ASUSTeK R.O.G.イベントでは、既報で伝えた『TYTAN CG8890』などのほか、マザーボードからヘッドホン、ゲーミングノートPCなど、数多くのゲーマー向け製品が発表されました。速報ではお伝えしきれなかった点や製品をご紹介いたします。
●TYTAN CG8890
フロント上部
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フロントカバーは下方へ下がるギミックを備え、開けてみるとBDドライブ、マルチカードリーダー、HDDラックが御開帳。
フロントサイドファン
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フロントの両サイドを走るファンラインには、左右3基ずつ、ファンを搭載しております。ファンカバーの模様も凝ってますね。
右側面
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右側面にASUSロゴがバキッと入り、右上の幾何学模様が失われた超古代文明みたいでかっこいいです。
天面
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天面前部は広めの物置スペース。なのにこの凝りよう。一体いくらするのかわかりませんが、もうただただ唖然です。
スペック
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グラフィックボードはGeForce GTX690、Core i7-3960X(3.8GHz/4GHz/4.2GHz)、メモリー16GB、ストレージ構成は2TB HDDとSATA3接続128GB SSD×2のRAID 0と、割と控えめな構成です。どうせなら、GTX690 SLIとか、256GB SSD×4 RAIDとか、もっととんがっててもいいような気がしますが……。
1ボタンでCPUオーバークロック
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スペックを見てお気づきの方もいると思いますが、実はこの製品、ハードウェアスイッチによる簡易オーバークロック(OC)機能を搭載しています。下位にあたる『TYTAN CG8480』にもあったので、デモ機で試したところ……。
TYTAN CG8480でお試し
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一発OC!
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i7-3770K(定格3.5GHz)を4.2GHz動作まで一気に引き上げられました。なお、ボタンは押すごとにプリセットが変わるようで、定格から押すとまず4GHzへ、さらに押すと4.2GHzへ、という具合にクロックが上がります。
●Gシリーズ
G55VW
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昨日のインテルThunderbolt説明会にあったG55VWとG75VWも登場。Thunderboltはやはり、今回のCOMPUTEXのキーワードになりそうですね。
Gシリーズの豪華な仕様
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G75もG55も、さすがハイエンドゲーミングノートシリーズだけあって、デカタッチパッドやクリック感のいいボタンなど、最上級の使い心地が味わえそうです。
G75はファンフィルター付き
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G75ではリムーバブルファンフィルターを備え、いつでもクリーンな状態で排気が行なえます。
●MAXIMUS V FORMULA
OC向けのZ77マザー
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無線モジュールや水冷ヒートシンク
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『MAXIMUS V FORMULA』はZ77チップセットを搭載するOC向けモデル。CPUまわりの部品を冷やす“FUSION THERMO”という水冷対応のぶあついヒートシンクが特徴的です。
FUSION THERMO
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水冷で中のヒートパイプを冷却
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水冷接続イメージ
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抜群の冷却効果
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FUSION THERMOでOCの足をひっぱりがちなCPUまわりの部品を冷やし、安定したOCが可能とのこと。うーん、冷えてますねー。
SUPREME FX IV
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サウンドまわりも手抜きなし。『SUPREME FX IV』でもIII同様、マザーボード上のノイズを基盤で分けるRed Lineが入り、ゲームの音質を向上しています。
●MAXIMUS V EXTREME
Z77ハイエンドマザー
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OC KeyにThunderbolt
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『MAXIMUS V EXTREME』は画面にオーバーレイでBIOSレベルのOCメニューを表示させる“OC key”が付属するハイエンドモデル。ThunderboltやmPCIeなども使える死角のない最強のマザーです。PCI Express×16形状スロットを5本も装備。
会場では液体窒素OCデモ
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目を引いたのが報道陣の前で行なった液体窒素によるOCデモ。GPUもCPUも液体窒素用のカップがくくりつけられていました。
●サウンド関連
THUNDER FX
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SN比114dBの高音質外付けデバイスも紹介されました。ぜひゲーミングノートPCと組み合わせたいですね。
XONAR PHOEBUS
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サウンドボード単体
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こちらはノイズキャンセリングができるサウンドボードセット。
環境騒音が最もうるさい
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ROG COMMAND TECNOLOGY
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“ROG COMMAND TECNOLOGY”という技術で、ヘッドセットの場合はマイクまわりだけを、ヘッドセットがない場合でもある一定の角度で置けば環境騒音ノイズキャンセルができるそうです。うるさい部屋の中でチャットプレーしてるときなんかは役に立ちそうです。
VULCAN PRO
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アクティブノイズキャンセルヘッドセット『VULCAN PRO』。7.1ch仮想サラウンドに対応。
ORION
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『ORION』と『ORION PRO』はふっくら耳あてで疲れにくいゲーミングヘッドセット。長時間かける人にはいいかもしれません。
以上、駆け足でしたがR.O.G.イベントレポートでした。
■関連サイト
COMPUTEX TAIPEI
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