6月5日から始まるCOMPUTEX 2012に先駆けて、インテルはThunderboltに関する説明会を行ないました。Macではすでにおなじみの端子ですが、現行のWindows採用PCではまだ普及していない規格です。転送速度は理論値でUSB3.0の2倍となる10Gbpsと超高速。データのほか、映像も伝送できる汎用端子として期待されています。
2012年後半からThunderbolt搭載Windows機がくる!
PCI ExpressとDisplay Portをひとつに
デイジーチェーンで数珠つなぎも可能
形状はMini Display Portそっくり
ケーブルは細くすっきりと
ThunderboltはPCI ExpressとDisplay Portをひとつにしたような規格で、データと映像の出力を可能にしています。そして、機器間をケーブルで数珠つなぎにもできます。PCからたくさんケーブルを生やすのではなく、PC-外付けストレージ-液晶、といった具合です。デスクトップの背面がごちゃごちゃならずに済みそうです。まあ、個人的にはあのごちゃごちゃ感が好きだったりするのですが……。
説明会会場では、マザーボードやUltrabook、周辺機器などThunderbolt製品がずらり勢ぞろい。COMPUTEXが始まれば、もっとたくさんの製品が各ブースで見つかりそうですね。
Thunderboltの周辺機器
Thunderbolt搭載マザーボード
外付けストレージとThnderbolt接続デモ
外付けストレージとの接続デモでは、ライトで毎秒400MB以上、リードで毎秒約600MB前後出てました。これなら、複数台のストレージをRAID 0構成で積んでいる、外付けストレージのポテンシャルを余すところなく発揮できそうです。
外付けストレージを通して液晶表示
こちらはノートPCと液晶の間に外付けストレージをかまして接続しているパターン。外付けのなかの動画データをいったんPCで処理し、映像出力信号として外付けストレージを通し、液晶に表示しています。こういうつなぎ方だと短いケーブルでもいけるので便利ですよね。Thunderboltケーブルは普及するまではお高めになりそうですし、短いのでなるべく安く済むのはいいことですよ。ほんと。
これはひょっとして……
はい、Thunderboltの外付けグラボユニット
はい、過去何度かExress Card接続で我々の心をキュンキュンさせた外付けグラフィックボードです。MSIの周辺機器で、ケースだけ売るのか、中身付き機で売るのかは不明ですが、こういった製品もThunderboltでは増えていくと思います。Exress Cardでは帯域がボトルネックになり、性能が思うように出なかったりしましたが、Thunderboltではどうなんでしょうか? ちなみに、映像表示はグラボの映像出力から出してます。「いや、そこはThunderboltのアウト端子つけてデイジーチェーンにしなさいよ!」って思ったのは僕だけでしょうか。
ちょっとひと休み(笑)
最後は会場に展示してあった、Thunderbolt搭載マザーボードとUltrabook、ノートPC集です。画像が多いので、時間のあるときに見ることをオススメします。製品の型番があったり、なかったりですが、そのあたりから各メーカーの本気度を想像してみるのも一興ですね。それでは、どうぞ!
ASUS G55VW
Acer Ultrabook
Lenovo ThinkPad Classic T430
ASUS G75VW
Inventec Ultrabook
Lenovo ThinkPad Edge S430
Compal Ultrabook
Gigabyte U2442P
Foxconn Ultabook
Foxconn Ultabook
Wistron Ultrabook
Asrock Z77 Extreme 6 /TB R1.0(4C)
Asrock Z77 Extreme 6 /TB R2.0(2C)
Gigabyte GA-Z77X-UP5 TH
Gigabyte GA-Z77X-UP4 TH
Gigabyte GA-Z77MX-D3H
Foxconn
ASUS P8Z77-V PRO/Thunderbolt
ASUS P8Z77-V_Premium/Thunderbolt
Intel DZ77RE-75K
MSI Z77A-GD80
■関連サイト
COMPUTEX TAIPEI
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