今年もソウルで韓国のIT企業が集結する展示会『World IT Show 2012』が開催されました。昨年の様子は以前ご紹介しましたが、今年もあれこれと面白いブツが展示されていました。
サムスンとLGのガチバトル! |
韓国を代表するIT企業と言えばもちろんこの2社。左右に巨大なブースを構えがっつりと展示競争をしていました。両社ともにスマートTVからウルトラブック、そしてスマートフォンなど最新製品も多数展示しており、どこから見ればいいやら悩んでしまうほどです。
おねーさんがキレイなのね(^^) |
両社のブースで真っ先に目に入ってしまうのは、実はコンパニオンのおねーさまたち。World IT Showは毎年美女ぞろいと言われているのですが、会場はカメラ小僧も多く、たしかにその評判どおりでした。うーんガジェットよりついついそっちばかり見てしまいそう……。
真面目に回るぞ! まずはLGエレクトロニクス |
そんな誘惑に負けずにブースをちゃんと見て回ることにしましょう。最初はLGエレクトロニクス。韓国ではすでに年明けにスマートフォン新製品を複数投入していますが、今回は今月発売のあの最新モデルも展示されていました。
画面もメモリーも増量された『Optimus LTE 2』 |
『Optimus Vu』同様にスクショとメモ書き対応 |
5月中に韓国で発売予定の『Optimus LTE 2』はディスプレーが4.7インチ、メインメモリが2GB、そして省電力に優れ駆動時間が大幅に向上したモデルです。ワイヤレス充電にも標準対応しています。
また日本でも発表された『Optimus Vu』同様、ワンタッチでスクリーンショットを撮って手書きメモが書けます。専用ボタンはないのですが、音量の上下ボタンを同時押し(真ん中部分を押すといいようです)すると表示された画面が保存され、そのまま指先で手書きできるのです。今後同社のスマートフォンはこの機能がデフォになるのかも。
『Optimus Vu』にはホワイトモデルも |
NFCタグに対応した『Optimus LTE Tag』 |
そして韓国ではすでに発売中の『Optimus Vu』はホワイトのカラバリも登場。イメージがだいぶ違って見えますね。内蔵されているテーマも女性を意識したものが多くなっています。
さらにはNFCタグを使って機能を非接触でコントロールできる『Optimus LTE Tag』も展示。実際に書き込み可能なTagシールの使い方などのデモが行なわれていました。
そして王者のサムスン電子ブースへ! |
一方いまやスマートフォンの王者ともなったサムスン電子。ちょうどこの週は日本でも『GALAXY S III』の発表がありましたし、韓国でも盛り上がっていることが期待されます!
『S III』はなく『Note』のピンクが人気 |
ところがブース内の展示の目玉は『GALAXY Note』で、新色のピンクバージョンをイチオシしていました。ほかにはLTE対応の『GALAXY Tab』なども展示。しかし来訪客の多くが「GALAXY S IIIはどこにあるの?」と聞いています。
ブース内のスタッフも「すいません今回はないんですよ」と同じ返答の繰り返し。韓国で発売されればおそらくスマートフォン売り上げダントツの1位になることは間違いないのですが、せっかくのIT系の展示会に実機の展示がないのはちょっと残念。
WiMAX内蔵のノートPCが多数 |
ほかにはウルトラブックやスレートPCが展示されていましたが、多くの製品がWiBro(韓国版WiMAX)を内蔵していました。一部の製品はキャリアと契約すると1年間無料で5GBが利用できるとのこと。韓国のノートPCはWiMAX内蔵が当たり前になっていくのかもしれません。
サムスン電子のアクセサリーと言えばAnyMode |
さて会場にはサムスン電子のスマートフォン向けケースなどを製造販売しているAnyModeのブースもありました。サムスン純正品扱いの商品もここから多く出ています。日本でも一部の製品は入手できるようですね。
『GAlAXY S II』の非接触充電キット発見 |
AnyModeブースで見つけたのがこちらの『GAlAXY S II』用非接触充電キット。専用のバッテリーと電池カバーに交換して利用するとのことですが、まだ市販はされていない模様です。
なお『GALAXY S III』のグローバルモデルが標準で非接触充電対応とのことから、この商品も『GALAXY S III』への対応品として発売する可能性もあるとのことです。スマートフォンの機能も各社横並びになってきましたが、今年は非接触充電が普及を始める年になるかもしれません。
スニーカー型ケースなんてのも |
またAnyModeは様々なケースを発売していますが、スニーカー型の面白いケースも展示していました。こちらは展示会などイベントで配る非売品とのこと。ブースでも一定時間ごとにミニイベントをやって、このスニーカーケースを配っていました。『GALAXY S II』用ってことなので筆者もかろうじてゲット!
AndroidロボットのKibot2 |
さてキャリアブースで目立っていたのがKTの『Kibot2』。子供向けの学習ロボットなのですが、実はコレAndroidなんですよ。ディスプレーには目が表示され、本体をなでると「うれしいー」とか「くすぐったい」とかしゃべります。また自走式で、前後に動いたり首を振ったりと結構動いて、カワイイです。
背面にはプロジェクターも内蔵 |
メニューボタンを押すと専用のランチャーが起動して、学習コンテンツなどに簡単にアクセスできます。また“母親メニュー”を選ぶと、Android端末としてブラウザーなどを利用可能になります。背面にはプロジェクターも内蔵されているので、壁などに画面を大きく投影することも可能。韓国ではすでに発売されていて、結構人気だそうです。
うさ耳型のスマホスタンド |
Bluetooth関連も様々な製品が出展 |
ほかにも小規模な企業がいろいろなアイデア製品を出展。韓国ではヘッドホン端子に差し込めるストラップなどが人気ですが、それをスタンドにしてしまうアイデア商品もいくつか見かけました。またBluetoothを使ったハンズフリー端末も複数社が製品化しているようです。
「来年も来てね!」 |
このほかにも普段日本では見られないような製品が多数出展されていました。いくつかの製品はいずれ日本でも発売されるかもしれません。来年もまたこの展示会を楽しみにしたいと思います。
山根康宏さんのオフィシャルサイト
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