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iPhoneケース型プロジェクターで全人類を俺様にする

2012年03月29日 21時22分更新

 “ジャイアン鈴木”なのに普段の一人称は“ボク”の私です。ただし、今回は記事の特性上、たまに一人称が“俺様”に変わることをお許しください。

 さて、先週から今週にかけて、ガジェット通販サイトpocketgamesから送られてきた“お楽しみ箱”のなかに入っていた、ガジェット群を紹介してきたわけですが、今回紹介する『KIDIGI製i-Picoプロジェクター&バッテリ内蔵ケース iPhone4S/4』が最後の商品となります。

プロジェクター&バッテリー内蔵ケースです
iPhoneケース型プロジェクターで全人類を俺様にしてやる

 本製品はプロジェクター機能とセカンドバッテリー機能を搭載した、iPhone 4S/4用ケースです。さすがpocketgamesの平野社長は私の好みがわかっています。

マニュアルとケーブルが付属
iPhoneケース型プロジェクターで全人類を俺様にしてやる

 パッケージのなかには本体以外に、マニュアルとミニUSBケーブルが入っています。

つや消しブラック
iPhoneケース型プロジェクターで全人類を俺様にしてやる

 背面はつや消しブラック。iPhoneのカメラ部は大きくえぐられた構造です。と言うわけで、iPhone本体を保護する機能性はあまり期待しないほうがいいと思われます。

 このほか背面には、一見放熱用のスリットのようなスピーカーが用意されています。つまり音は『i-Pico』から出力されるわけです。

明るさは15ANSIルーメン
iPhoneケース型プロジェクターで全人類を俺様にしてやる

 スペック的には“15ANSIルーメン”。据え置き型のプロジェクターに比べれば見劣りしますが、実写映像を見ればわかりますが、ハンディータイプとしては十分な明るさです。

厚さは22ミリ
iPhoneケース型プロジェクターで全人類を俺様にしてやる

 厚さは22ミリ。iPhoneをふたつ重ねたぐらいですね。ただ、厚さを云々する性質の製品ではありません。

 今度は底面を見てみます。

赤はセカンドバッテリーモード
iPhoneケース型プロジェクターで全人類を俺様にしてやる
青はプロジェクターモード
iPhoneケース型プロジェクターで全人類を俺様にしてやる

 底面のスイッチを左に移動させるとセカンドバッテリーモード、右に長押しするとプロジェクターモードに切り替わります。本製品の操作は基本的にコレだけ。非常にシンプルです。

 ちなみにi-Picoは2100mAhのバッテリーを内蔵しており、セカンドバッテリーとしても十分な容量を備え、プロジェクターモードでは約2.5時間の連続投影が可能です。

 ほとんどの映画なら問題なく鑑賞できますが、エドガー・ライツ監督作品『ディー・ツヴァイテ・ハイマート』を観るときは、i-Picoを10台用意するか、もしくはセカンドバッテリーまたはACアダプターをつなげましょう。後者がオススメです。

 それではさっそくi-Picoをプロジェクターとして使ってみます。まずは編集部の天井に映し出してみました。

意外に見られます
iPhoneケース型プロジェクターで全人類を俺様にしてやる

 オフィス内の明かりのなか、約1.5メートルの距離で投影してみましたが、想像していたよりはっきり映し出すことができました。肌色の多い秘蔵画像がスライドショーされずホッとしています。

白系の洋服で試してみました
iPhoneケース型プロジェクターで全人類を俺様にしてやる

 今度は、運悪く白系のシャツを着ていた週アス副編集長イトーを捕まえて、“無理やりプリンティングシャツ”というコンセプトで試してみたのですが、あまりはっきりと映りませんでした。シャツの色や、周囲の明るさもありますが、柄がよくなかったんじゃないかなーと思います。

 室内光下では限界を感じたので、ガールズバーでも行って「あのさーあのさー」みたいにテスト上映しようと思ったのですが、予算がないとのことなので、不本意ですが倉庫の壁で映写してみることにしました。

写真を上映
iPhoneケース型プロジェクターで全人類を俺様にしてやる
ミュージックビデオを上映
iPhoneケース型プロジェクターで全人類を俺様にしてやる
YouTubeを上映
iPhoneケース型プロジェクターで全人類を俺様にしてやる
Keynoteを上映
iPhoneケース型プロジェクターで全人類を俺様にしてやる

 本製品はiPhoneの映像をそのまま映写できるわけではなく、写真アプリ、ビデオアプリ、YouTubeアプリ、Keynoteアプリなど限られたアプリでのみ映像出力に対応しています。ゲームなどを表示できればおもしろいのにーと一瞬思いましたが、端末をグリングリン動かすと、映像も動くわけで、そのうえ縦持ちしかできないので、たとえゲームアプリで対応しても実用性は低いですね。

 ちなみに今回は3メートルぐらい離れて、80~100インチ相当のサイズで映写してみましたが、個人的には明るさは十分。カーテンなどでもっと暗くできる環境であれば、さらに大画面で写真や映像を楽しめるでしょう。

 旅行などに持っていって、日中に撮影した写真や動画を上映するとたのしそーです。

ピント調整できます
iPhoneケース型プロジェクターで全人類を俺様にする

 もちろん、左側面にあるダイヤルで投射距離によってピントを調整することが可能です。プロジェクターとしての基本機能はすべて揃えているわけです。ただ個人的には三脚穴などがあれば、上映しやすくてよかったなあと思います。

人類俺様計画発動
iPhoneケース型プロジェクターで全人類を俺様にしてやる
※カオスのシャクライさんの顔に、俺様の顔の写真を映写して、俺様にしてみました

 実用性は十分。画質もハンディータイプとしては申し分なしの本製品は、それでもつねにiPhoneに装着しておきたくはないですが、バッグのなかに忍ばせておけば、ガールズバーやキャバクラやお座敷に行ったときに大変重宝しそうです。

 平野社長(pocketgames)、今後も新製品取り扱いの際は、じゃんじゃん送ってくださいねー。でも、できればまとめてドカンじゃなくて、1製品ごとでお願いいたします。送料がもったいなければ、ACCN宛て着払いで構いませんので!

KIDIGI製 i-Pico プロジェクター& バッテリ内蔵ケース iPhone4S /4
メーカー:KIDIGI
価格:1万9950円(pocketgames販売価格)
製品販売サイト(pocketgames)

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