12日、北海道の札幌で開かれていた“第63回 さっぽろ雪まつり”が幕を閉じた。その雪まつりのひとつの目玉が、初音ミクだ。期間中、“SNOW MIKU 2012”と題し、雪まつりの会場だけでなく、札幌市内の施設や店舗、はては最初に取り上げた新千歳空港まで、さまざまなイベントが開催されていた。3回目のレポートは、雪まつりの会場を中心にお届けしよう。
ミク雪像は全部で3体 前には常に人だかり
まずどーしても外せないのが雪像! 初音ミクをモチーフにした雪像の制作は3回目になる。今年は7日夕方、日中の気温が上がったことを受けて、初音ミクの雪像が倒壊し、60代の女性にあたってけがをするという事故が起こってしまった。その後、再制作が決まり、11日の早朝に完成した。編集部で調べた限りでは、この公式雪像のほか学生が手がけた作品も2体展示されていた。
↑大通西6丁目の南側にあった初音ミクの雪像。再制作後は背中に壁が残されて、倒れにくいようになっている。
↑札幌平岸高等学校デザインアートコースと、米国ポートランド州グラント高校のコラボで生まれた雪像。こちらも大通西6丁目で、5丁目との道路に面した場所で見られた。
↑大通西10丁目にあった札幌放送芸術専門学校による雪像。どちらもミク愛たっぷりなクオリティーの高さだ。
↑雪像の前の人だかり。年齢層が高めの女性が「ほらー、あの初音ミク」と会話してたように、ネットを見ない層にも知られている印象を受けた。
↑雪ミクのコスプレをして歩いてる女の子も。みんなエンジョイしてる感じが伝わってきて、取材してる側も楽しくなってしまいましたぞ。
すすきのには氷像 夜のライトアップにうっとり
すすきの会場の“第32回 すすきの氷の祭典”では、初音ミク、鏡音リン、鏡音レンの3人が並ぶ氷像が置かれていた。こちらも人気の撮影スポットで、初音ミクの限定グッズが入った物販の紙バックを持った人もちらほら見かけた(“SEGA”と書かれたバッグなのですぐにわかるという)。
↑氷像の本番は、日が落ちてから24時までのライトアップだ。昼間は透明だが、夜はカラフル。ちゃんとミクは青、リン・レンは黄色とライトの色を分けてるのが偉い。
雪ミク衣装のシークレットライブに熱狂!
大通西11にある屋外ステージ“New Chitose Airport 北海道ショールーム Studio”でも、ボーカロイドがらみのイベントが多かった。10日18時には、シークレットライブを開催。プレス向けと題されていたが、実は一部の一般客も招待されていた。ステージの透明ボードに雪ミク衣装の初音ミクが現われると、会場前方に陣取った熱心なファンから声が上がる。披露した曲は、ワールドイズマイン、ロミオとシンデレラ、えれくとりっく・えんじぇぅ、サイハテ、Stargazerの5つだ。
↑大通西11の屋外ステージ。新千歳空港で実施していたKEIさんの個展で、雪ミク関連商品を買った先着250名に、シークレットライブの招待券が配られた。
↑ただでさえ天使のミクさんが限定衣装で(略)
↑緑のケミカルライトを取り出して振るお客さんも。ちなみに遠方から来たミクファンは、空港でのKEIさんのサイン会、雪像・氷像の鑑賞、物販の予約券ゲットと大忙しだったようだ。
チェーンソーアートとライブペイントの競演!
11日の午前中には、チェーンソーアートの巨匠、伴正史氏と、ライブペインティングデュオ“DOPPEL”の“Koutaro Ooyama a.k.a. Mon”氏の2名を迎えてアートショーが実施された。こちらも大通西11の屋外ステージ前が会場だ。
↑轟音と氷しぶきを上げながら、チェーンソーで初音ミクを掘っていく伴氏。
↑Mon氏は、去年のSNOW MIKU 2011にも出演。1.8×5.4メートルの巨大壁画をライブペインティングしていた。
↑完成状態。夜はライトアップされていた。
↑御年61歳の伴氏は、近年、漫画・アニメに題をとった制作で注目を集めている。察しのいい方はもうおわかりかもしれませんが、SNOW MIKUの公式ページには書かれてないのでここはあえて秘密で。
↑屋外ステージ付近には、雪ミクキティグッズを扱うお店もあった。
【おまけその1】週アス的に気になった雪像・氷像をチョイ出し
【おまけその2】雪まつり会場で遊ぶ福岡総編集チョ
↑インドカレーに満面の笑み。
↑イルミネーションロードではダブルピース。
↑もはやミクとか全然関係ない観光客な感じですね……。
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