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Windows Phoneに賭けるノキア! 最新3端末をたっぷり堪能してみた!!:CES2012

2012年01月17日 20時00分更新

ノキアがアメリカ向けのWindows Phoneを発表することで注目が集まったCES2012。ノキアが実際にどのような展示を行なったのかを紹介しよう。

■Windows Phoneでアメリカに“再上陸”するノキア

 ノキアのブースはWindows Phone端末『Lumia』シリーズを前面に押し出していた。Windows Phoneのタイルに由来するカラフルな正方形をベースに、ノキアとWindows Phoneの組み合わせを強くアピール。Lumiaでアメリカのスマートフォン市場に再挑戦するという意気込みを感じさせる展示だった。

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↑ノキアとWindows Phoneを印象付けるブース。

 ブースには『Lumia 900』、『Lumia 800』、『Lumia 710』を展示。ノキアがこれまでに発表したすべてのWindows Phone端末がそろう形となった。以下にこれらの端末を順番に紹介する。

■AT&T向けLTE対応端末『Lumia 900』

 Lumia 900はCES2012開幕前日にノキアが発表した米AT&T向けのフラッグシップ端末。Windows Phone 7.5を搭載し、AT&TのLTEネットワークに対応する。

 端末の外観は『Lumia 800』をひと回り大きくした印象。ディスプレーが4.3インチに大型化しており、重さも18グラム増えて160グラムとなった。しかしディスプレー表面の形状が異なり、Lumia 900では平坦なデザインを採用。そのため0.6ミリの薄型化を実現した。

 ブース内には合計8台のLumia 900が展示されていたが、すべてケースの中。しかし実機を持った展示スタッフが待機しており、声をかければ触らせてもらうことができた。

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↑実機が展示されているものの、ガラスケースの中。
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↑タッチパネルでスペックを確認できる。
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↑展示スタッフに頼んで見せてもらう。こちらはブラック。
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↑こちらはシアン。Lumia 800よりも明らかに大型化している。

 端末背面のLEDフラッシュはLumia 800と異なり、レンズの横に位置している。『Nokia N9』と同じ位置に戻ったのだ。スタッフの説明によると、これは端末内部のカメラユニットとバッテリー配置の都合によるものだという。

 同じくLumia 800との比較では、右側面に位置しているボリューム調節や電源、カメラのシャッターボタンの間隔も異なっている。端末の大型化に合わせて改めて設計が見直されたようだ。

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↑Lumia 800(上)とLumia 900(下)。LEDフラッシュの位置が違う。
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↑同じくLumia 800(上)とLumia 900(下)。ボタンの間隔が異なる。

 OSには、Windows Phone 7.5にLTE機能を追加した“Mango Commercial Release 2”を搭載する。展示機のOSは8100番台の開発ビルドだったが、最終版ではないとの理由でバージョン情報画面の撮影はできなかった。

 公式発表では数ヵ月以内の発売とされているが、3月ごろという情報もいくつかある。現時点ではAT&T専用の設計となっており、色もAT&T向けの2色のみ。今後はほかのキャリアや海外への展開、マゼンタ色の追加にも期待したいところだ。

■ノキア初のWindows Phone端末『Lumia 800』

 Lumia 800はすでにヨーロッパ、アジアで発売されており、秋葉原でも一部ショップで購入可能となっている。アメリカでは2月以降に発売される予定だが、キャリアからではなく、アンロック版としてマイクロソフトの直営ストア『Microsoft Store』で販売される。

 既存モデルとの違いは、対応する通信方式。アメリカ版ではW-CDMAの900MHzの代わりに、AT&T向けの850MHzに対応する。T-Mobileでも使用可能とのことだが、この場合3Gや4Gは使えず、2G接続になってしまうとのこと。

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↑Lumia 800の展示。こちらは実際に触ることができる。
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↑ブラック、シアン、マゼンタの3色がそろっている。

 とはいえ、アメリカではキャリアとの2年契約を前提とした販売が一般的。マイクロソフトによるアンロック端末の直販という新たな試みにも注目したい。

■T-Mobile向けミドルレンジモデル『Lumia 710』

 アメリカ初のノキア製Windows Phoneが『Lumia 710』だ。発売日はちょうどCES期間中の1月11日。キャリアは米T-Mobileだ。

 Lumia 900や800に比べると廉価版ともいえるモデルで、ストレージは8GB、カメラの画素数は5メガピクセルに抑えられている。しかし1.4GHzのプロセッサーと512MBのメモリーは同等。性能面でで劣っていない点はうれしいところだ。

 デザイン上の特徴はカラフルなバッテリカバー。ブラック、ホワイト、シアン、マゼンタ、イエローの5色が展示されていたが、アメリカでの発売は未定とのことだ。

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↑Lumia 710の展示。ブラック、ホワイトの2色。
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↑展示機にはないが、実際にはディスプレーの下にT-Mobileのロゴが入る。

 Windows Phoneの表示言語について、展示機は日本語を含む多くの言語に対応していたが、実際に店頭で販売されている端末には英語、スペイン語、簡体中国語の3種類しか入っていないので注意が必要だ。

■その他の展示

 ほかにもノキアブース内には、ヘッドホン型の展示ブースやアクセサリーコーナーがあったので簡単に紹介しよう。

 ヘッドフォン型の展示ブースは、イギリスやインドでLumiaを発売した際にショッピングモールなどに設置されたものと同じデザイン。Lumiaのプロモーション動画等にも登場している。内側にはLumiaの実機やMonsterブランドのヘッドホンが設置されており、実際に音楽を試聴することができた。

 アクセサリーコーナーには、Bluetoothヘッドセット『Nokia Luna』、バッテリー駆動のスピーカー『Nokia Play 360°』、インナーイヤー型のヘッドホン『Nokia Purity Stereo Headset by Monster WH-920』、オーバーヘッドホン『Nokia Purity HD Stereo Headset by Monster WH-930』を展示。すべてLumiaのカラーに合わせた4~5色のカラーバリエーションが用意されており、コーディネートできるのが特徴だ。

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↑ノキアのプロモーション動画にも登場したヘッドホン型展示ブース。
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↑ヘッドホンやスピーカーなどのアクセサリーコーナー。Lumiaカラーと合わせてコーディネートできるのがポイント。
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↑ヘッドホン担当のPINTEROVAさんにモデルになってもらった。マゼンタがお気に入り。
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↑端末メーカーならではのさまざまなテスト機材の展示も。

ces2012まとめ

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