。まあ、心にしまいつつ書いてしまうんですが。

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●10曲目
 アイマスチームの中でも抜群のダンス巧者の沼倉さん。5thライブで魅せた『Next Life』のダンスの切れ味は鈍ることなく、今回のライブでも凄まじい切れ味で会場を一閃! ぬーぬーマジハンパないです。ライブBD早く出してください。

●11曲目
 今井さんといえば毎回、千早が憑依したかのごとく入魂の歌い上げ。アニメ21話目で壮絶なライブパフォーマンスを見せた千早。アニメを演じた後の『眠り姫』ですから、今回は一段と深い響きです。

 千駄木Pが「オレがライブ演出家なら、この曲の出だしはアカペラにしたよ」と原稿に書いてきましたが、オマエはアニメ脚本家か(笑)、と反省会の席(at居酒屋)で袋叩きにあっていたのもいい思い出です。

●12曲目
 釘宮さん、下田さん、たかはしさんのリアル竜宮小町で『SMOKY THRILL』がついに実現! 全員集合ライブだからできる完璧なユニット編成と曲で会場は大盛り上がりでした。スモーキーの可愛らしい振り付けもバッチリ。これが見たかったんだーーー! 南田P、ここで2回目の鼻水が。

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●13曲目
 『自分Rest@rt』はアニメ前半戦のラストで、13話目のライブ回でも流れた曲。イントロが流れるとUO(ウルトラオレンジ)のサイリウムが一斉に焚かれ、P達の怒濤のコールが入るともうニヤニヤが止まらない(笑)。

 歌詞もアリーナライブにシンクロしているのがいいですね! ちょうどこの曲が7周年ライブの折り返し地点であるとおり、今回のライブはとても細かいところまでアニメの展開を意識した演出です。まさか台風が接近しているところまで再現させるとは……。

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 アイマスライブは“大きな発表”があることでも注目のイベント。ライブ中間のMCには、アイマスシリーズ総合プロデューサーのガミPこと坂上陽三氏が登場し、PSP用新作『アイドルマスター シャイニーフェスタ』について発表です。『シャイニーフェスタ』は3バージョンが同時リリースでそれぞれ約23分の新作アニメが入っていると聞いたら、こりゃもう購入確定ですよね。

 価格はUMD版が各5980円、ダウンロード版が各5380円。収録されているアニメはTVアニメと同じ錦織敦史監督、制作はA-1 Picturesです。我々取材陣は考える前にとりあえず反射的に全部予約しておきました。

 アイドル級の人気者、ガミPこと坂上氏の登場時には一斉にUOが光り出したのですが、「もったいないからアイドルに使って(笑)」とやや照れた表情になったのが印象的でしたねぇ。 

 他にもジュピターやシンデレラガールズのコミカライズ展開の発表などもあり、まだまだ広がるワールドに歓声が止まりませんでした。

 『シャイニーフェスタ』については電撃オンライン(外部サイト)で詳しく紹介してますので、ぜひそちらでチェキ!

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 MC後の14曲目は、アイマスライブ初のスペシャルメドレー! メドレーでは会場のプロデューサーと一緒に唄えるようスクリーンに歌詞が表示され、満員の横アリは大合唱! 南田Pは5周年ライブで涙目になった釘宮さんの『my song』が、大正義やよいおりコンビで歌われたことに感動。『フラワーガール』も是非聞きたかった曲。なぜなら、6周年ライブに参加できなかったからな!

 舞台からT字状に伸びる花道の先に階段があり、アイドルたちが舞台から降りて客席に寄ってくれる場面が結構ありました。メドレーではメンバー全員が降りて目の前をパレード。これは嬉しい!

 再びソロ・ユニットパートの後半戦に突入! もちろんTVアニメで流れた楽曲を主軸にしたセットリストで、2クール欠かさずに見ていたTVアニメの各場面がフラッシュバックするような展開ですよ。

●15曲目
 仁後さんが歌う『キラメキラリ』。オレンジ色のサイリウムが乱舞する元気いっぱいのステージに、会場のボルテージも急上昇! ハイテンションな曲を踊りながら歌っているのに、息切れしていないことに驚愕しました。すげぇ。

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●16曲目
 キャラ声歌唱の完璧ぶりにビビる『スタ→トスタ→』。2日目公演では歌い始めがちょい早めのACCIDENT。でもすぐにリカバーできるのは流石プロフェッショナル。そして、すぐに合わせるダンサーさんもプロフェッショナル。下田さんのライブと亜美、真美に注ぐ情熱を、ぜひ下田さんのブログで読んで知ってほしいですね。

●17曲目
 17曲目は平田さんの歌う『自転車』。6曲目の『チアリングレター』といい平田さんのキメはカッコ良すぎだよ! 若林さんと同じく“現実にアイマスキャラが存在したら絶対こうだ”と思わせる気迫があります。曲の最後の「好きだぁぁぁぁぁぁぁ!!」の会場全体の絶叫は、ホントにすごかった。

●18曲目
 沼倉さんと若林さんがキュートに歌う『神SUMMER!!』。ようやく落ち着いた背後の小キック連打Pが、この曲でまた暴れ出しました。もう帰ってください。

●19曲目
 たかはしさんがしっとりと歌い上げる『晴れ色』。取材前日の打ち合わせ(飲み会)で「あずささんの晴れ色、歌ってくれねーかなー」と泥酔しながら呟いていたカメラマンの高橋P。涙目でピントが合わなかったそうです。ちゃんと撮影してたのね……。

●20曲目
 釘宮さん、若林さん、たかはしさんによる『七彩ボタン』。あれ、この曲のフルバージョンって初お披露目なんじゃなくって? ダンスもバッチリで見応えありましたよー。

●21曲目
 すべての人に捧げる応援歌『光』。黄色と緑のサイリウムの中で歌う滝田さんの美しさに、口を開けてボーッとしてたらよだれが垂れました。公演2日目、曲の最後に「……いってらっしゃい」と優しく呟いた滝田さんはホントに女神でしたな。

●22曲目
 長谷川さんが歌う『マリオネットの心』はマジでリアル美希。ダンスパフォーマンスもすばらしい。エモーショナルな曲調は、ホントにライブで映えますねぇ。

●23曲目
 ピンク一色に染まったアリーナで釘宮さんが歌う『DIAMOND』。衣装もかわいくていおりんマジ天使。ホントにキラキラしていました! コレは本当に聴きたかった。正直な話、少し泣きそうになりました。

●24曲
 アニメ20話で、Pの涙腺を破壊し尽くした『約束』。今井さんの絶唱は言葉では言い尽くせないほど。歌う千早をシルエット姿で舞台の後ろから見守る765プロのアイドルたち、星空のライトアップもきらめく舞台演出はスゴい! ライブBD早く出して下さい(2回目)。

●25曲目
 アニメの終盤、春香の壊れそうな心を絶望に落とした23話目ED曲『見つめて』。ライブでは『ANIM@TION MASTER 07』ボーナストラックの雪歩、貴音コンビです。原さんと浅倉さんの美しいハーモニーに拍手が凄かった。

●26曲目
 中村さんの『さよならをありがとう』は、静聴するPで埋まったアリーナ中に揺れる赤いサイリウムの海が幻想的。歌い終わりの中村さんの笑顔は、まさにリアル春香さんでしたね!

●27曲目
 アニメ最終話で流れた『私たちはずっと…でしょう?』。『…』に入る言葉はもちろん…。たかはしさんMCで「私は“いっしょ”という文字を入れました」とのこと。だよね!

●28曲目
 トリをつとめるのは、アニメ最終話のエンドロールで流れた『いっしょ』。アイドルとPで大合唱です。曲中のセリフをオールスターズで再現してくれたのが感動的。これからもプロデュースはおまかせあれ!

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●アンコール1、2曲目
 アンコールは全員で歌う定番曲『THE IDOLM@STER』。そして大トリは『READY!!』。会場のコールの大きさは、文字どおり「歌が聞こえない」レベル。最後に再びOP曲が来ることで、まだまだ“何か”が始まることを予感せざるを得ないですね。

 メドレーを含めると全44曲、公演時間は約4時間の大規模ライブはこれにて終了。2日目のライブ終了の挨拶で高木社長が残した「また暑くならないうちに会おうじゃないか~」と意味深なメッセージが気になりますね……。

 出演アイドルが全員集まり、ライブビューイングもされるなど過去最大のライブといえる今回の7周年ライブは、現状で最高のアイマスライブだったと確信できたイベントでした!

 我々取材陣もさっそくライブ反省会を開くべく、会場近くの居酒屋に移動。今日のライブでは誰がいちばん天使だったか、というキモさ極まる議題から反省会をスタート。

 小キック連打Pは「もう今世では諦めたが、来世いや再来世ではオレ律っちゃんと結婚できるんじゃね?」と意味不明な言動を繰り返しており、高橋Pは「晴れ色よかったなぁ」しか言わない自動応答ロボット化。千駄木Pは「感慨深い……」と澄んだ眼でつぶやきまくり。お前はアイドルたちのお父さんか!

 そんな地獄絵図の反省会で何度も出た「どの歌がよかった?」という疑問は、最終的に「全部よかった」という結論に。いや、ホントに全部違った魅力があり、みんないい。だったら反省会するなよという話ですが、公演後に終電を気にせずおいしいお酒が飲みたいあまり、アリーナがある横浜在住なのにホテルを取ったことは言い出せませんでした。

 さて、ここまで盛り上がるアイマスライブの魅力とは何なのでしょうか。“ゲーム、アニメ、声優が人気だから”だけでは決して無いと思います。

 声優とファンが集う単なるライブイベントも、アイマスの場合は声優さんは「アイドル」、ファンは「プロデューサー」であることに強いこわだりをもっています。

 今でこそ出演者はMCやダンスを完璧なレベルで演じていますが、初期のライブは正直そこまで上手くありませんでした。ですが、年々ライブパフォーマンスはパワーアップし、トークが苦手な人もラジオパーソナリティを経てMCが驚くほど上手になり、ついには横浜アリーナ2DAYSを満員にするほどのアイドルたちに成長しました。

 こうした声優さんの成長がゲーム中のアイドルの成長と重なり、プロデューサーとして見届けた先の集大成が“アイマスライブ”なんです。アイドルとプロデューサーの成長を共有、追体験できるのがアイマスライブの魅力なのではないかと。

 最高のライブと書きましたが、まだまだ上を目指していけますよね?

 ライブ演奏はリスアニさんの武道館ライブのように、生バンド演奏によるアニバーサリーライブも聞きたいですよね。今回のライブのテーマであった“みんなといっしょに!”についてもまだまだ。派生作品を含めたアイマスワールドのアイドル全員が一同に参加する真のオールスターライブもいつか観たい! 個人的にはカバー曲のライブも観たい!

 ライブが終わり、取材陣がアリーナ近くの居酒屋で打ち上げ後、帰り際の終電が近くなった時刻に自主的に会場周辺のゴミ拾いをされていたPさんたちをお見かけしました。こんなにステキなPさんたちに愛されているコンテンツは、本当にすばらしい。プロデューサー、プロデュンヌのみなさん、またきらめくステージでお会いしましょう。

『THE IDOLM@STER 7th ANNIVERSARY 765PRO ALLSTARS みんなといっしょに!』

・2012年6月23日(土)~24日(日) 神奈川・横浜アリーナ

●出演
中村繪里子(天海春香役)/長谷川明子(星井美希役)/今井麻美(如月千早役)/仁後真耶子(高槻やよい役)/浅倉杏美(萩原雪歩役)/平田宏美(菊地真役)/下田麻美(双海亜美・真美役)/釘宮理恵(水瀬伊織役)/たかはし智秋(三浦あずさ役)/原由実(四条貴音役)/沼倉愛美(我那覇響役)/若林直美(秋月律子役)/滝田樹里(音無小鳥役)※敬称略

●主催・企画
PROJECT iM@S

(7月9日17:30更新 誤字脱字を訂正。28曲目のレビューを追加しました)

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