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RIMプレス説明会レポート「BlackBerry Bold 9900は日本でも本気で売りますよ(キリッ」

2011年10月20日 23時53分更新

 BlackBerryシリーズのメーカーであるリサーチ・イン・モーション(RIM)は、日本のプレス向けにドコモ冬春モデル『BlackBerry Bold 9900』の解説と、日本での販売戦略について説明会を行ないました。

 プレゼンターは、東南アジアおよび韓国、日本を統括するリージョナル・マネージング・ディレクター、グレゴリー・ウェイド氏。副社長に当たるウェイド氏自らプレゼンを行なうあたり、RIMの日本市場にかける本気度が伺われます。
 

RIMプレス説明会
↑アジア地区を担当して6年になる、RIMのグレゴリー・ウェイド氏。

 ウェイド氏によると、現在BlackBerryユーザーは世界で7000万人にもおよび、スマートフォンのシェアとしてはいまだトップクラスを誇るとのこと。
 また、BlackBerryの優位性として、“スピード”、“効率性”、“目を引くデザイン”、“セキュリティー”、“信頼性”の5つのポイントを紹介。プッシュ式のメッセージサービスや、QWERTY配列のフルキーボードによる入力のしやすさ、帯域をあまり使わないキャリアに優しい仕様など、ほかのスマートフォンとは違う点をアピールしました。

RIMプレス説明会
↑BlackBerryの優位性として5つのポイントをアピール。
RIMプレス説明会
↑BlackBerryの人気の秘密は3つ。世界約7000万人のユーザーで形成されるコミュニティーと、豊富なラインアップ、そして各種SMSの使いやすさとのこと。

 さらに、同社では「'12年から'13年にかけてスマートフォンの販売台数は2倍になり、 2人にひとりはスマートフォンを持つようになる」と予測。
 そのなかで、日本のユーザーはハイエンド志向ということもあり、同社の複数のラインアップのなかからハイエンドの『BlackBerry Bold 9900』で日本市場に勝負をかけていくとのことです。

RIMプレス説明会
↑RIMのフラッグシップモデル『BlacBerry Bold 9900』はNFCも搭載。ほかのNFC対応デバイスとデータの送受信などが行なえる。

 その『BlackBerry Bold 9900』の解説では、特にスピードが強化された点を強調。OSに最新バージョンの“BlackBerry OS 7”を採用し、ウェブブラウザーを改良したことにより、描画速度が前バージョンの3倍も高速化。
 さらにタッチパネルはスクロールや画面の切り替えにもたつきがなく、スムーズな操作が行なえるようになっているとのことです。

RIMプレス説明会
↑ウェブブラウザーのスピードは、9780などが搭載する前バージョンのOSと比べて40パーセントも向上したという。
RIMプレス説明会
↑ストレート型のBlackBerryとしては初めてタッチパネルを採用。直感的な操作が可能となる。

 海外市場では、すでに175ヵ国、600以上のキャリアで提供されており、欧米だけでなく東南アジアでの普及率も高いBlackBerry。iPhoneやアンドロイドの台頭でシェア争いが激しくなるなか、世界市場の中では唯一RIMのシェアが低いのが日本なのです。
 これまで日本では、グローバル市場でのリリースから1年以上もたってから発表、発売されることも多かったが、今回はそのタイムラグを最小にした印象。日本における『BlackBerry Bold 9900』とRIMの今後の動向には、要注目です。

BlackBerry Bold 9900おもなスペック

OSBlackBerry OS 7
CPUMSM8655(1GHz)
ディスプレー2.8インチ液晶(640×480ドット、287ppi)
カメラ約500万画素(フラッシュ、手ブレ補正)
動画720p撮影
メモリーRAM 768MB、ROM 8GB
バッテリー1230mAh
3G通信速度下り14Mbps、上り5.7Mbps
無線LAN802.11a/b/g/n
インターフェースマイクロUSB、Bluetooth、NFC
センサーデジタルコンパス、加速度センサー、近接センサ―
本体サイズ/重量約66(W)×12.3(D)×115(H)mm/約130g

 

●関連リンク
リサーチ・イン・モーション
BlackBerry Bold 9900 製品ページ(ドコモ)

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