●インテルカンファレンス
インテル吉田社長がUltrabookをアピール |
まずはインテルのカンファレンス。スピーカーはインテル株式会社代表取締役社長の吉田和正氏。当然ステージにはUltrabookが鎮座し、22nmプロセスで製造される2012年の新CPU“Ivy Bridge”のウェハーを掲げ、2011年Q4からはじまるUltrabook構想を改めてアピールしました。
米国本社の副社長ムーリー・エデン氏も絶賛する東芝機 |
講演のなかでは米インテルの副社長であるムーリー・エデン氏のビデオメッセージを公開。そのなかでエデン氏は、東芝のUltrabook『dynabook R631』を“アンビリーバボーデバイス!”と大絶賛していたのが印象的でした。
サイバーダインのロボットスーツ『HAL』 |
また、講演では“技術は人を幸せにするために”というテーマで、サイバーダインのロボットスーツ『HAL』を紹介。HALは脳から筋肉へ送られる微弱な生体電気信号を皮膚に貼ったセンサーで検出し、ロボット部分に伝えるシステムになっているそうです。
介護支援などさまざまな分野で応用できそう |
この“微弱な生体電気信号”というところがミソで、たとえばけがをしてうまく手足が曲げられないような状態でも、脳みそから筋肉へ動け!という命令は出せます。なので、手足にHALを装着すれば、曲がれと考えるだけでロボット部分が曲がり、腕や足のリハビリに使えたりするわけです。
そして、なぜインテルがこういったロボットを紹介するのかなーと思ってブースで質問してみると、どうやらこのHALにはAtomが採用されているということがわかりました。納得。
●アスキーブース
取材中で誰もいませんでした |
カンファレンスが終わってまっ先に立ち寄ったのが、弊社のアスキーブース。今回のCEATECは我々も展示者なんですよね。でも、Ustreamスタッフは絶賛取材中だったようで、誰もいませんでした。そりゃそうだ。
●パイオニアブース
『AR HUD』はかっこいいけど実用的にはどうだろう? |
気を取り直して向かったのがパイオニアで、最も注目を集めてた参考出品機器は『AR HUD』。HUDはHead Up Diplayの略で、ARはご存じ“拡張現実”(Augmented Reality)のことで、早い話がARディスプレーです。
フロントガラスとドライバーの中間に設置 |
AR HUDは自動車のルームミラーのあたりに設置し、光源はRGBレーザーでナビを投影し、フロントガラスの上部に重なるようにナビを表示していました。見た感じ、未来的でわくわくしましたが自分が運転中に使うのはちょっと……と思いました。僕の場合、どうしても地図のほうに意識が行っちゃうので。実用化されても、現行ナビのように停止中しか操作できないとか、そういった縛りがありそうな予感です。
新たな肩乗せ系オーディオ『STZ-D10Z』 |
9月にリリースされ、11月中旬発売予定のポータブルミュージックシステム『STZ-D10Z』(5万5000円前後)も展示。肩乗せ心がくすぐられます。
ダンスバトル支援機能を搭載 |
ダンサーをメインターゲットにしている“STEEZ AUDIO”シリーズの最もインパクトのある製品ですが、それはデザインからも容易に想像できました。が、さらにダメ押しするようなダンスバトル支援機能がおもしろい。
曲の終了10秒前に告知が鳴るように設定したり、ラウンド数を決められたりと、まるでMCとDJの役割をこの1台が担うかのような働きぶりに感動しました。
こんな感じで早く試したい |
しかし、僕にとって重要なのは、米国の敬愛すべきオールドスクールのブラザーみたいに“かつげる”か“かつげないか”だけなので、ひとまず早めに貸してかつがせくださいと頼みこんできました。ちなみに重量は7.4キロと、以前かついできたブラザー達(関連サイト)よりも0.6キロほど重いので、いまから肩がうずいて仕方ないですよ。
●インテルブース
ARでTシャツの色やロゴを変化させる |
インテルブースではARを利用した試着システムを展示。CPUはXeonを使っているとのことで、結構負荷高い作業をやっているんだ!と驚きました。メガネのAR試着サービスなども始まっているぐらいなので、将来的にはすべて家で試着してオンラインショッピング!というものぐさライフが送れそうです。
かるたもできる? 巨大マルチタッチ液晶 |
46インチのマルチタッチ液晶“タクト”はCPUにコアi7を搭載。複数人で同時にタッチしても認識するので、かるたとかもできそうです。
●東芝ブース
丸裸にされたUltrabook『dynabook R631』 |
Ultrabook『dynabook R631』の内部構造をあらわにしたクリアーボディーを展示。うぇっへっへ、あんさんこんなところやあんなところが丸見えだぜ、と重量1.12キロ、最厚部15.9ミリを実現したハニカムリブ構造を発売前になめるがごとく堪能してきました。
たとえるなら、付き合う前にいっしょにお風呂に入っちゃうような背徳感と高揚感がそこにはありました。まあ、そんな極楽湯入ったことないんですけどね。
●シャープブース
“ICC”で美麗4K映像にアップコンバート |
シャープの60インチ4K液晶テレビは“ICC”技術でフルHD映像を4K解像度にアップコンバートした映像デモを実施。通常のアップコンバートよりも高画質な映像になるとのことですが、こればっかりは同インチのほかの4Kテレビと横並びで見ないとわからないですよね。
●加賀ハイテックブース
Androidのネットワークメディアプレーヤー |
Android2.2を搭載するネットワークメディアプレーヤー『MeoGate』で、HDMI出力で液晶テレビにフルHD出力できる代物。本体のLAN端子(100BASE-TX)をインターネットにつなげば、テレビでウェブブラウンジングも可能です。
●再びアスキーブース
Ustream中継で大盛り上がり |
僕はというとすごく楽しそうに中継してるのを横目にコンパニオンのお姉さんにハァハァし、帰路につきました。良く考えてみたら、かまってくれないのなら特に用はなかったんですよね。とっとと帰って原稿書けって話です。みなさんもお近くに来る際はぜひ立ち寄ってみてください。ひょっとしたら忙しそうに原稿を書いている編集者の姿が見られるかも。
お姉さんも待ってるぜ! |
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