米ラスベガスで1月10日から開催されるCESに先駆け、レノボが1月6日に新しいThinkPadシリーズの5モデルを発表した。
シリーズ初となる14インチUltrabookに加え、ウィンドウズとAndroidのマルチOSやインテルの次世代CPU採用機など、レノボの本気がうかがえるモデルばかり。米国では4月から順次発売予定で販売価格も発表されたが、日本での発売時期や仕様は未定。
現時点で判明している各モデルのスペックは以下のとおり。
■ThinkPad T430u
世界初となる14インチのUltrabook。最新のインテルCPUを採用し、厚さ約2センチで重さは約1.8キロ。ストレージはHDDとSSDを選択でき、HDD容量は最大1TB。グラフィックは内蔵だけでなくNVIDIAの専用GPUも選択可能。バッテリー駆動時間は最大6時間。価格は849ドル(約6万5000円)から。
■ThinkPad X1 Hybrid
“Instant Media Mode”機能でウィンドウズとAndroidを切り替えて使用できる。Instant Media Mode時はクアルコムのデュアルコアCPUで動作し、動画や音楽再生、ウェブの閲覧が可能。サイズは13.3インチ(1366×768ドット)と昨年5月に発表されたX1と同じ。CPUはCore i3/i5/i7でバッテリー駆動時間は最大で10時間になっている。価格は1599ドル(約12万5000円前後)から。
■ThinkPad Edge S430
14インチで厚さは22ミリ。CPUにインテルの第3世代Core i7プロセッサーを搭載するとしており、CPUの型番は未定だが“Ivy Bridge”搭載ノートの第一弾となりそう。また、インターフェースにはUSB3.0に加えて、ウィンドウズPCとしては世界初のThunderboltポートを採用している。、また、光学ドライブの代わりに1TBのHDDを選択し、最大で1.5TBのストレージを搭載可能。グラフィックはCPU内蔵かNVIDIAのGPUを選択できる。価格は749ドル(約5万8000円)から。
■ThinkPad Edge Eシリーズ
14インチの『E430』と15.6インチの『E530』を用意しており、Thunderboltポートはないものの、SSD容量を最大で1TBまで選択でき、CPUは第3世代Core iプロセッサーとAMDのFusion APUを用意する。APUモデルでは型番がそれぞれ『E435』と『E535』となる。こちらも詳細は未定だが、APUは現行の“AMD Aシリーズ”の後継となる“Trinity”を搭載できるようになりそうだ。また、ストレージ容量など一部のスペックに制限があると思われるが、11.3インチの『E130』と13.3インチの『E330』も発表。価格は549ドル(約4万2000円前後)から。
■Lenovo Bシリーズ
エントリーユーザー向けのモデルで、14インチの『B480』と15インチの『B580』を用意する。第3世代Core i3/i5/i7かAMDのFusion APUを選択可能。
価格は499ドル(約3万8000円前後)から。
日本での発売や詳細なスペック情報は続報が入り次第お伝えします。
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