週刊アスキー

  • Facebookアイコン
  • Twitterアイコン
  • RSSフィード

CORSAIRの新SSDが採用した第3のコントローラとは!?:COMPUTEX TAIPEI 2012

2012年06月07日 10時30分更新

 CORSAIR Memoryといえば、PC用メモリーはもちろん、ケースや電源、SSDなどを手がけるPCパーツのメジャーメーカーのひとつ。COMPUTEX TAIPEI 2012では、SSDや電源、メモリーの新製品がいくつも発表された。

■定番の可能性あり? 新コントローラー採用のSSD

COMPUTEX TAIPEI 2012
COMPUTEX TAIPEI 2012

 発表されたSSDの新製品は『Neutron GTX』シリーズと『Neutron』。従来、SSDのコントローラーといえば、MarvellかSandForceの2巨頭だったが、本シリーズでは、エンタープライズ系のメーカー Link_A_Media Devices社のコントローラーを採用。同社はコンシューマー向けに新たにコントローラーを立ち上げ、CORSAIRとパートナーシップを組んで製造していくという。

 2つの製品の違いは、『Neutron GTX』では、東芝製のToggleタイプのフラッシュメモリーを搭載。『Neutron』ではもう少しスピードが落ちるフラッシュメモリーになるという。実際に『Neutron GTX』のデモが行なわれていたが、CrystaldiskMark 3.0.1ではシーケンシャルリードが461MB/s、シーケンシャルライトが490MB/sとイマドキのSSDとほぼ同レベルの性能を発揮していた。ちなみに、ランダムアクセスはリード/ライト両方で90,000IOPS。

 発売時期は7月を予定しており、価格はまだ未定とのこと。

■電源の主力をWindowsから制御できるCORSAIR Link搭載電源

COMPUTEX TAIPEI 2012

 CORSAIRは専用コマンダーユニットを使って、電源やメモリー、ファンなどの動作をモニタリングしたり制御したりできる”CORSAIR Link”を発表していたが、今回はその対応電源が発表された。

COMPUTEX TAIPEI 2012

『AX1200i』は1200ワットの80+プラチナ電源。同梱されている簡易コマンダーをマザーボードの内部USB端子に接続することで、現在の電源の使用率やAC側の電源入力、DC側の電源出力、温度などを専用ソフトでモニタリングできる。

COMPUTEX TAIPEI 2012

 なお、専用ソフトはCORSAIRのサイトからダウンロードできる。注目すべきは、PCIエクスプレスのレーンごとに電源出力をコントロールできる点。ソフト上で電源出力にリミッターをかけたり、シングルレーンとマルチレーンの切り替えができる。もしくは逆に電源出力をビデオカードにシフトするといった使い方もできる。オーバークロッカーにはうれしい機能だ。

COMPUTEX TAIPEI 2012

 夏ごろ発売予定で参考価格はUSドルで350ドル前後。

■ハイエンドメモリーDOMINATORシリーズに新製品

COMPUTEX TAIPEI 2012
COMPUTEX TAIPEI 2012

 CORSAIRといえば、ハイエンドのオーバークロック対応メモリー“DOMINATOR”シリーズが有名だ。従来のシリーズではファンが搭載されていたり、LEDで照明が点灯するようになっていた。今回は新製品のDDR3-2666(PC3-21300)モデルを発表、7月には発売となる見込みだ。なお、このモデルでは、“CORSAIR Link”に対応。基板上に専用のコネクターがあり、温度や動作状況がモニタリングできる。また、白色LEDを搭載している。年内にはDD3-3000モデルもラインアップされる予定で、価格は調整中とのこと。

■関連サイト
COMPUTEX TAIPEI
CORSAIR Memory

この記事をシェアしよう

週刊アスキーの最新情報を購読しよう

本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ている場合があります