らくらくホンシリーズ初のスマートフォンである『らくらくスマートフォン F-12D』。CPUは1.4GHzのシングルコアCPU『MSM8255』とイマドキの端末としてはローエンドと思いきや、最新端末だけにAndroid 4.0搭載、Bluetooth 4.0対応、810万画素カメラ装備など意外にあなどれないスペックとなっています。
本機の真骨頂は“人にやさしく、操作しやすいインターフェース”。本端末だけの“押した感触”のあるタッチパネルを採用し、タッチパネルスマートフォンを初めて操作する方にも押し間違いを少なくする配慮が施されています。
ソフトウェア面では、大きく押しやすいオリジナルメニューを採用しているほか、従来のらくらくホンシリーズと同じメニュー画面も用意しており、乗り換えユーザーもスムーズに使い始めることが可能です。これらのメニューには、おなじみの“ワンタッチダイヤル”ボタンを用意しており、あらかじめ“1~3”に電話番号を登録しておけば、ホームボタンを押して最初に表示されるトップ画面から迷うことなく電話できます。
なお、使い始める際にグーグルアカウントの設定は不要なので、アプリケーションなどを追加しないのであれば、購入してすぐ使えるのもポイントです。セキュリティーを重視して、あえてアカウントを登録せずに使うという選択肢もアリではないでしょうか?
カラーラインナップはゴールド、ネイビー、ピンクの3色。手ごろなサイズに丸みを帯びた形状が相まって、手になじみやすい端末に仕上がっています。周囲に施された手の滑りを防ぐテクスチャーも、端末の落下防止に一役買っています。これらの配慮は、ハイスペック端末でもぜひ取り入れていただきたいところです。
とんがった機能はないものの、おサイフ、ワンセグ、赤外線、防水・防塵対応など基本性能をしっかり押さえている『らくらくスマートフォン F-12D』。持ちやすさに配慮した端末デザインを目当てに、ITリテラシーの高いユーザーがホーム画面を置き換えて使うのもいいですね。
OS | Android 4.0 |
通信 | 3G(下り14Mbps/上り5.7Mbps) |
ディスプレー | 4インチ(480×800ドット) |
CPU | MSM8255(1.4GHz) |
メモリー(RAM) | 1GB |
カメラ | 約810万画素(インカメラ約32万画素) |
バッテリー容量 | 1800mAh |
サイズ/重量 | 約64(W)×12.2(D)×130(H)mm/約139g |
おサイフ | ○ |
ワンセグ | ○ |
赤外線通信 | ○ |
防水/防じん | ○/○ |
テザリング | × |
らくらくスマートフォン F-12D
メーカー:富士通
キャリア:ドコモ
発売日:7~8月発売予定
予想実売価格:1万円台半ば
※2012年5月16日12:22:記事公開時のスペックに誤りがありました。お詫びして訂正いたします。
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