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GALAXY S II用周辺器機も! 韓国『World IT Show 2011』で面白モバイルガジェット発見

2011年05月18日 12時00分更新

 2011年5月11日から14日まで韓国ソウルで開催された『World IT Show 2011(WIS2011)』。そのレポートはこちらこちらに書きましたが、ほかにも面白いスマホやアクセサリーなどが展示されていたので紹介しましょう。

右も左もドロイド君とキレーなおねーさん(^^)
山根博士の海外モバイル通信第33回

 さて韓国でのスマートフォンの普及は日本以上と思えるくらいで、地下鉄に乗っても区間や時間帯によっては座席に座っている乗客全員がスマホ使い、てな状況。

 iPhoneも多いのですが、やはりサムスン電子とLG電子の母国だけに圧倒的にAndroidが多いようです。そんなわけでWIS2011の会場もAndroidやドロイド君だらけ。それに加えてキレーなおねーさんも一杯な活気のある展示会でした。

韓国のHTC Flyer 4Gは3GとWiBro(WiMAX)に対応
山根博士の海外モバイル通信第33回
しっかりとWiBroを搭載しています
山根博士の海外モバイル通信第33回

 欧米ですでに出荷が始まっているHTCの7インチタブレット『HTC Flyer』。アメリカではWiFiモデルが、ヨーロッパでは3Gモデルが出ています。

 でも韓国で6月から発売される韓国版の『HTC Flyer 4G』は3GとWiBro=韓国版WiMAXに対応しているんです。気になるOSのバージョンは“Android2.3.3”。ただしこれは展示品のものであり、製品版では変更される場合もあるとのことです。

 販売キャリアのKTではHTC Flyer 4Gを“韓国初の3W対応”……すなわち、W-CDMA、WiBro、WiFiの3つの通信方式を利用できる端末としてアピールしていくとのこと。

 なおW-CDMAとWiMAXを搭載した端末の日本登場は難しそうですが、HTCはアメリカでCDMA2000+WiMAX対応のHTC Flyerを『HTC EVO View 4G』として発売予定で、そちらならauからの登場も期待できるかもしれません。

エコモード搭載のスマートフォン
山根博士の海外モバイル通信第33回

 サムスン電子、LG電子が次々と最新製品を出す中で、韓国のほかのスマホメーカーは差別化を図ろうと様々な機能を搭載したモデルを出しています。

 SK telesysの『S150』はHSDPA方式に対応し、4インチWVGAディスプレーと、1.2GHz CPU搭載の同社のフラッグシップモデル。でも最大の特徴はそのスペックではなく本体右にあるエコモードボタンです。これをONにするとあらかじめ設定した省電力モードにワンタッチで切り替えできるのです。

 また画面も消費電力に関係するものが一覧表示されるため、ここから細かい設定を変更することも可能です。電池残量が少なくなってきたときだけではなく、仕事中や就寝時間など利用頻度の低いときにワンタッチでモード切替できるのは便利そうです。

Galaxy S IIのアクセサリーも出ています
山根博士の海外モバイル通信第33回

 日本でも発売が決まった『Galaxy S II』ですが、韓国ではすでに4月から国内3つの全キャリアで販売中です。アクセサリーもすでにいくつか発売されているようで、純正のデスクトップクレードルはGalaxy S IIユーザーには必携と言えるでしょう。この手の純正アクセサリーは日本ではなかなか発売されないようなので、欲しい人は韓国で買っちゃうってのもいいかもしれません。

サムスン電子純正の小型Bluetoothキーボード
山根博士の海外モバイル通信第33回

 手のひらにすっぽり納まる小型のBluetoothキーボード。こちらもサムスン電子の純正品です。ただし単品売りはなく、写真のうしろに写っているスマホ『Galaxy S Hoppin』用に別売されている専用クレードルに付属するもの。

 キーボードとして利用できるだけではなく、キーボード左右の穴はスピーカーとマイクでハンズフリーのヘッドセットとしても使えます。また背面にはリモコンがあり、Galaxy S Hoppinのメディアプレーヤー操作などができるとのこと。

 キーボードとハンズフリーはほかの機種でも使えるらしいので韓国で見つけたら入手したいものです。セット価格も8万ウォン前後(約6000円)とお手ごろです。

Galaxy Tabのケース装着型外付けバッテリー
山根博士の海外モバイル通信第33回
Galaxyシリーズのアクセサリーを多数販売するAnymode
山根博士の海外モバイル通信第33回

 これはGalaxy Tabのケース側面に取り付けることのできる外付けバッテリー。コネクターは汎用ではなくGalaxy Tab専用になっています。販売元はAnymode。

 サムスン電子は韓国では携帯電話にAnycallというサブブランド名をつけて販売しており、Anymodeはサムスン電子公式のアクセサリーを製造するサードパーティーメーカー。Anymodeの製品はサムスン電子純正アクセサリーとして同社のショップやキャリア店舗でも販売されています。

ゼリーのようなスタイラスペン
山根博士の海外モバイル通信第33回

 韓国で魚肉ソーセージを静電容量式タッチパネルのスタイラスにしてしまうという話がちょっと前に話題になりましたが、さすがに同じソーセージを毎日使うのは大変ですよね(笑)。

 このカラフルなスタイラスは魚肉ソーセージにアイデアを受けた製品で、ゼリーというかキャンディーのような透明感あるカラフルなデザインが特徴。質感もソーセージっぽく、画面を傷つける心配はありません。

スキャナー内蔵のマウスが登場
山根博士の海外モバイル通信第33回
マウスを乱雑に動かしてもスキャンできる
山根博士の海外モバイル通信第33回

 こちらはスマホではなくネットブックなど向けの周辺機器になります。LG電子の『LSM-100』はマウスの光学センサー部分にLEDを並べてスキャナー機能を内蔵させた製品。しかも対象物の上をまるでタオルで拭き取るように乱雑に動かしてもきれいにスキャンしてくれます。

 7月発売予定で価格は13万ウォン(約9700円)。モバイル用途にもいいかもしれません。

 このほかにも面白いスマートフォンやアクセサリーが多数展示されていて、いずれも買いたくなってしまうものばかりでした。日本にはないガジェットを探しに韓国旅行へ行くのも楽しいかもしれませんよ。

山根康宏さんのオフィシャルサイト
香港携帯情報局

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