BBW2012:『BlackBerry 10 Dev Alpha』実機に触れてみた
2012年05月02日 12時05分更新
BlackBerry World 2012の会場で、ごく短時間ですが、次期OS用のフルタッチの開発機『BlackBerry 10 Dev Alpha』を試用するチャンスを得ました!
とりあえず、わが週アスPLUSの表示テストです。
| キーボードの操作性は…… |
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実際にソフトウェアキーボードで入力した操作感は、iPhoneやAndroidと同じ。縦画面で使っていると、キーが小さいためタッチミスも起きます。プロトタイプだからか、基調講演のデモで見た予測入力は確認できませんでした。
| でも週アスPLUSを無事に表示 |
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日本語入力はできませんが、表示は可能です。週アスPLUSを無事に表示、ピンチイン・ピンチアウトで拡大・縮小ももちろん可能。
週アスPLUSを表示したままディスプレーの外側から内側にスワイプすると、週アスPLUSのウィンドウが縮小表示されたホーム画面に変わります。マルチタスクで起動中のカメラアプリの縮小表示も右隣に。これが、PlayBookと同じ“カード型”のユーザーインターフェースです。
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| ↑ホーム画面では起動中のアプリを縮小表示。左右フリックでアプリを選び、切り替えられる。 |
このホーム画面を見ると、PlayBookと同じOS(ベースが同じQNX)なんだなぁと実感します。
| カード型UIのPlayBook |
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というかPlayBookとDev Alpha、側面もまんま同じです!
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| ↑次期BlackBerry開発機の左側面。PlayBookの下側面とソックリ。 |
ほかの側面も……。
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| ↑開発機の右側面。PlayBook上側面のボタンと同じ構成。 |
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| ↑PlayBook上側面にある、音量調節などのボタン。 |
もちろん背面も!
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| ↑左はiPhone 4S、右がDev Alphaです。サイズ感の参考に。 |
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| ↑PlayBookの背面も、BlackBerryの大きめロゴを配している。 |
マットな質感、スクエアーでフラットな形状はまさにPlayBook。“PlayBook mini”じゃないですか!
PlayBookを使用したことがある人なら、この画面も見覚えがあるでしょう。
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| ↑各種の設定画面。文字が小さく細かいのは、解像度が異様に高いせい。 |
スペック的にもPlayBookに近いものがあり、開発機の段階ではありますが、現状では「ディスプレーのサイズが違うだけ?」という印象を受けます。ただし、RIMのディビッド・スミス副社長は「PlayBookとは異なり、Dev Alphaは片手操作に最適化している」と主張していました。
BlackBerry Dev Alpha おもなスペック
| ディスプレー | 4.2インチ(768×1280ドット) |
| CPU | 未公表 |
| OS | 10.0.4.197 |
| RAM | 1GB |
| 内蔵ストレージ | 16GB |
| カメラ | 背面カメラ(LEDフラッシュあり)、前面カメラ ※画素数は未公表 |
| インターフェース | マイクロUSBポート、マイクロHDMIポート、マイクロSDスロット、ヘッドホンジャック |
| SIM | マイクロSIM |
| その他機能 | NFC、Bluetooth、テザリング |
基調講演でデモしていたカメラの“プレーバック”機能(勝手に命名しました)も、この開発機では確認できませんでした。残念。
非常にささやかではありますが、画面の上端にあるバーまわりの機能をひとつ確認しました。こういうちょっとした工夫で使いやすくなるものなので、期待します。
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| ↑画面上端の日付表示の部分を軽くタップすると、小さいカレンダーが表示された。 |
……以上がBlackBerry 10 Dev Alpha実機のレポート、ファーストインプレッションです。PlayBookを触ったことがある人ならうなずいていただける点があるのではないでしょうか。一方、触ったことがない人は「これがBlackBerryです」と言われても戸惑うのでは。Mac OS 9がMac OS Xに変わったときと似ています。
新OSがフルタッチの端末を前提に開発されていることやこの新しいUIは、従来のBlackBerryユーザーから反発を買いそうですね。現状の開発機は100パーセントの完成度ではないと思いますが、「これでいいのか」感は正直、あります。
しかし、カード型UIは、BlackBerry Bold 9900のような小さい画面でも使いやすいはず。Palm Preと同様に、カード型UIのOSとハードウェアキーボードは両立するし、そのほうが断然操作性がいいのでは。
以上はわたくし個人の見解ですが、BlackBerryのハードウェアキーボードに惚れているひとりのユーザーとして、Dev Alpha以降の端末の展開も見守りたいと思います。
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