週刊アスキー

  • Facebookアイコン
  • Twitterアイコン
  • RSSフィード

【新着ほやほや】かつぐだけで彼女ができる大型オーディオ『SP-XA6802』&『RV-NB70-B』

2011年04月17日 22時24分更新

20110415TDKandVictor2

RV-NB70-B(左)

●発売元 日本ビクター
http://www.jvc-victor.co.jp/
●予想実売価格 3万4000円前後(4月下旬発売予定)

SP-XA6802(右)

●発売元 イメーション
http://www.tdk-media.jp/audio/speaker/xapremium/concept.html
●予想実売価格 4万5000円前後(5月15日発売予定)

 『RV-NB70-B』はアンプ部の実用最大出力がフルレンジ5W×2、ウーハーが15W×2とかなり重低音サウンドに力点を置いたモデルだ。CDプレーヤー、iPhone/iPodドックのほか、USBポートを備え、USBメモリー内のMP3やWMAも再生できる。

 対して『SP-XA6802』は、USBメモリー内のMP3やWMAの再生はできるものの、CDプレーヤー部やiPhone/iPodドックがない。その代わり、iPhone/iPod用のUSBケーブルが付属する。アンプ出力は10W×2と大きく、『RV-NB70-B』と比べ、角ばったデザインが特徴的。

 どちらも単1乾電池×10で駆動し、重量6.8キロ(乾電池含まず)で、持ち運べるようにショルダーストラップ付属など、なにかと共通点が多い両製品。ギター入力(6.3ミリプラグ)を備え、エレキギターの練習用アンプになる点も一緒なんです。そこで、持ちやすさや使いやすさを主軸に実際に触って比較してみました。

かついでみた
20110415TDKandVictor
20110415TDKandVictor

 『SP-XA6802』は上部に取っ手があるぶん、かついでもかなり安定する。それに比べ、『RV-NB70-B』はちょっと手を伸ばして両端にあるウーハー前の取っ手をつかむ以外、片手ホールドは難しい。バズーカのように片方の手を添えて持たないと安心して持ち運べない。

肩に掛けてみた
20110415TDKandVictor
20110415TDKandVictor

 肩掛けは肩乗せに比べて、どちらも安定して持ち運びできた。しかし、ショルダーストラップの出来は、カチッと小気味良い音でワンタッチで取り外しできる『SP-XA6802』の圧勝。『RV-NB70-B』はストラップホールを通して、プラスチックの留め具などをつけるので取り外しがめんどうくさい。

ストラップがめんどう
20110415TDKandVictor
ワンタッチでストラップ着脱
20110415TDKandVictor

 正直、本物のギター用アンプ並みの音は期待していなかったが、『SP-XA6802』はなんのエフェクトもかかっていないシンプルなサウンドがジャラーンと出た。驚いたのは『RV-NB70-B』の音で、エフェクト設定が“Flat”でも、ある程度ディストーションがかかったようにギョギュワ~~~ン!と鳴り響いた。“Beat”に変えると、ベース音がグッとパワフルになり、いい感じに迫力が増した。これなら「Marshallのいいやつを買うまでこれで練習してもいいかな」、と思えるほど。

ギターを弾いてみた
20110415TDKandVictor
20110415TDKandVictor

 まとめると価格が安く、ギター入力の音がおもしろい、iPhoneドックやCDプレーヤーなどフル装備なバズーカ、もとい『RV-NB70-B』が好感触。しかし、高級感があるしっかりとしたデザインや持ち運びやすさを考えると『SP-XA6802』は2歩も3歩も先を行くといった印象です。あなたならどちらをかついで街に繰り出しますか?

20110415TDKandVictor
この記事をシェアしよう

週刊アスキーの最新情報を購読しよう