ウィンドウズ7に付属のソフト『数式入力パネル』は、あまり紹介されることがありませんが、せっかく無料で付属していますので、1回くらいは見てみましょう。
『数式入力パネル』を起動するには、スタートメニューから、“アクセサリ”→“数式入力パネル”とたどってもいいですが、検索したほうが早いかもしれません。
↑スタートメニューを開き、“プログラムとファイルの検索”欄に“数式”と入力。上の方に“数式入力パネル”が表示されますので、クリックするか、Enterキーを押します。 |
↑“数式”の代わりに“mip”と入力しても検索できます。いずれにしろ、数式入力パネルが立ち上がります。 |
↑これが、数式入力パネル。マウスや、タブレットなどを使用し、手書きで数式を書いていきます。 |
↑二次方程式の解の公式を書いてみました。マウスで書いたので、かなりガタガタですが、きちんと認識されています。よく見ると、最初の“x”が“k”と誤認識されていますね。 |
↑手書きのほうの“x”の部分を囲むと、正しい文字に修正できます。 |
↑このままでは意味がないので、“挿入”ボタンを押して、このような形式に対応した別アプリ(後述)に貼り付けます。 |
↑マイクロソフト・ワードの場合はこのように表示されます。貼り付けたあとも、数式やフォントの変更などが可能です。 |
以前だったら、画像として用意するしかなかったような複雑な数式も、精度良く認識してくれるスグレモノです。まぁ、一般の人が使う機会は少ないかもしれませんが、数学系、科学系の学生さんなどには便利だと思います。
残念なのは、この数式を貼り付けられる対応アプリが少ないこと。
“MathML”という、数式を記述するためのマークアップ言語に対応している必要があるのですが、マイクロソフト製品でも、ワードくらいしか対応していないようです。エクセルも未対応です。
おまけ
↑これが“コックさん方程式”だ! |
あと、「愛は数式では表わせない」などという寝言をほざいているような、世間知らずな青二才のファンシー野郎には、下の現実を突きつけてやるがいいです。
↑(マイクソロフトによると)愛は数式で表わせる。 |
↑(マイクロソフトによると)焼肉も数式にできます。 |
この記事は、昨年(2011年)6月30日で終了した『週アスコミュニティβ』内の“Windows7の部屋”に書いた記事の転載です(一部修正・加筆あり)。
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