BlackBerry 10は公開されましたが、アナウンスされた機能や特徴は基本のUIとソフトウェアキーボード、そしてカメラぐらいです……。そこで、同じQNXベースのBlackBerry 10がどうなるか予想するため、RIMのデイビッド・スミス上級副社長にPlayBookイチオシの機能をうかがいました。
↑PlayBookのイチオシ機能をあらためて説明してくれた、RIMのデイビッド・スミス上級副社長。 |
↑耳にタコかと思いますが、QNXベースのOSを採用したPlayBook。現行の端末では唯一となる、カード型のUIです。
PlayBook おもなスペック
ディスプレー | 7インチ(1024×600ドット) |
CPU | OMAP4430(1GHz、デュアルコア) |
OS | BlackBerry PlayBook OS 2.0 |
RAM | 1GB |
内蔵ストレージ | 16GB、32GB、64GB |
カメラ | 背面500万画素、前面300万画素、フルHD動画撮影可能 |
インターフェース | マイクロUSB、マイクロHDMI |
PlayBook おもな特徴
●メールやSNSを統合的に扱える
PlayBookでは、スケジュールとメール、連絡先が連携して動作します。連絡先にFaceBookの情報を取り込むことも可能で、いちいち入力する必要はありません。BlackBerry 10でもこうなると信じています。
↑PlayBookのカレンダー。予定が多い日は日付を大きく表示する。また、1日のスケジュールのタイムラインを日付の横に帯状に表示。日を選択すると、詳細なスケジュールのタイムラインが右に現われる。 |
↑スケジュールからひとつの予定を選び、詳細を確認する。会議の参加者をタップすると……。 |
↑その人に関する詳細情報を確認できる。メールアドレスをタップするとメールアプリに移動し、すぐにメール本文を入力できる。 |
↑1日に会う予定の人をまとめてリスト表示する機能もある。忙しい人ほど重宝しそう。 |
なお、基調講演や別のセッションのBlackBerry 10のデモでは、従来のBlackBerryと同様に、メッセージアプリでメールやBlackBerry Messenger、電話などの受信や通知をまとめて表示するようすが紹介されました。
●重いアプリもマルチタスクで動かせる
BlackBerry 10はもちろんマルチタスクですが、スミス上級副社長が説明したPlayBookのマルチタスクは感嘆するレベルのもの。HD動画の再生とゲームが同時に行なえるのです。しかも、PlayBookのCPUはクロック周波数1GHz(デュアルコア)でしかありません。BlackBerry 10でもこうなると信じています。
↑HDMI接続した外部ディスプレーでHD動画を再生しながら、同時にPlayBook上でゲームをプレー。「家族で動画を観ているときに自分だけゲームしたい、そういうことあるよね?」ええ、ありますよね。 |
●動画の機能もスゴい
PlayBookでは、HD動画を再生している真っ最中にピンチイン・ピンチアウトでスムーズに拡大・縮小ができます。一時停止中でも可能ですが、再生中にできるって!! あんな動画のこんな部分を拡大できちゃうってちょっと兄さん!! BlackBerry 10でもこうなったら買いですよっ。
↑動画を再生している真っ最中に、2本指操作で拡大・縮小できる。家族や友人と撮影した動画や、大好きなアイドルの動画などでもぜひ活用したい。 |
●Androidアプリを動作させられる
これはハインズCEOが公式にアナウンスしました。PlayBookのウリのひとつがAndroidアプリの実行環境(Android App Player)があること。BlackBerry 10もこの機能をサポートします。
なお、別のセッションでは、今夏中ごろにリリース予定のPlayBook OS 2.1が明らかになりました。新バージョンの2.1では、メールとカレンダー、連絡先の縦表示や、Androidアプリのマルチタスク対応などが予定されています。
縦表示のようすはまんまBlackBerry 10に見えますね。Androidアプリのマルチタスク対応も、BlackBerry 10はきっと採用するでしょう!
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