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【海外端末】ノキア初のWindows Phone『Lumia 800』業界最速レビュー

2011年11月25日 16時11分更新

 Nokiaのスマートフォン戦略大転換となるWindows Phone 7.5 "Mango"搭載の新製品、『Nokia Lumia 800』が発売開始となりました。Nokiaらしさの詰まったWindows Phone、さっそく見てみましょう。

いかにもNokiaなスリーブ
Nokia Lumia 800
↑パッケージはまずはNokiaカラーのブルーのスリーブに入っています。このスリーブには端末のIMEI番号の書かれたステッカーなどが貼ってあるのでパッケージの一部になっています。
端末の特徴を出したパッケージ
Nokia Lumia 800
↑パッケージの形は最近のスマートフォンの流行とも言える直方体。やや大きめですがそれだけぎっしりと中身が詰まっているのかな! と期待させてくれます。
なかを引き出すとLumia 800本体が出てきます
Nokia Lumia 800
↑このあたりも最近のスマートフォンでは標準でしょうか。ただし箱を縦に持つと下から中身が抜けてしまうので、誤って落としてしまいそうにもなりそうな……。
開けてみましょう
Nokia Lumia 800
↑パッケージのなかにはオマケのシリコンケース、マニュアルが紙箱に収められています。そして底面にはACアダプター、USBケーブル、ヘッドセット。
エレガントなデザインの本体
Nokia Lumia 800
↑最近のスマートフォンとはちょっと違ったイメージの本体デザイン。上と下の部分はじゃっかん絞られており、丸みを帯びた側面は手に持つとホールド感がよい感じです。
カメラはカールツァイスユニット
Nokia Lumia 800
↑背面もシンプルなデザイン。カメラ部分には“Carl Zeiss Tessar”とさりげなく表記されています。なお背面は電池カバーにはなっておらず、電池は内蔵で取り外しできません。
実は本体デザインは『Nokia N9』と一緒
Nokia Lumia 800
↑Nokiaが先月発売したMeeGo OS搭載の『Nokia N9』と、このNokia Lumia 800は実は本体のデザインはほぼ一緒なのです。ディスプレーサイズ、側面のカメラボタンの有無、背面のフラッシュの位置が異なる以外、本体のサイズはまったく同じ。
本体上部にマイクロUSB端子&マイクロSIMトレイ
Nokia Lumia 800
↑これもNokia N9と同じ構造です。マイクロUSB端子は蓋を90度開けて使いますがちょっと破損しそうなのが心配。その横にマイクロSIMカードのトレイがあります。iPhone 4/4SユーザーならそのままマイクロSIMカードを入れ替えできるわけですね。
電源ONすると見慣れぬロゴが出てきます
Nokia Lumia 800
↑電源を入れるとまずは“NOKIA”のロゴが出てきます。Nokiaの端末はそのあとに手と手をつなぐアニメーションが出てくるのですが、MangoなLumia 800は続けて“Windows Phone”のロゴと文字が表示されます。NokiaとWindowsって組み合わせ、いまはまだちょっと違和感があるところ。
タイルの色がブルーなのもNokiaらしい
Nokia Lumia 800
↑起動後は他社のWindows Phoneと同じメトロUIのタイルが表示されます。デフォルトの色がブルーなのはNokiaカラーをイメージしているのでしょう。
日本語完全対応しちゃっているんですか!
Nokia Lumia 800
↑さて海外のスマートフォンで真っ先に気になるのが日本語への対応状況ですね。iPhoneは海外品も日本のものと中身は変わりませんし、Androidも表示はOK、FEPはあとから追加できます。ではMangoなNokia Lumia 800はどうでしょう? まずシステムの言語を見ると日本語がしっかり入っています。キーボードを見ると、日本語入力もデフォルトで入っちゃってます!
フリック入力もOKで、ブラウザーも普通に日本語が通ります
Nokia Lumia 800
↑てなことで日本語入力はQWERTYはもちろん、当然フリック&10キー入力対応です。フリックは『IS12T』に搭載のものと同じかもしれません。小さい文字や濁点などが斜め方向に出てくるので打ちやすいです。Internet Explorerでも日本語の利用は問題ありません。
内蔵アプリはNokiaオリジナルもいくつか
Nokia Lumia 800
↑今回購入したLumia 800はイギリス品。そのため内蔵アプリにはBritish Airwaysなどイギリスならではのものも入っています。またNokiaミュージック、Nokiaマップ、NokiaドライブなどNokiaオリジナルのアプリもいくつか。
画質がよくて使いやすいカメラ
Nokia Lumia 800
↑カールツァイス800万画素のカメラユニットを搭載したLumia 800はカメラ性能のよさも特徴です。また画面をタップするとフォーカスをその部分に合わせ、そのままシャッターを切ってくれます。これは結構便利かも。
メイン端末としてバリバリ使えちゃう
Nokia Lumia 800
↑さて全体的な操作感ですが、1.4GHzのCPUを搭載していることもあってか軽快に動いてくれます。動作に引っかかる感じもまったくなく、グラフィックを多用するメトロUIも快適に使えそうです。最初は「どんなもんだろう」と思って使い始めたのですが、素の状態でも十分メイン端末として使えそうです。
週アスPLUSのアプリを入れてみよう
Nokia Lumia 800
↑Lumia 800はMarketplaceから様々なアプリを追加できますが、日本発のアプリとして最近出てきた週アスPLUSのアプリをさっそく入れてみました。海外モデルだろうともMarketplaceで検索し、インストールも可能です。
メトロUIでサクサク記事が読める
Nokia Lumia 800
↑メトロUI対応のアプリは操作性もよく、記事も読みやすいのがいいですね。Windows Phoneを買ったら必須のアプリとしてお勧めしたいです(笑)。全体の動作がサクサク・ヌルヌルなので気持ちいいですよ。
カラバリも気になる魅力の3色
Nokia Lumia 800
↑本体カラーはブラック、シアン、マゼンダの3色。どの色もいい感じですねぇ。プラスチック素材をうまく活かしたカラーリングもNokiaならではという感じでしょうか。
日本で発売してください!
Nokia Lumia 800
↑ディスプレーサイズが3.7インチとやや小さいものの、ストレスなく操作できるLumia 800はこのまま日本で発売しても問題ないレベルの製品に仕上がっていると思います。あとはアプリがもう少し充実してくれればいいのですけどね。カバー類もこれから色々と出てくるので、着せ替えも自由に楽しめます。

 日本ではまだWindows Phone 7.5端末は1機種しかないこともあってか、スマートフォントしてはまだまだマイナーです。SamsungやHTCもWindows Phoneを出しているものの、やはり主力製品はAndroidでしょう。今後Windows Phoneにリソースを集中するNokiaには、ぜひ日本でLumia 800を発売してほしいものです。

山根康宏さんのオフィシャルサイト
香港携帯情報局

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