4K2Kディスプレーやら、LTEスマホやらが話題になっているCEATECですが、大々的に発表されなくても、各メーカーのブースには注目の技術がしれっと展示されています。今年は充電技術でおもしろいものが目立っていたので、まとめて紹介します。
超速充電バッテリー(NTTドコモ) |
既存のスマートフォンの充電を10分で完了できる技術のデモ。バッテリー内蔵のジャケットを使用し、電源がない場所でも、スマホのバッテリーが切れたらジャケットから充電できる。
通常充電の0.51アンペアに対し、超速充電は5.63アンペアと、約10倍の高い電流を利用する。 |
充電用のケーブルもマイクロUSBではなく、高い電流に耐えられるものを使用。 |
磁場共鳴方式ワイヤレス電力伝送(TDK) |
ケーブルなどの接続がいらず、スタンドに置くだけでヘッドホンやスマホを充電できる技術。似た技術に、国際標準規格“Qi”に採用されている“電磁誘導方式”があるが、電磁誘導方式では給電側の機器と受電側の機器を密着させる必要がある。磁場共鳴方式では、ある程度の空間があっても送電できる。雑に置いても充電できるのがメリット。
ヘッドホンをスタンドから離しても、給電ランプは点灯したまま。 |
スマート充電ステーション(NEC) |
電気自動車の充電ステーション……だけだと、NECとはちょっと関係が薄いような気がしますが、クラウドを活用した運用保守や利用者への情報提供まで含めたサービスなのがポイント。
クラウドとは直接関係ないが、充電の手順が詳細に書かれているのがリアル。 |
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