2012年の雪まつりは、初音ミク推しがスゴい! 昨年は雪まつり会場と商業施設の“nORBESA”が中心だったが、今年はさまざまな企業が初音ミクとコラボしたこともあって、市内のあちこちで関連イベントが行なわれていた。4本目のレポートはそんな“みっくみっく”な札幌をまとめていこう。
熱気に包まれた物販 予約券を求めて1000人超の行列
限定グッズを含む物販は、いくつかの場所で実施していた。メインとなったのは先にお伝えした新千歳空港と、札幌駅の東南にあるイベントスペース“サッポロファクトリーホール”だ。
ファクトリーホールでは10、11日の2日間のみ、フィギュアの『ねんどろいど雪みく ふわふわコートVer.』などのグッズを販売していた。お客の殺到を見越し、前日に1500人に整理券を配布。その整理券を持った人と、オフィシャルツアーに参加した人に対してグッズを販売していた。いちばん人気は『雪ミク ラバーストラップ』で、事実、途中で売り切れていた。価格は500円。
↑手前が商業施設などを含む“サッポロファクトリー”。奥にちらっと見えるのがイベントスペースのファクトリーホール。ホールは、10日夜に開催した“つながる世界”の会場にもなった。
↑整理券をもらうために、マイナスの気温の中に長蛇の列ができていた。どれぐらい長かったといえば、道を越えてサッポロファクトリーのほうまで列が延びたくらいだ。なかには空港からスーツケースを持ったまま駆けつけた人までいて、ファンのミク愛をひしひしと感じた。
↑整理券をゲットするだけでなく、実際に商品を手にするのにも時間がかかった。11日は9時30分スタートで、すべて終了したのが15時30分。道内から来た人に話を聞くと、「道内に住んでても買うのがたいへん。オフィシャルツアーに申し込んだほうが確実に手に入りますからね」と語っていた。
↑もちろん福岡総編集チョも購入。前日、“つながる世界”のイベント出演前に整理券をゲットしてたというから驚きだ! しかし、今回の旅行取材、総編集チョの写真は笑顔ばかり。
↑JR北海道が『雪ミク☆記念入場券』を1280円で販売。オリジナル台紙付き。
↑となりのサッポロファクトリーでは、ねんどろいどなどが当たる“ミクミクガラポン”を実施。市内のファミリーマートで839円以上買うともらえるポストカードを見せると挑戦できる。景品は2011年版の雪ミクねんどろいどなど。さらにここでWチャンスとしてもらえる引換券を新千歳空港のじゃがポックルシアターに持っていくと、オリジナルクリアファイルをもらえるというなんだかRPGのような展開に。
今年も走ってます! かわいすぎる雪ミク電車
すでにお伝えしたように昨年12月19日から今年の3月30日まで、札幌市の中心部を走る路面電車が雪ミクでラッピングされている。昨冬とは異なり、ラッピングがハーフではなくフルにグレードアップしている。3月までに札幌を訪れる際は、市電の現在位置を調べられるiPhoneアプリの札幌雪ミク市電を活用しよう。
↑駅では電車を撮影する人も。ミク? それとも鉄道? いずれにしても熱心なファンが多い! “ぷちでびる”さんのかわいらしいイラストも見ていてすごく和む。
ファミマが痛化!? 限定弁当やワインも販売
↑札幌市のファミリーマート4店舗でも、焼ねぎと鶏そぼろ丼、味付味噌ネギおにぎり、赤白ワインという3種類の限定グッズを販売していた。丼はそぼろがボリューム満点! ネギは焼き鳥の甘辛なたれ付きで、食べてるときのアクセントになる。
↑妖艶なルカさんのイラストが入った『名もなきなまワイン』。ぶどうは北海道産のものを100パーセント使用。
↑お店の内外もミクで飾られていた。奇跡の痛コンビニ(?)が見られるのは、雪まつりの期間だけ!
デジタルサイネージにも雪ミク!
↑札幌駅とすすきのを結ぶ地下道にあるデジタルサイネージでは、Twitterにおける雪まつりのつぶやきを表示するというおもしろい試みを実施。その画面のひとつが「#snowmiku」のハッシュタグを拾っていた。
↑デジタルサイネージでも福岡さんが(名前で)まさかの登場。今回、どんだけ出演してるんですか(ギギギ
カレーの名店“マジスパ”でメイコ姉さんが熱唱
札幌には、筆者も大好きなスープカレーの名店“マジックスパイス”の本店がある。そんなマジスパで11日夜、ボーカロイド“MEIKO”の声を担当した拝郷メイコさんのアコースティックライブが行なわれた。
ライブを企画したのは、クリプトン・フューチャー・メディアの伊藤社長。同店の超常連なこともあって、3日前にいきなりマスターに打診したにも関わらず実現できたという(なんという鬼発注)。しかし、ライブを告知したのが9日だったにも関わらず、会場がいっぱいに埋まってたのが不思議……。料金は無料で、カレー代金の600円だけでライブを見られるというのもスゴい。ちなみに選べたカレーは“瞑想(中辛)”か、“涅槃(辛口)”。
↑拝郷メイコさん。同日、雪まつりの屋外ステージで歌ったうえで駆けつけた。“悲しみcloset”や“リビング”、“海月(うみつき)”など、7曲を熱唱。アコースティックギターの音色が、透きとおる拝郷さんの声を引き立てる。ちょっと涙腺に来たのはナイショだ。
↑マスターによれば、マジックスパイスでは、3年ほど前まで毎週ライブをやっていたとのこと。そのせいもあってカレー屋とは思えないほど、音響や照明の設備が充実していて驚いた。
↑同店のはからいでミク型の氷も配られてた。ライブ終了後には、拝郷さん本人がCDを販売。ほとんどすべてのお客さんが買ったのではと思われるぐらいに行列ができていた。
↑週アス取材班は行けなかったが、札幌ドームで開催したスノーボードイベント“TOYOTA BIG AIR”でも初音ミクとのコラボグッズを販売していた。
(c)Crypton Future Media, Inc.
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